風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

「夏まつり」と「泥の河」

2010-07-29 | 日常
                映画「泥の河」より

井上陽水が唄っている「夏まつり」(作詞・作曲も本人)という曲がある。
数多い彼の作品の中では、あまりヒットしていない曲?で、オレも最近までは知らなかった。

この曲を聴き、この映像をみていると、夏の盆踊りや秋祭りでの楽しかったガキの頃を思い出す。それともう一つ、すぐにオレの脳裏に、映画「泥の河」が蘇ってきた。

映画「泥の河」は、1977年に発表された宮本輝の小説で、1982年に小栗康平監督により自主制作された映画だ。(あらすじはここから
そんなに映画好きではなかったが、当時、青年運動に没頭していたオレに強烈なインパクトを与えたことは確かだ。その後も、映像の一場面一場面がずーと頭の中に残っている。

特に、「楽しみにしていた天神祭りがきた。初めてお金を持って祭りに出た信雄は人込みでそれを落としてしまう」(あらすじ解説より)、あの場面は忘れられない。
地味で暗い(画面も暗い?)映画だったが、オレの心に残る映画NO.1だ。

井上陽水の「夏まつり」は、楽しかった「夏まつり」ともう一つの暗い「夏まつり」を想い出させてくれた。

泥縄?一夜漬け?

2010-07-27 | 趣味
レッスンを受けているダンススクール5周年記念パーティーにピンチヒッターで出ることになり大慌てしてる。

出場を予定され、懸命にレッスンされていた方が病気で出れなくなり、急遽オレにということになってしまった。

さあ大変!なんせパーティーは8月1日、日にちがない。しかも、会場がグランド プリンスホテルという立派な?ところでだ。
他のメンバーはベテランで、すでに相当練習も積んでいる。えらい出遅れだ。

当日は先生と組むことになった。みんなは、「先生がリードしてくれるから、立っとたらいいんや」というが、そんな訳にはいかない。見ている人の目は先生の素晴らしいステップに注がれる、ということはオレの下手さがより際立つということだ。

先週からは通常の練習に加えて、先生にプライベートレッスンを受け、夜は、暗くなってから近くの公園で1時間くらい汗びっしょりになりながらシャドーをやっている。

あと、今日を含めて3回しか練習がない。まだステップの順番すら覚えきっていないのに…。
えらいプレッシャーで、夜中に目が覚めたときにも頭も中でステップを踏んでいるような状態だ。

“泥縄”といわれようが“一夜漬け”といわれようが、もう逃げられない、がんばるしかない。
クソ暑いのにきょうもこれから練習だ。

いろいろな「再会」

2010-07-21 | 趣味
今回は「再会」という曲の紹介です。
オッチャンらの世代は、「再会」と聞くとすぐ浮かぶのはあの松尾和子の「再会」です。♪会え~なくなって~♪というやつ。

最近もう一つキム・ヨンジャの「再会」も、なかなかご婦人方に人気があってカラオケでもよく唄われている。

ちょっと変わったところでは、シャンソンの「再会」。こちらの方はシャンソン界の重鎮、金子由香利と嵯峨美子の「再会」があるが、オッチャンは後者がピカ一だと思う。


    (嵯峨美子)

他にも「再会」という曲はあるようだが、オッチャンの一番のおすすめは男の「再会」、あの杉田二郎の「再会」だ。


    (杉田二郎)

たまたま聴いた時からぞっこん惚れ込んで、カラオケで早く唄えるようにいま特訓中。

暇な人、ほんまに暇な人だけでいいですよ、紹介した4つの「再会」を聴いてみてください。

生い立ちの景色⑲ オレも一人前

2010-07-08 | 生い立ちの景色
1957年7月。11歳の夏。

夏休みがやってきた。今年の夏休み、オレには一つの目標があった。それは、今年こそ泳いで淀川を渡ることだ。
去年も何度か挑戦したが、途中まで行っては引き返すの繰り返しで、今年に持ち越していたのだ。

夏休みになると、朝の10時ころから夕方の5時くらいまで、毎日淀川で遊んだ。
ここしばらく雨がなかったので、向こう側の底が少し顔を出していて、川幅もちょっと狭くなっている。
この日、オレは朝から決めていた。きょうこそ何がなんでも渡る、どんなことがあっても引き返さないと。

思い切って飛び出した。クロールで行けるところまで行って、しんどくなったら平泳ぎにと決めていた。途中、思ったより流されるのでやや斜め上に向かうようにしたら、こんどはなかなか前に進まない。ほんまに行けるのか、少し心配になったが後ろを向かずに必死で泳いだ。

だんだん岸が近づいてきたが、ピッチを上げすぎたのか、だいぶしんどくなってきた。もう足が着けるのかと立ってみたら、水嵩は胸あたりまでだが、流れに足元をすくわれ歩けない。もうちょっと最後の力をふりしぼった。

やっと着いた。水嵩が腰のあたりまでになったので、残りは何とか歩けた。ヤッター!ヤッター!ついにヤッターぞ~!。
小さいころから大人に、「淀川を渡れるようになったら一人前」といわれてきた。泳ぎでは、オレもこれで大人の仲間入りやと思ったらムチャうれしくなってきた。げんこつで水面を思いっきり叩いた。

晩ごはんの時、「オレ泳いで渡れるようになったで!」といったら、おっ父は、「そうか!」といってニヤリとした。おっ母は、「気をつけなあかんで」といった。
晩飯を食って早めに蚊帳の中に入ったが、昼のことを思い出したらなかなか寝付かれなかった。腹ばいになって少しクロールの練習をした。

きょうは縁側から入ってくる風が涼しい。うちわで扇いでいたらいつの間にかいびきをかいていた。

今月のおすすめ曲 “サマー・ラブ”

2010-07-06 | 趣味
今月のカラオケおすすめ曲は夏にぴったりの“サマー・ラブ”(作詞:なかにし礼/作曲:井上大輔/編曲:前田俊明)です。
1987年にアサヒの生ビールCMソングとして、尾崎紀世彦が唄っていました。

このCMの映像やポスターにはプロゴルファーの青木功とジャンボ尾崎こと尾崎将司が出ているが、実はこの将司が唄っているのです。
今回は、この尾崎将司の「サマー・ラブ」の方をみなさんに紹介します。

聴いてみて、そりゃ本職の尾崎紀世彦にはかなわないが、低音でけっこういけますよ。これならCDを出してもおかしくない。

とにかく、この暑さの中、この映像と曲で少しの時間でもスカッとしてください。
先日、カラオケ喫茶で二十数年ぶりに唄いましたが何とか唄えました。

尾崎紀世彦の“サマー・ラブ”