たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

夏はやっぱりカブトムシ-2

2012年08月14日 | 夏はやっぱりカブトムシ

Srimg101920120807kabuto3

 8月7日(火)は、「夏はやっぱりカブトムシ」の最終回。送迎参加のファミリー会員3家族6名と、今年最後の夜の森を楽しんでまいりました。予定どおり19時にスタート。樹液ポイント№1の木は空振りでしたが、№2にはオスとメスが1匹ずつ来ていて、隣の木にもメスが来ていました。お母さんたちは撮影会!? カブトムシは、撮ってからでも採らせてくれますからねぇ~。

Srimg097020120807kabumesugaatamani

 №3の木ではケースに入れられる前に、メスが子どもの手から脱出して帽子へとよじ登りました…。まあ、カブトムシにしてみれば、撮られるのはいいけれども採られるのはいやなわけで、チャンスさえあれば逃げだしますよね。帰り際には、お母さんの服の中へもぐりこんだメスもいましたが、これは下からよじ登ってきたのかな?

 人間だって同じです。かなしいかな、相変わらずいじめによる自殺が後を絶ちませんが、危険な状況からはまず逃げないと! 無理して学校になんか行かなくてもいいんです。ひとたびこの世に生れ落ちたら、まずは食う。とりあえずは逃げてでも自分の身を守りながら、大人になって自分の遺伝子を残す。これは、すべての生きものに共通していることです。

 根元に腹部を鳥に食べられたメスがひっくり返ってもがいていた木もありましたが、帰りにはなんと樹液が出ている場所まで木登り中! お腹はなくても腹はへるのかぁ…。これは昆虫だからこそなせる業ですが、生きものはみな命ある限り生き続けなければいけませんよね。

Srimg100420120807aoosamusi

 セミの幼虫かなにかを食べていたアオオサムシです。鳥にお腹を食べられたあと、今度はさらにアオオサムシやアリに食べられていたカブトムシもいましたが、まあ、人間だって活造りを食べるからなぁ…。 

Srimg097920120807natukabu

 このあと№4から№9の木はメスが中心で、あとはオスが出てくるといいなぁ~と思っていたら、1日にあきらが見つけてくれた№10の木には、なんとけっこう立派なオスが4匹とメスも来ていました。№11・12に来ていたカブトムシはパス。コクワガタ2ペアはキープです。あとはもう、大きなオスがいたら入れ替えるだけですね。Uターンして№2の木まで戻ってくると、しおんの目の前に特大のノコギリクワガタのメスがぽとりと落ちてきました。そうかぁ~、こういう採り方もあるのか!?

Srimg099020120807asigurotuyumusiyoc Srimg099420120807hagurotonbo

 相変わらずストロボがいまいちですが、アシグロツユムシの幼虫や未熟なハグロトンボも見ることができました。

Srimg103120120807aburauka

 セミの羽化も見られるといいのですが、ここはあまり期待できない…。でも、まさパパが一生懸命探してくれたおかげで、羽化していたアブラゼミを見てもらうことができましたね。

 たか爺はこの日で、夜の森からは解放されました。「ホタル狩りと暗闇体験」は1回だけになってしまったし、「夜の森探検隊」は下見も含めて7回、「夏はやっぱりカブトムシ」も下見を含めて4回だったので、今年は全12回。例年より少なくて助かりました。

 あっ、でも、ほんとはそんなこと、ブログに書いちゃダメじゃんねぇ…。夏の夜の森のワンダーワールドを、1人でも多くの子どもたちに体験してもらうことが、たか爺の使命なわけですからね。ワンダースクールとしては川遊びモードに入る8月中旬から下旬の夜の森も、いったいどんな感じなのか一度見てみたいところなので、あとは予約にてよろしくお願いいたします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏はやっぱりカブトムシ事前調査

2012年07月26日 | 夏はやっぱりカブトムシ

Srimg038920120723arama

 7月23日(月)の事前調査は、キッズアシスタントの参加希望がなかったので、「夏はやっぱりカブトムシ」のほうだけにして、たか爺1人で行ってきました。「スズメバチ注意」の注意書きを立てて、ロープで囲っておくだけで十分なのに、今年はビニールぐるぐる巻き作戦のようです…。まあ、ハナバチやハナアブ1匹花に来ているだけで、大騒ぎするようなお母さんたちのクレームを受けての対応なんでしょうね…。そんなことより、どうしたらハチに刺されないか、子どもにちゃんと教えてあげているのかな?

Srimg038420120723kabutof Srimg038820120723akabosigomadara

 早々と出てきていたカブトムシと、4~5頭は見かけたアカボシゴマダラです…。

 16時半から18時まで樹液ポイント回り。昨年とはだいぶ変化していましたが、子どもたちを1人ずつにする場所だけでも、ビニールぐるぐる巻き3本も含めて7本は期待できそうだし、他にも途中で見に行ける木が何本かあるのでひと安心です。トラップを放置したままにしていたり、木の根元を掘りまくったりするお父さんたちには困ったものですが…。

Srimg038620120723oobagibosi Srimg040420120723yamayuri

 林床に咲いていたオオバギボウシとヤマユリです。ヤマユリは匂いで気づきましたが、この花だけしか見つかりませんでした。

Srimg040820120723gomokuhiyasi

 お気に入りだったラーメン屋がつぶれてしまったので、山田うどんで冷やし五目そばを食べて夜を待ちます。

Srimg043020120723kabuto5tokokuwa Srimg041720120723kabutomf

 途中から数えるのをやめてしまいましたが、カブトムシの心配はなさそうです。多分必要ないとは思うけれども、万が一当日いくらも出てこなかった場合の保険用に♂7と♀5、コクワガタ♂4・♀4とノコギリクワガタの♀1だけ持ち帰りました。

 20時には帰ろうと思っていたら、バイクでポイント回りをしてノコギリクワガタの♂を探していた若いお父さんに会って、情報交換をしながら再びポイント回り。男の子2人を連れたお父さんも現れて、カブトムシが来ている木にもご案内です。結局21時になってしまいましたね…。

Srimg041020120723oomikobijyoo

 多分未交尾のオオスズメバチの女王蜂は、ズームなしでも撮らせてくれました。明るいうちは他のオオスズメバチの働き蜂たちが集まっていた木に暗くなってから現れてお食事とは、なんだかけなげで悲哀さえ感じてしまうのは、たか爺だけ?

Srimg042520120723kisitaba Srimg043420120723hagurumatomoe

 キシタバとハグルマトモエは、今年は初見です。

Srimg0437201207233shot

 最後に、モンスズメバチ・ムクゲコノハ・カブトムシの3ショットを。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする