オオムラサキ 幼虫
1月12日(日)は、大泉ICから羽生ICまで外環&東北道をひとっ走り。加須市大越昆虫館主催「冬の昆虫、植物観察会」のお手伝いに行ってきました。まあ、お手伝いというよりも、埼玉昆虫談話会のお師匠さんたちに勉強させてもらいに行っているようなものだけれども…。
ゴマダラチョウ 幼虫
どこが違うかわかりますよね? ちなみにアカボシゴマダラは「特定外来生物」なので、たとえ幼虫でも生きたまま移動したり飼育したりすると犯罪になります!
シロオビフユシャク♂
ケヤキの樹皮下で越冬する小昆虫
越谷市健康福祉村
2025年1月9日採集
1種ずつでも撮ってはおいたものの小さすぎてみんなピンボケで…。これだけ載せておきます。ヒメカメノコテントウ、モンクチビルテントウ、ムツボシテントウ、マルカメムシ、ヤノナミガタチビタマムシの5種でした。
上の標本の解説中です。
テーブルの下に置かれたポリバケツには、ジャコウアゲハの蛹が入っておりました。
羽化を観察してみたい方用のお土産ですね!?
ジャコウアゲハ 蛹
でも、縦に撮っておかないと「お菊虫」には見えないかぁ…。全体の色合いやオレンジ色の突起が何となく艶っぽいかも!?
オオカマキリとハラビロカマキリの卵鞘です。
ビオトープ池は凍っておりました…。今年も最後に生きもの探しをする予定なのかな。
「冬の昆虫、植物観察会」は午前10時半にスタート!
参加者は5組9名。ワンダースクールから参加予定だった2家族6名はキャンセルとなりましたが、1家族2名が当日参加してくれてよかったです。
まずはレクチャータイム。
配布資料のオオムラサキ ゴマダラチョウ アカボシゴマダラの幼虫の見分け方、カマキリの卵鞘、クロ系アゲハの蛹の比較、冬芽と葉痕、くっつきむし、フユシャクなどに関して、実物も見せてもらいながらレクチャーしてもらいました。
このエノキだとゴマダラチョウの幼虫探しは大変そうかな。以前郵便局のほうにあったエノキは伐られてしまったようで、現在昆虫館の庭に積まれています。これはこれで、ヤマトタマムシが楽しめていいんですけどね!?
草刈りされてさっぱりした利根川の土手へ出て。
近年発生数が増加傾向にある越冬中のイネカメムシを探してみてもらいます。「イネカメムシについて」は、埼玉県のホームページをリンクしておきますのでご参照ください。
たか爺は鳥の羽根を発見!
かなり見つかったので、キジあたりが何かに襲われたか食われた場所だったのかな。鳥の羽根は年末にほぼ処分済みなので、もう拾い集めたりはしませんけど…。
土手の上に出て、利根川の上流方向。河川敷には鯉のぼりの絵が道のように描かれています。どこが公園と呼んでいいものか考えてしまいますが、ジャンボこいのぼりで有名な利根川河川敷緑地公園ということになっているようです。
下流方向ですね。
土手にやたらと飛んでいたのは?
ユスリカsp.
こちらです。
イネクロカメムシ
ヨツボシテントウダマシ
以上は、Sさんが土手で見つけていたものを撮らせてもらいました。さすがですねぇ~。
イネカメムシ
土手では見つかりませんでしたが、なんと昆虫館の庭のブロックの下で越冬中。
解説中です。
ビオトープ池の生きもの探しも始まりましたね。
キンブナ
と、伺いましたが、たか爺にはよくわからないなぁ…。
ミズカマキリ
2頭見つかりました。
あとはミナミメダカ、ヌマエビsp.、イトトンボやシオカラトンボのヤゴなど。なぜか今年はギンヤンマかクロスジギンヤンマのヤゴが見つかりませんでしたね。
ヤノナミガタチビタマムシ
で、いいのかな? たか爺がはがしてみたケヤキの樹皮下からけっこう出てきましたが、チビタマムシもいろいろいるからなぁ…。
ヒメコバネナガカメムシなど
と、いうことにしておきますか…。
ワンダースクールでも来月には「冬のクワガタさがし」を開催予定ですが、冬の虫探しは宝物探しみたいでとても楽しいですよ。でも、小さすぎてまともな写真が撮れなかったり、撮れていたとしても調べるのに苦労して結局謎のままだったり…。まあ、だからおもしろいんですけれどもねぇ~。