風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

京の春も…

2011-04-19 | 日常
16日の土曜日に、京都八坂神社裏の円山公園に行ってきた。花見には少し遅かったせいにしても、人出の少なすぎに驚いた。「自粛」がここまできているのかと。

いつもなら多い外国の観光客も、この日は、帰りまでの3時間くらいの間に見かけたのは数人。
最寄駅から神社までのお土産店にも人はまばらで、手持ち無沙汰で立っている店の人が印象的だった。

こんな京都の姿、いつになったら元に戻るのか。
ばったり会った舞妓さんも少し元気がないようだ。どんどんお呼びがかかるようになることを祈っている。


      (人もまばらな八坂神社前)


      (閑散としている円山公園)


         (人力車も空で…)


 (写真を撮りっこしていた舞妓さんが並んでくれました)

笑顔が戻る日を…

2011-04-14 | 社会
震災後、控えていたカラオケに久しぶりに行ってきた。
店に着いたのは開店後1時間くらいの頃。入り口の扉を開けようとしたら、いつも賑やかな声が聞こえて来る店の中が静まり返っている。もしや今日は臨時休業?と、もう一度扉を見たが、そこにはちゃんと「営業中」の看板が。

そーと扉を開けたら、「いらっしゃい」とバイトママさんが一人。「どうしたん?」というと、「震災後はこんな日もよくあるの。お昼はぼちぼちだけど、夜はぜんぜんなの」と寂しそう。話を聞くと、「あれからずーと赤字。今はまだ何んとか持ち堪えているけど、これからどうなるか…」という。
結局、この日、オレがいた2時間の間に来たお客さんは3人だけ。いままで来ていたお客さんも、「自粛」しているらしい。

震災の復旧は、まだ緒についたばかりで、復興にいたってはその計画すら立っていない状態だ。原発事故もまったく収束の見通しすら立たず、依然として危機を脱していない。

こんな状態で、「花見だ、カラオケだなんていっていられない」。もちろん、それもそうだが…。かといって、「自粛・自粛」ばかりでは、世の中から元気や活気がなくなってしまうのではないかと思う。こんなこといったら、「不謹慎だ、それは被災していない人のいうこと」と怒られるかもしれないが。

大した支援もできないオレだが、今は一日も早い復旧と復興、原発事故の収束を祈っている。そしてまた、みんなが笑顔で話し合い、思いっきり歌も唄える日が来ることを願っている。

生い立ちの景色(25) 朝のウナギ

2011-04-13 | 生い立ちの景色
1953年、13歳の春。
あと一か月で卒業式、いよいよオレも中学生だ。

この季節になると「つけ針」で忙しい。「つけ針」とは、ウナギを獲る仕掛けのこと。2.50mの雌竹の下から30㎝のところに、長さ70㎝のタコ糸の先にウナギ針を付けたやつ。この針に餌になる蛭を付けて日暮に淀川のワンド(入り江)に30本くらい岸から差し込んでおいて、翌朝これを引きあげに行くのだ。

3月とはいえ、朝はまだ寒い。かじかむ手を擦り合わせて暗いうちに家を出た。今日は獲れそうな予感がする。10本、20本とあげていくが、餌だけ取られていて、何にも釣れていないスカばっかり。今日もダメかなあ~と思いながら順にあげていった。

残り数本となった時、手にブルブルとした感触が…。もしやと、わくわくしながら引き上げるとやっぱりウナギだ。長さ1尺は十分超えるほどのウナギが胴体をくねらせ上がってきた。オレは“ヨッシャー”と叫んだ。結局、今日の獲物はこの一匹だけだった。

家に帰るとおっ母ぁが、「今日は一匹だけかー」といいながら、手慣れた手つきで、このウナギをさばいてくれた。オレはカンテキ(七輪)に火を起しながら、皿に砂糖醤油を作った。砂糖醤油をつけたウナギからはジュージューという音と、少し焦げたウマそうな匂いがしてきた。

大きいウナギやったから、全部で5切れあった。鳥目(白内障?)に効くという肝は、お母ァの分だ。オレは一番真ん中の焼き立てを茶碗いっぱいのご飯の上に乗せ、またその上にご飯をてんこ盛りによそった。

きょうのウナギは脂がのって最高やった。いつもの倍くらいの飯を食った。
「ごちそうさん!」と、口の周りのご飯粒を指でつまんで口に入れながら、「行ってくるわー」と走って家を出て学校に向かった。

桜・サクラ・さくら

2011-04-12 | 日常
桜が見ごろを迎えています。
今年は桜を見に行って宴会、ということにもいかないし…。
もっぱら、ワンちゃんの散歩の時や近くを自転車でぶらぶらしての花見です。
何処に咲く桜も、それぞれの美しさがあります。


       (近くの公共施設の遊歩道で)


          (高槻・芥川堤)


        (長岡京市・西国街道沿い)


       (島本町・サントリー山崎蒸留所)


       (島本町・島本高校南側の土手)


        (京都府八幡市・背割り堤)


        (京都府八幡市・男山より)


      (京都府八幡市・石清水八幡宮庭園)

Yさんの夢

2011-04-09 | 日常


7~8年間、京都の“嵐山太鼓”というサークルでいっしょに和太鼓を叩いていた時の友人Yさんが、今月の24日、京都嵯峨にお店をオープンする。
お店の名前は“恋歌茶論(Koiuta Salon)"…何とも彼女らしい?名前だ。また、桜の季節のオープンというのも何ともあの人らしい。

彼女はオレよりだいぶ?年下だが、太鼓だけでなく、篠笛の方も大変うまく、在籍中は親切に指導してもらった。
団地の夏祭り、太秦の映画村のイベント、国際湖沼サミットのオープニング…等々。今、いっしょにいろんなところへ出演した当時のことを思い出している。

日頃はあまり私事は話さない人だったが、お酒の席では、「店を持つのが夢…」とよくいっていた。その夢が、〇歳の区切り?で実現したのか。

人生、“いつまでも夢を追い続ける”ーー彼女の青春はまだまだこれからだ。
おめでとう。ガンバッテや~!

■開店にあたっての彼女からのメッセージを紹介します。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
なんやかんや、気軽にしゃべれるところがほしい。    
観光する人も、ご近所の人も。             
そんなサロン(喫茶店)を始めたい。          
そこでいろんな情報を発信したい。           
ずっとあたため続けていた思い-。           
ご縁があって、京都嵯峨でお店を始めることとなりました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆