先日の新聞に厚生労働省が発表した平成18年度の脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況が報道されていた。
これを見ると、「過労死」等の労災請求件数は938件、前年度比69件(7.9%)増加、決定件数は355件で、25件(7.9%)増加している。また、うつ病など精神障害等の労災請求件数は819件で前年度に比べ163件(24.8%)増加し、決定件数は205件で78件(61.4%)も増加している。
仕事による「過労死」とともに、うつなどの精神障害が激増している状況が明らかになった。
一方で、この日の新聞には“大企業軒並み過去最高の売上・利益…”と大企業各社の06年度決算の記事が大きく報道されている。
この二つの新聞記事は別々の紙面だが、関連はないだろうか。わたしは問題の表裏ではないだろうかと思う。
大企業はリストラに次ぐリストラで多くの労働者を職場から追い出し、代わりに低賃金・劣悪な労働条件の派遣や請負の非正規労働者を大量に導入し人件費の削減を図っている。残った社員には「成果主義」の厳しいノルマを課し、長時間・過密労働を強いて“過去最高の儲け”である。
このような大企業の“過去最高の儲け”が働く人たちの命と健康の犠牲の上に築かれているとしたら、企業の社会的責任が大きく問われなければならない。
わたしの怒りは収まらない。
これを見ると、「過労死」等の労災請求件数は938件、前年度比69件(7.9%)増加、決定件数は355件で、25件(7.9%)増加している。また、うつ病など精神障害等の労災請求件数は819件で前年度に比べ163件(24.8%)増加し、決定件数は205件で78件(61.4%)も増加している。
仕事による「過労死」とともに、うつなどの精神障害が激増している状況が明らかになった。
一方で、この日の新聞には“大企業軒並み過去最高の売上・利益…”と大企業各社の06年度決算の記事が大きく報道されている。
この二つの新聞記事は別々の紙面だが、関連はないだろうか。わたしは問題の表裏ではないだろうかと思う。
大企業はリストラに次ぐリストラで多くの労働者を職場から追い出し、代わりに低賃金・劣悪な労働条件の派遣や請負の非正規労働者を大量に導入し人件費の削減を図っている。残った社員には「成果主義」の厳しいノルマを課し、長時間・過密労働を強いて“過去最高の儲け”である。
このような大企業の“過去最高の儲け”が働く人たちの命と健康の犠牲の上に築かれているとしたら、企業の社会的責任が大きく問われなければならない。
わたしの怒りは収まらない。