風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

京・伏見へチャリ歩

2012-10-27 | 趣味
前日の2ラウンドの社交ダンスレッスンの疲れが残っていたが、絶好の秋日和に誘われるように自転車で家を出た。時間は、すでに10時を過ぎていた。行き先は、これまで何回も行っている京都の伏見。いつも通りの淀川~桂川の河川敷道を通って、宇治川右岸の堤防を走るコース。

※以下、写真はクリックすると大きくなります。
   
写真左より①淀川の河原 ②桂川河原 ③宇治川右岸 ④淀の木田醤油

ただ、今回はできるだけいつもの道でなく他の道を探し探し走った。そうすると、いままで気がつかなかった道があちこちにあるのです。たとえ、その道が短くても、やっぱり今までに通ったことのない道を走るとワクワクしてくる。風に揺れる河川敷の白くなったヨシの穂の間を走るのは、何とも言えないくらい気持ちがよい。
天気が良すぎて、少し走っただけで汗ばんできたので上着を脱いで腰に括り付けた。後ろからの陽が気になり、途中でバンダナをキャップの下に挟んで後ろと横に垂らした。顔は紫外線カット用の少し大きめのサングラスを掛け、一見、〝変なおっさん〟スタイル。

   
写真左より①豪川河口の三栖閘門 ②東高瀬川 ③宇治川の河原 ④龍馬とお龍の像

道草をしながら走ったので、随分時間を費やしたようだ。腹が減ってきたので時計を見ると、すでに昼をだいぶ過ぎていた。どこか店に入ってゆっくり昼食をと思ったのに、足はコンビニに。ゲットしたのは、500mlの麦汁と少しのおつまみ。それにおにぎり2個という毎度のセット。我ながらの貧乏性に苦笑。伏見港跡公園の木陰のベンチに腰を下ろし少し遅くなった昼食をいただく。
目の前の豪川(ほりかわ)を行き来する遊覧十石舟を見ていると、昨日の疲れか、それとも先ほど頂いた500mlの麦汁のせいか少し眠くなってきた。ベンチに横たわって青い空に流れる雲を見て、少しばかりの考え事をしていたら、いつのまにかウトウトと。しばし夢と現実が交差するような時間が過ぎた。

   
写真左より①伏見港跡 ②かわいいネコちゃん ③大倉記念館裏 ④宇治川のヨシ原

  
ふと気がつくと、陽が少し傾いてベンチは木陰から外れていた。時計を見ると、もう2時を過ぎている。
少しすっきりしたので、豪川沿いの道を遡って寺田屋や月桂冠大倉記念館などがある街の中心部の方に自転車を走らせた。行きたいところがあったわけではないので、少しぶらぶらしただけ。まだ紅葉のシーズンには少し早いこともあって、観光客はそれほどでもなかった。

夕方からの用事もあったので、少し早かったが3時過ぎに伏見を後にして宇治川右岸道を走り帰路についた。風に揺れる宇治川のヨシの穂が、少し傾いた西陽を浴びてキラキラと光っていた。

※空高く しばしベンチで 夢心地
※西陽射し 葦の穂眩し 宇治の川 
※白い穂に 陽が傾きて 人恋し

弘田三枝子の今と過去

2012-10-22 | 日常
先日、民放テレビのある歌番組に歌手弘田三枝子が出演していた。
彼女、歌手として大活躍していた若い頃はミコの愛称で呼ばれていて、その素晴らしい歌唱力に惚れ込んでいたファンも多かった。私もそのうちの一人だった。

ところが、歳を重ねることの禍か、容姿も歌唱力もまったくあの頃の弘田三枝子の面影すらなく、ご本人には失礼だが、もう人前でギャラを貰って歌うのはやめてほしいと思った。彼女を出演させたテレビ局にも少し物申したくなるような内容だった。

番組のことは忘れて、今日は久しぶりにあの頃の弘田三枝子を聴いてみた。俺の心の中のミコはあの頃のままでいてほしい。

哀しみのソレアード(Soleado) 弘田三枝子.

貴重な存在

2012-10-22 | 社会
日本共産党の志位和夫委員長は19日、オバマアメリカ大統領に書簡を送り、米兵による集団女性暴行事件と米海兵隊のオスプレイ配備強行に抗議し、米軍基地の全面撤去を求める書簡を送った。(書簡の全文はここから)

この書簡の中で、米兵による集団女性暴行事件について「女性の尊厳を踏みにじった卑劣きわまりない蛮行」と厳しく抗議し、事件根絶のためには基地の全面撤去と安保条約の見直しを求める「沖縄の激しい声を、真剣に受け止めるべきです」と述べている。
一方、オスプレイの配備強行については、「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会には、10万人をこえる人々が参加し、オスプレイ配備反対、普天間基地の閉鎖・撤去は、揺るがない島ぐるみの意思となっています。それを踏みにじった配備強行は、沖縄を植民地であるかのように扱う暴挙というほかありません」と強く抗議し、オスプレイの配備の撤回と普天間基地の無条件撤去を求めている。

最後に、今回の事件についての沖縄県婦人連合会会長の「危険なオスプレイが縦横無尽に飛んで、危険な米兵が地上にうようよしているのが今の沖縄か。人権蹂躙も甚だしい」との怒りの声を紹介し、「これがすべての県民の気持ちとなっています」と述べ、「米国政府が、沖縄の深刻な現状を直視し、日米安保体制を根本的に見直すことを、重ねて要求する」としている。

日本共産党といえば、先の尖閣問題でも中国政府に対して、在中日本企業への暴行、領有権の一方的な宣言、周辺海域での軍事的対応に厳しく抗議し、在日大使館への申し入れなどしている。日本政府の『領土問題は存在しない』というだけでは問題は解決しない。領土問題があるとして積極的な外交努力を」という尖閣問題打開の提案も党派を超えて注目されている。

中国であれアメリカであれ、堂々とモノを言い、解決のために積極的な提案をし、消費税、原発、TPP問題などでもぶれず、一貫した態度の共産党がもっと評価されてもいいのではと思っている。まだ国会では少数政党だが、なくてはならない存在だ。

先般、共産党は、近く行われるであろう総選挙の目標を「得票650万票」「議席倍増(現議席9)」と決めた。ぜひこの目標を達成して、もっと国民のこえが国会に届くようにがんばってほしい。わたしも可能な限り応援するつもりでいる。

淀川点描

2012-10-19 | 日常
                        昼の月が西の空に…

秋晴れにつられるように自転車でいつもの淀川に出かけた。
昼食用に家人が用意してくれていたおにぎり二個と蕗の佃煮少々(下の写真)を持って。
河原はすっかり秋らしくなって葦の穂が風に揺れていた。ぶらぶらしながら陽が暮れかかる前に帰ってきた。

下の写真の左から
①木津川・宇治川・桂川の3川合流点のすぐ下流の淀川(向こうの山は八幡市の男山)
②淀川河川敷ヨシ原(地元では縁起のいい言い方で葦(悪し)でなくヨシ(良し)と呼びます
③西陽を浴びながら一人の女性がヨシ原の中に…(わんちゃんの散歩でした)
④夕暮れの中の母と子のワンショットです。(少しブレているがいいって?)
⑤侘しい昼食です!!!
写真はクリックすると大きくなります。
    

※ヨシゆれて 秋の陽落とす 来し道に   
※秋の風 後追う母に 走る子に
※年重ね 暮れゆく淀に 穂もゆれて

米兵暴行事件・安保見直す時

2012-10-18 | 社会
16日未明の日本人女性への集団暴行事件に対して、沖縄県では県民の大きな怒りが広がっています。
18日付、地元紙の社説でも「米兵集団女性暴行/卑劣極まりない蛮行 安保を根本から見直せ」(琉球新報) 「2米兵暴行事件 我慢の限界を超えた」(沖縄タイムス)の見出しで県民の怒りの声を表しています。
沖縄県知事は「生気の沙汰ではない」との怒りをあらわし、県議会の委員会でも「県民の我慢の限界をはるかに超え」たと抗議決議・意見書をまとめた。

沖縄県では沖縄復帰(1972年)以後、刑法犯検挙件数が5790件、5698人で、このうち、性的暴行事件は127件、144人にのぼります。ただ、これらの性的事件は実際のごく一部だといわれています。

いま沖縄では、連日、市街地上空を飛び回る欠陥機オスプレイによって住民は命の危険にされされ、地上では後をたたない米兵によるレイプ事件で脅かされている。
防衛相は「あってなならない事だ」といい、今回も米軍に「綱紀粛正」を申し入れるというが、これまでの日本政府の甘い対応が、同じような事件を繰り返される原因の一つになっていることを反省すべきだ。

沖縄県における米兵によるレイプ事件は基地があるがゆえに起こる事件であり、その背景には、米軍は日本国中どこでも基地が置くことが認められ、「公務中」の事件なら裁判にもかけられないとういう屈辱的な「地位協定」と安保条約があるからだ。
今回の事件の最大の教訓と根本的な解決には安保条約を廃棄し、基地のない沖縄・日本に踏み出すことではないだろうか。