風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

今年の想い出(1)

2013-11-30 | 趣味
今年も残すところあと1か月。少しだけふり返って見ました。
私の好きな歌関係の出来事では、作詞家であり訳詩家でもあった岩谷時子さんが亡くなられたことです。97歳という長生きでした。
きょう、改めて岩谷さんの経歴や作品を「岩谷時子音楽文化振興財団」のホームページでふり返って見て、その業績のすごさに驚きました。

今日は、岩谷さんが訳詩をされた数多くの作品の中から、一昨年に亡くなった尾崎紀世彦に提供された「マイ・ウェイ」を紹介します。
「マイ・ウェイ」と言えば、中島潤訳詩で布施明が歌っているものが知られていますが、どちらかと言えば、私は岩谷時子訳詩の方が気に入っています。
どうぞお聴きください。
My way マイ・ウェイ 尾崎紀世彦 ライブ.wmv(+ 再生リスト)


マイ・ウェイ 
作曲:P.Anka・C.Francois・G.Thibault 作曲:C.Francois・J.Revaux 日本語詞:岩谷時子

やがて私も この世を去るだろう
長い年月 私は幸せに
この旅路を 今日まで歩いて来た
いつも 私のやりかたで

こころ残りも 少しはあるけれど
人間(ひと)が しなければならないことならば
できる限りの 力を出してきた
いつも 私のやり方で

あなたも見てきた 私のしたことを
嵐もおそれず ひたすら歩いた
いつも 私のやり方で

人を愛して 悩んだこともある
若い頃には はげしい恋もした
だけど私は 一度もしてはいない
ただ 卑怯なまねだけは

人間はみないつかは この世を去るだろう
誰でも 自由な心で暮らそう
私は 私の 道をゆく...。

ダンス年齢

2013-11-29 | 趣味
私の所属する社交ダンスサークルの先生に肺がんが見つかったのです。
先生から、「(レッスンに)行ける間は行くつもりだが、いつ行けなくなるかもわからないので、後のことを考えておいて」と言われました。
医者は、あえて体に負担になるような手術や放射線治療はやめときましょうといい、先生もそれに従うとおっしゃている。

先生は元教師で、私が小学3年生の時に担任ではなかったが、少しの期間お世話になった。その先生と再び巡り逢ったのは6年前に、私が社交ダンスを始めて数カ月の時でした。先生は覚えておられなかったようですが、私ははっきりと名前と顔を覚えていました。実に50年ぶりで、その時、先生はすでに79歳でした。

50代に胃がんを患い、胃の3分の2を切除されたというが、とてもその歳には思えない元気さだった。
2時間のレッスンの間、ほとんどじっとされていることがないくらい、熱心におしえてくださった。
みんなが、「先生のその元気さの源は何ですか」と聞くと「ダンスを続けていること」といわれる。「生徒の我々の方が先にくたばるわ」とみんなで言い合っているくらいだった。

メンバーの中で、長い人は10年、短い人で5年くらい先生にレッスンをしてきてもらった。先生は、プロの資格は持っておられないが、ダンスは大学生の時からやっておられて、70年近いダンスキャリア。
週一回、先生はバスと電車を乗り継いで遠方から来てくださっていて、しかも、心苦しいくらいの謝礼しかお渡ししていない。本当に感謝です。

まだ暫くは来ていただけると思うのだが、とりあえず、一区切りという意味で「先生に感謝する会」を持つことにした。
病状については、当初は皆には言わないでおきましょうと言っていたのだが、何で急に「感謝会?」という声が出るのはわかっているので、会長をしている私から先生にお願いをして病気のことを話をしてもらうことにしました。先生も「その方がいいかな」と理解してくださった。
現在、病気の自覚症状はなく元気なので、まだ暫くは、あのいぶし銀のようなステップを見せていただくことになるのはうれしいことです。

自分が先生の年齢までダンスが出来るとしたら、あと20年もできることになる。
節制しない日々を過ごしている自分には、とてもそんな自信はないが、もう少しはダンスを楽しみたいと思っている。

失態はなかったのか?

2013-11-29 | 社会
千葉県市川市での女性刺殺事件は昨日、元交際相手の男(23)が逮捕されました。
事件発生は27日午後4時頃で、逮捕が翌28日の午前9時頃だったことで、マスコミは一斉に「スピード逮捕」と、この事件での警察(県警市川署と警視庁)の対応を是とする報道しをしています。

私は、このようなことにはまったくの素人なので、この間の警察の対応(捜査)を詳しく検証することはできませんが、素人なりに考え、疑問というか「失態」があったのではと考えています。

この時、犯人は、事件現場(市川市のJR総武線本八幡駅前)から幾つもの交通機関を乗り継いで東京都港区の竹島桟橋に向かい、八丈島行の舟に乗るまで捜査網をかいくぐっていたのです。
事件が発生して容疑者が逃走したら、真っ先に、各交通機関(電車・バス・飛行機・舟・タクシーなど)の乗降口に捜査員を配置して、容疑者を発見し、逃走を食い止めるのは常識中の常識のはずです。
ところが今回は、それらのチェックポイントで容疑者を発見できず、易々と八丈島まで逃亡を許してしまっていたのです。これはやはり失態でしょう。

昨夜、逮捕後の警察の記者会見の様子が放映されていましたが、果たして記者からこの点についての疑問が提起されなかったのか、たいへん気になるところです。
昨今、警察(官)の不祥事が後をたたず、また、事件での(容疑者)検挙率の低下が問題になっていると聞きます。
今回の事件で、早く犯人の逮捕に至ったことは良かったですが、これよって、今回の事件での警察の対応に問題なしということにはならないのではないでしょうか。
専門家のきちっとした検証があってしかるべきだと思います。

「秘密保護法案」公聴会 全員が廃案、慎重審議を求める

2013-11-25 | 社会
25日、NHKテレビが夜7時のニュースで、「秘密保護法案」についての地方公聴会(福島市で開催)で、7人の公述人全員が「反対」ないし「慎重審議」を表明したことを伝えた。異例ともいえる2分44秒にわたって…。以下紹介します。(ニュースはここから)

特定秘密保護法案などを審議している衆議院の特別委員会は、福島市で地方公聴会を開き、公述人からは、原発事故の教訓も踏まえ慎重な審議を求める声や法案に反対する意見が出されました。

この中で福島県浪江町の馬場有町長は「国の存立に重要な法案だが、範囲が非常に広く明確でない。浪江町民は、政府が避難経路の道筋を明らかにしていれば、低線量の被ばくは避けることができた。秘密でなく情報公開がいちばん大切だ。特定秘密保護法案についてはもう少し慎重に対応し、国民のために論議を尽くすことが大切だ」と述べました。
福島県弁護士会の槇裕康副会長は「重要な情報を秘匿する方向でなく、公表・公開を積極的に進める法制度こそ重要だ。いったん白紙に戻し、情報の統制によって福島県民が被った惨禍を十分考慮し、秘密保全法制の在り方を根本的に見直すべきだ」と述べました。
福島市にある桜の聖母短期大学の二瓶由美子教授は「特定秘密保護法案は時の流れに逆行するものだ。法律を作っても、秘密の漏えいや内部告発が起こるのは、人類の歴史が証明している。法案の成立にストップをかけ、もう一度、国民的な議論をしてほしい」と述べました。
福島県いわき市で原子力発電所の計器の保守・管理などを行う会社の名嘉幸照会長は「原発労働者は、外部や家族に原発のことを話せない環境が長年続いてきた。それが原子力の安全神話を生み、取り返しのつかない事故につながった。原発の安全に向けて非常に大事なのは、告発者がいることだ」と述べました。
いわき短期大学の畠中信義特任教授は「情報は公開することで初めて判断することができる。また、人権が失われれば、2度とその人権を戻すことができない。秘密・秘密・秘密と秘匿していくことによって、どうして公益が図られるのか、それがいちばんの問題だ」と述べました。
弁護士の荒木貢氏は「すでに自衛隊法に防衛秘密の規定が存在し、国家公務員法などで守秘義務を課しており、それで十分だ。特定秘密保護法案は、平和主義、民主主義を大きく侵害し、多大な人権抑圧を招く。断固、反対だ」と述べました。
いわき市の佐藤和良市議会議員は「特定秘密保護法案については、慎重な取り扱いか、反対、廃案を求める国民の声が圧倒的だ。今回の公聴会をあすの採決のための通過儀礼にするのではなく、全国で公聴会を開催して国民の声を聞いてほしい」と述べました。

紅葉(その1)

2013-11-23 | 日常
自転車でぶらりと行ってきました。隣の町、大山崎町(京都府)の観音寺(通称:山崎聖天)からサントリー山崎蒸留所辺りの紅葉です。時期的には、まだ少し早いようでした。