“想定外”

今回の地震・津波に対して、“想定外”」という言葉が盛んに使われている。

テレビを見ていて、政治家や専門家といわれる人が、その言葉を使うのを聞いていると、少し不愉快になる。それは、今回の地震と津波による大被害を防げなかったことの言い訳に聞こえるからだ。

そん中で昨日、日本土木学会長・地盤工学会長・日本都市計画学会長の共同緊急声明が発表された。
その中で、「今回の震災は、古今未曾有であり、想定外であると言われる。われわれが想定外という言葉を使うとき、専門家としての言い訳や弁解であってはならない」と述べている。

今回の震災の復旧・復興に一つの光を見る思いがした。

陳謝…

石原慎太郎東京都知事が今回の東北関東大震災について、「この津波をうまく利用して（日本人の）我欲を１回洗い落とす必要がある。これはやっぱり天罰だと思う」などと語った。

石原知事はその後の記者会見でも、記者から「被災された方にとっては非常に不謹慎な発言だと思うが」と撤回の意思を問われても、「日本に対する天罰ですよ」「いやそれはやっぱり、これをどう受け止めるかという受け止め方の問題だ」と開き直り、撤回を拒否していた。

翌日、都の苦情・意見の受付窓口には、マスメディアの報道で暴言を知った人から、抗議と発言の撤回を求める電話やメールが殺到し、担当職員によると、「電話やメールでの抗議件数を把握できないくらい」の大混乱になったという。

石原知事は１５日、緊急の記者会見を開き、「１４日の発言」を撤回し、「深くおわびします」と陳謝した。

しかし、彼の「陳謝」は本心か、疑問だ。もし彼が四月の都知事選挙に立候補断念していたら、果たして陳謝・撤回していたかどうか。
選挙向けの陳謝なら、被災された方々と東京都民に対する二重の冒涜だ。

４月の選挙、東京都民は四度このような人物を首都の代表に選ぶのか…。

出来ることは小さいが

今日、私鉄駅前で11時から12時までの一時間、東北地方太平洋沖地震の震災被害者救援募金活動に参加してきた。

お母さんに手を引かれた小さいお子さん、若い男女、歩行補助車を押したおばあさんまで、多くの方から募金をいただいた。

中には、お年玉と書いた袋の中から千円を取り出し募金してくれた男子高校生もいた。

みんな押し黙って募金をしてくださる姿を見て途中から涙が出そうになり、オレの言葉は「ありがとうございます」から「頑張りましょう」に変わっていた。

改めて“連帯”を実感した。

喜ぶことではない？

今日、２２年分の「所得税確定申告」を書き上げた。
毎年、内容的にはあまり変わらないのだが、今年はちょっと事情があって遅くなってしまった。

所得はそんなに多くない年金だけなのに、税金だけは取られすぎ？で、毎年数万円の「還付」がある。今年も計算してみると、８万円近くの「還付」になる。

「今年は８万円近くが返ってくるで！」と嬉しそうな顔でいうオレに、家人曰く、「なに言うてんのん。払いすぎた分を返してもらうだけやろ。税金をまけてもらうのと違うんやで！」と。そういわれてみると、そうや。

菅内閣、バブル以来の大儲けで、内部留保（溜め込み利益）が増え続け、“資金がダブついている”といわれる大企業の法人税をさらに５％下げるという。
リストラで雇用を破壊してきた大企業へではなく、学校を出ても就職できない多くの若者らにこそ、いま支援が必要なんだ。

おしえてください

前のブログで紹介した鳥、今日もいました。
そーと近づいてパチリ。
もう少し近くでと思った瞬間、飛び立ちました。
両翼を広げた大きさは、７０㎝を超えるくらいでした。
鳥に詳しい方、名前を教えてください。