(鴨川の納涼床)
昨日は久しぶりに友と京都へチャリン歩(自転車で散歩の意)。
淀川右岸、桂川左岸、鴨川左岸と堤防をのんびり北上。
生ぬるい西風が背中を押してくれて楽走だが、この暑さなので20~30分毎に休憩を取った。
鴨川では暑さに我慢できない子供や若者らが水遊びしていた。
五条から三条辺りの右岸には風流な「納涼床」が。完全な「夏景色」だ。「あ~ッ 一度でいいからあんな処で豪勢に遊んでみたいものだ」といいながら対岸の木陰から眺めていた。
「近くに旨いビールがある」と友がいう。時計を見るとまだ10時30分。「こんな時間からビール?」といいながらついて行った。キンシ正宗「堀野記念館」に併設された
京都街家麦酒。
入るなり店の人が「11時からです」と。「ビールだけでも」というと、「時々来ていただいている方ですね。ビールだけなら」といって特別にOKしてくれた。
地麦酒は「御所」「花街」「平安」の三種類。京都らしい名だ。
とりあえず「御所」を注文。なかなか旨い。あっさりしていながらコクがある。渇いたのどにスーと入っていく。とても一杯ではやめられないと思ったが飲酒運転(自転車でも)になるので俺はこの一杯で我慢。友は「花街」を追加した。
おばさんと暫し世間話をした後、裏手の中庭にある桃乃井の名水を飲んで、古い資料を見るなど少しぶらぶらして酔いを覚まして?から店を後にした。

(函谷鉾)
祇園祭を一度も見たことがないという友のために、鉾を見ようと少し下がって四条通りに出た。この日は午後から試し曳きの「曳き初め」が行われるということだった。
本番の巡行で先陣を切る長刀鉾や函谷鉾、鶏鉾、月鉾、菊水鉾をはしご。カメラを構えた人らが鉾を取り囲んで盛んにシャッターを切っていた。
その後、向きを西にして右京区花園の妙心寺南門近くの
ラーメン屋「親爺」で昼食。いつもながら旨い。いくつになったのかわからないが看板の「ひげ親爺」は健在だった。
さらに西に走り、嵐山へ。相変わらず人が多い。
帰り道のエネルギーを蓄えるためにカキ氷を食うなどして、1時間余り休憩。
心配した風(向かい風)もなく少し曇ってきたので、まだまだ夏の日は高いが南に向かって桂川右岸道を帰路に着いた。(本日の走行距離約45km)