4月24日、大阪地裁809号法廷。
「夫は誠実に一生懸命に会社の仕事に取り組んできました。そして、ついに命を削るまで・・・」。悔しさと怒りのこもった尾形さんの切々とした訴えが終わると期せずして傍聴席からは拍手が起こった。わたしは熱いものが込みあげてくるのを抑えることができなかった。
「過労死」するまで会社のために働いてきた夫を支えてきた奥さんの訴えを被告松下電器は、そして裁判官はどのように聞いただろう。
亡くなった尾形さんと同じ部屋で仕事をされていた鈴木さん(当時課長)が証言された。「尾形さんはブラウン管の研究・開発部門の部長として熾烈な企業競争のなかで組織をまとめ、その先頭に立ち懸命に働いておられました。帰宅は毎日10時、11時、土日のどちらかはほとんど出勤して・・・」と。そして、当時次々と在職死された人たち5人の名前を挙げられた。
裁判はきょうで実質的な審理が終わり、次回7月3日が最終弁論、そして判決が下される。
「夫は誠実に一生懸命に会社の仕事に取り組んできました。そして、ついに命を削るまで・・・」。悔しさと怒りのこもった尾形さんの切々とした訴えが終わると期せずして傍聴席からは拍手が起こった。わたしは熱いものが込みあげてくるのを抑えることができなかった。
「過労死」するまで会社のために働いてきた夫を支えてきた奥さんの訴えを被告松下電器は、そして裁判官はどのように聞いただろう。
亡くなった尾形さんと同じ部屋で仕事をされていた鈴木さん(当時課長)が証言された。「尾形さんはブラウン管の研究・開発部門の部長として熾烈な企業競争のなかで組織をまとめ、その先頭に立ち懸命に働いておられました。帰宅は毎日10時、11時、土日のどちらかはほとんど出勤して・・・」と。そして、当時次々と在職死された人たち5人の名前を挙げられた。
裁判はきょうで実質的な審理が終わり、次回7月3日が最終弁論、そして判決が下される。