風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

数十年ぶりに

2013-09-16 | 日常
                     一面海のような淀川(対岸は枚方市楠葉)

15日から16日にかけての台風による大雨で、島本町内東側に流れる淀川が数十年ぶりの水位になりました。
今回は淀川に流れ込む3河川のうち、桂川の上流(京都府亀岡市・綾部市など)地方での降雨量が多く、それが影響したようです。(嵐山で桂川が一部氾濫した)

  
(上流の三川合流地点)   (下流方面)

私の記憶では、堤防から数メートルくらいの水位になるのは小学生の頃以来だと思います。
その頃は、淀川に流れ込む木津川や宇治川の上流にダムがなく、水量調節ができなかったために、降雨量に比例して水嵩も変化していましたが、その後、ダム(高山ダム・天ケ瀬ダムなど)ができてからは、たぶん一度もなかったように思います。

河川敷にはゴルフ場やスポーツ施設、公園・広場などがたくさんあるのですが、今回の洪水ですべて水没してしまい、相当な被害が発生するのではないでしょうか。
京都府伏見区や右京区・南区など、桂川が危険水位になり、周辺では大規模な避難指示が出て多くの方が避難する事態になりました。
堤防の決壊や大規模な氾濫が避けられたことは何よりですが、もう少しで大災害になっていたところでした。
情報によると、今回の台風の影響が、雨量が、気象庁が特別警報を発表するほどの事態になるとは関係者でも考えていなかったようです。
〝想定外の災害は発生する〟を想定した対策が求められているのではないだろうか。
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ワンちゃんの調子が悪くて

2013-09-11 | わんちゃん

うちのワンちゃんユキの調子が数日前から悪いのです。
3日前の早朝、「たいへん!ユキが死にかけている」との家人の慌てた声に起こされました。
タオルケットにくるまれたユキが苦しそうにして体を震わせているのです。
とっさのことでどうすることもできず、背中をさすったりしているうちに発作は1分余りで収まりました。

ユキはこの7月で14歳になった雌犬の老犬(シーズー犬)です。
猛暑つづきのこの夏、冷房のフル稼働でなんとか乗りきることができてほっとしていた時だったのでびっくりしました。
その後は、少し落着いたようでしたが、かかりつけの医院で診察を受けました。
どのような病気か、原因はなどはよくわからないということで、考えられる原因を一つづつ潰していきましょうということになりました。
とりあえず心臓の薬をもらって、もしもの時の夜間・休日の救急病院の案内をもらって帰ってきました。

その後、月・火も1日に2回くらい発作が起きました。発作が起こったらタオルケットにくるんで抱っこして収まるのを待つしか仕方ないのですが、苦しそうな姿を見ていると可哀そうで辛いです。

昨日の午後も昨夜も薬が効いたのかわかりませんが、発作も起きず少し落ち着いたようです。
今朝の食事もたいらげ、その後はおとなしくスヤスヤ(写真)と寝ています。
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安倍首相と東電

2013-09-10 | 社会
安倍首相が、国際オリンピック委員会総会の五輪招致プレゼンテーションで、福島第1原発の汚染水問題について、「完全にブロックされている」「コントロール下にある」と発言した。
このことについて、東京電力は9日の記者会見で、記者から「東電も『完全にブロックされている』『コントロール下にある』と認識しているのか」と何度問われて、「一日も早く(状況を)安定させたい」という答弁を繰り返すだけで、それ以外のことは一切言わないという態度に終始した。記者から「質問に答えていない」の厳しい意見が噴出したという。

安倍首相の「港湾内にブロック」という説明は、東電の「フェンス外の放射性物質濃度は内側に比べ最大5分の1までに抑えられている」を根拠にしていると思われる。だが、フェンス内と港湾内、外海の海水は1日に50%ずつ入れ替わっていて、トリチウムという放射性物質は水と似た性質を持つためフェンスを通過するのだ。港湾口や沖合3キロの海水の放射性物質は検出限界値を下回っているが、専門家は「大量の海水で薄まっているにすぎない」と言っている。

連日の地下水の流入やタンクからの高濃度汚染水漏れが発生していて、「コントロールできない」日々が続き、海への流出も指摘されているのに、安倍首相はあんなことをよくも言えるものだと怒りを覚える。
多くのマスコミは〝東京オリンピック万歳〟の一色だが、原発事故で多くの人が故郷を追われ、帰れる見通しが全くない状態の置かれている現実をどう考えるのか。

私は言いたい。安倍首相は、東電は多くの避難生活を強いられている人たちに、漁に出られない漁民の前で、あのプレゼンテーションで言ったことをもう一度言えるのかと。
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限界と期待

2013-09-06 | 社会

上の写真は日本共産党のしんぶん赤旗の記事ではありません。本日(9月6日)の東京新聞の「主張」です。
「ブラック企業」問題が、最近ではマスコミでも取り上げられることが多くなり、世間でもだいぶ知られるようになってきました。

この問題については、被害を受けた労働者からの聞き取りなどの実態調査を行い、それをもとに、いち早く社会問題として国会でも取り上げ政府への対策を求めてきた政党は日本共産党です。
少数政党の共産党の質問にはいい加減な答弁しかしない政府当局も、労働者の生々しい実態を突き付けて対策を求める共産党議員を前に、「放置できない。対策を検討する」と答弁せざるを得なかったくらいです。
先般、厚労省は「ブラック企業」対策を打ち出し、電話相談の受付などの具体的な取り組みも始まった。

ブラック企業問題だけでなく、原発の危険性などについても、一般マスコミが、政府や電力会社の振りまく「安全神話」に追随してきた中で、一貫してその危険性を指摘、追及し増設に反対してきたのは日本共産党のしんぶん赤旗です。
それに引き換え、最近の新聞やテレビの報道ぶりを見ていると、「権力監視」という本来のマスコミの使命を放棄した権力追随姿勢の堕落ぶりに心から怒りを覚える。
この東京新聞の「主張」も、ブラック企業根絶というが、このような労働実態を可能にしてきた、財界の要求に基づく歴代内閣の「雇用の規制緩和」政策があったことを指摘できない弱点がある。これが限界なのである。
マスコミへの国民の監視の必要性を強く感じるとともに、「しんぶん赤旗」の活躍に期待したい。
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邪道

2013-09-05 | 社会
政府が2020年夏季五輪開催都市を決める国際オリンピック委員会総会への高円宮妃久子の出席を要請し、宮内庁が出席を決めたことに宮内庁の最高責任者である風岡典之長官は、「苦渋の決断をした」「天皇、皇后両陛下もご案じになっている」述べた。

五輪開催地を決めるIOC総会を前に、原子力規制委員会の田中俊一委員長が2日の記者会見で、汚染水の放射性物質の濃度を基準値以下に薄めて海へ放出するのもやむなしと発言、一方、政府は東電福島第1原発の汚染水事故対策に急遽470億円の国費投入を決定した。

これら一連の日本政府の対応に海外のメディアから「東京への集票目的」ではないかなど、厳しいは反応が相次いでいる。
開催地招致に、皇室を「政治的に利用」し、原発事故対策を「票集め」に行うなどというのは、フェアー精神の発揮である五輪の精神にもっとも反するものではないか。
いま政府は五輪誘致のためには〝何でも有り〟になっている。このような、なりふり構わない招致活動がかえって日本政府の信用を落としているのがわからないのだろうか。

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