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2012年五輪男子アジア地区予選 日本代表対シリア代表(アウェー戦)【1:2】

欧州在籍組を招集できず,更に攻撃面での頼みの綱である清武がふくらはぎの故障でチームを離脱するという状況で迎えた天王山。守備面でこのチームの屋台骨を支えてきた山村が故障から復帰したことと,本来はシリアのホームで行われる予定が,シリアの政情不安という理由からヨルダンに会場を移したこと等のプラス材料を考慮しても,苦戦は免れないと思われたが,それにしても前半戦の日本代表はひどかった。

日本のホームゲームの時に比べてシリアのチェックが遥かに速く,その試合でも得点を挙げた相手の10番が,この日ピッチにいた誰よりも技術が高かったこと,更にピッチ・コンディションが想像以上に悪かったことを差し引いても,この日の日本はアジアを代表して世界大会に出るレヴェルにはなかったと言わざるを得ない出来だった。
特にセンターバックとボランチという守りの要を任された4人の出来は,目を覆うばかりだった。

確かに失点は2点とも,本来の権田なら防げたものだったかもしれないが,必要以上にピッチ状態を意識しすぎてロングボールに頼った展開にしてしまった時点で,こういう結果になることはある程度予測できたはずだ。
ボールを失い続けた山村に代わって扇原が入り,せっかく少しリズムが出てきたのに,終盤になってボールを落ち着けることが出来なかったことが,最後の相手のロングシュートを生んでしまったと言っても過言ではないだろう。

これでロンドンへの道は限りなく遠のいてしまったが,勿論サッカーはロンドンの後も,延々と続く。
山村のボランチについては協会の指導陣が早々に見切りを付けて,1日も早くCBにコンバートし,永井と酒井はこの2年のうちにJリーグで結果を出して,欧州に渡ってほしい。
今日の悔しさをバネにして,彼らがブラジル,そしてカタールで羽ばたいてこそ,この屈辱に意義が生まれるのだ。
泣くな,権田。サッカー人生の本当の本番は,これからだ。
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