風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

トヨタ もう一つの責任

2010-02-25 | 社会
トヨタ車のリコール問題で豊田章男社長が米下院の公聴会で、顧客の不安について「全責任を取る」とのべた。当初は、何とかリコールを回避しようとしていたが、世論の風当たりに抗しきれないと見ての態度変更か、どちらにしても当然のことだ。

しかし、オレはトヨタのもう一つの責任を問いたい。それは、トヨタは08年秋からの1年間に8000人を超える非正規労働者を職場から追い出しているのだ。忙しい時には劣悪な労働条件でも一生懸命に働き、「世界のトヨタ」を支えてきた労働者をだ。生産が落ち込んだから、「もういりません」と、人をモノ扱いすることは許されない。みんな、自分と家族の明日の生活がかかっているのだ。

儲けに儲けて積み上げた莫大なため込み利益、その「内部留保」の数%を取り崩すだけでこれらの雇用を守ることができたのだ。しかし、多くの「非正規切り」を行った大企業は、みんな“右へ倣え”の「企業責任放棄」だったことはまだ記憶に新しい。

トヨタが顧客の不安に「責任を取る」のは当然だが、働く人たちの生活を「不安の奈落」へ突き落とした責任も取ってもらわなくては、オレの腹の虫は収まらない。

疲れました

2010-02-22 | 日常
去年解散になった社交ダンスサークルのメンバーで北陸粟津へ一泊二日の温泉旅行に行ってきた。
関西の方ならご存知の、”年中・一泊二食付7800円”という例のやつ。今回は、特別サービス期間ということで何と2000円引きの5800円也。これは見逃す手はないとばかりにすぐ話はまとまった。

企画には和歌山や北陸の各温泉があるが、我々の宿泊先はいつも粟津のダンスホールがあるGホテル。食事はバイキング方式など客室サービスはほとんどないが、ダンスホールやカラオケルームは昼間はすべて無料というれしさ。

到着するなり、カラオケとダンスの二手に分かれて活動開始。夕食はバイキング方式、内容は豪華とは言えないが、たらふく食べて飲んでおしゃべりで満腹満腹。

一休みして全員でダンスホールへ。カラオケもできるホールで唄って踊って3時間、みんなクタクタに。
着替えて今度は部屋に集合しての二次会。“持込自由”なので、飲み物は、日本酒・梅酒・焼酎・ワイン、それに食べ物もいろいろ、中には夕食時に余った(無理と余らした?)枝豆まで…。話しは尽きないが明日のこともあるので2時間でお開き。そして温泉へ。

翌日、おはよう!の挨拶もそこそこに9時から活動開始。ピンポン、カラオケ、ダンスと昼まで遊びまくり。これもすべて無料。
午後2時、帰りのバスが出発。さすがに遊び疲れてお休みかと思いきや、吉本顔負けの腹を抱えるほどの会話が続くわ続くわ。

“元気すぎる、がめつい”我々のようなお客ばかりだと、この企画は近いうちに採算が取れないということで廃止になるのでは…。

「時代おくれ」=河島英五

2010-02-03 | 趣味
オレの好きな歌に河島英五の「時代おくれ」がある。

河島英五は2001年4月16日、肝臓疾患のため48歳の若さで急逝した。亡くなる前日に体調を悪くし病院に運ばれるも既に手遅れの状態だった。そして翌日、長女・河島あみるの結婚式に参列後、家族に看取られ息を引き取ったという。

彼はそれまでに一度入院していた。この時の検査で、もう回復の可能性がないとの宣告を受けていたようだ(本人は知っていたかどうかはわからない)。その後、退院してきてテレビでこの歌を唄ったことがある。この時の番組をオレは偶然観ていた。これがその時の映像で、非常に痩せていて声にも張りがないのがわかる。いま改めて見てみると涙が出てくる。

彼のヒット曲「野風増」には、“息子が二十歳になったら~二人で酒でも飲みたいものだ~”という詞があるが、皮肉にも本人は歌詞のように息子の翔馬と杯を交わすことは叶わなかった。

オレはカラオケでこの歌を歌うときはいつも天国の彼に向かって、“英五ありがとう”といって唄い出すのだ。

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