風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

カポエイラ

2006-09-21 | 日常
京都西小路五条のジャスコでイベントの一つとしてカポエイラという格闘技(踊り)を見た。
若者二人が音楽(何拍子?)に合わせて手や足を太極拳を速くしたように動かし体をくねらせる。

カポエイラとは南米のブラジルがポルトガルの植民地だった頃、奴隷には格闘技が禁止されていた。(武器を持たない奴隷が支配者たちに抵抗するために体を鍛え武器にしたので)。そこで奴隷たちは音楽に合わせて、ダンスにカモフラージュしながら練習をしていた。それが元になってできたといわれる伝統芸でありスポーツ。

華麗でアクロバット技の数々とアドリブをきかせたインプロゼーション(即興)で、お互に歯車のように動きを噛み合わせ、独特の音楽のリズムに乗りながら闘うというもの。

たかが“若者の変な?踊り”と思っていたのが、こんなに歴史があり意味のある踊りとは・・・。がんばれ若者!

このグループの名前はCordao de Ouro(コルダマン・ジ・オウロ)という。

あきれてものが言えない

2006-09-06 | 社会
電機大手の偽装請負などマスコミ報道について労働組合・電機連合は「偽装請負がなかったことが確認され(た)」とあわてて委員長見解を出した。
電機職場で働いてきたひとりとして、まったく実態を見ない調査?結果に唖然とした。

偽装請負については政府(厚労省)も連合も「職場に蔓延している」(高木会長)として、その解消に積極的に取組む姿勢を見せている。厚労省も法違反を取り締まるために9月4日、新たに通達を出したところだ。

大企業の派遣や請負使い捨てで「ワーキングプアー」が大量に生み出され、これだけ社会問題化しているのに、その事実すら認めようとせず大企業の法違反を免罪しているのは電機連合だけだ。
連合の高木会長が朝日新聞のインタビューの中で「協力・幇助してきた」と述べ、大いに反省しているのとは大違い。

電機連合は数十万人の社員を職場から追い出す「リストラ」にもすべて賛成し、賃金が社員の3分の1以下といわれる派遣や請負の大量導入に協力してきた。
今日の労働者の格差拡大・貧困化を招いた責任の一旦は電機連合にもあるといっても過言ではない。

いま電機連合に働くものの立場に立った取り組みを求めるのは無理なのか。