風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

残雪のアルプス

2006-05-28 | 日常
 青春時代からの友4人で信州白馬のHさんのペンション・ル アルコへ行ってきた。
  山好きだった先輩のHさんは定年を待たずに奥さんと二人で“信州で暮らす”という夢の実現に足を踏み出された。あれから、早や10年。

 当日はHさんの計らいで客はわれわれ4人だけだった。6時過ぎから始まった宴会は(途中からHさんも参加)は、おいしい料理、おいしいお酒、楽しい話で、延々7時間余り。お互い歳はとったが熱く語り合う姿は青春そのものだった。

 翌朝、Hさんの道案内で息を切らしながら見晴らしのいいところまで少し山を登った。
  宴会疲れか5人に言葉は少なかったが、雄大な残雪のアルプスを眺めるそれぞれの目には明日からの生きる力がみなぎっているようだった。

 Hさん、奥さん、ご迷惑をおかけしました。でも本当に楽しかったです。ありがとうございました。 

NHKの良識?

2006-05-13 | 社会
 数日前のこと、ニュースを見ていると勝利したボクサーが試合終了後、リングコーナーのロープの上から“どんなもんじゃい”といっているところが映し出された。いまマスコミにもてはやされている亀田三兄弟ボクサーの1人だった。
 見ていて非常に不愉快になり、チャンネルをNHKに変えようとしたのにチャンネルが変わらない?。変わらない筈でチャンネルは2だった。
 翌日NHKに電話した。「あのような映像をどのような意図で放送したのか」といったら、応対した若い?担当者は「私も個人的にはスポーツをする人のあのような態度は好きになれません。貴方のおっしゃる通りだと思います。」といった。そして「あの映像は私どもが撮ったものでなく買ったもので編集が出来ないのです。スポンサーなどの関係もあり・・・」といい、最後に「貴重なご意見ありがとうございました。今後の番組づくりに生かしていきたいと思います。」といった。
 NHK的?な受け応えだったが、私はやり取りの中で彼の誠実さが感じられたので「ぜひいい番組づくり、報道をしてください。」といって電話を切った。
 外は雨が降っていたが、少し明るさがでてきたようだ。 

カラー?モノクロ?

2006-05-10 | わんちゃん
ワンちゃんの散歩の途中に見つけました。
畑の中の色とりどりのチューリップです。
ところで
「ユキ!このきれいなチューリップが見えるか」と抱っこしてよく見えるようにして花に近づけてやっても、「何のこと?」というような顔をして反応はなし。
やはりユキの目にはこのチューリップがモノクロにしか映ってないのか。
少しかわいそう。

空は晴れ、心は?

2006-05-01 | 社会
 ♪晴れた5月の青空に~♪メーデー歌が五月晴れの空にこだました。アドバルーンやプラカードには「憲法9条を守ろう」「格差社会反対」「若者に仕事を」などのスローガン。組合旗と色とりどりの幟が文字どうり薫風にはためいていた。
 
 会場を見渡すと若者が少ないのはやっぱり寂しい。いま労働組合の組織率は18%台まで低下し、働く人の3人に1人、青年、女性では2人に1人が非正規。劣悪な労働条件で働かされ、ここに来ない労働者が圧倒的なのだ。
 
 昨今、大企業の不祥事が多発し社会的責任が厳しく問われるとともに、これらの背景に利益第一の企業姿勢にあることも明らかになっている。同時に本来ならチェック機能を果たすべく労働組合が労使協調で、その役割をまったく果たしていないことの問題も指摘されている。
 いま労働組合の存在意義があらためて問われている。

 「オッチャン、今日はカタイ話やなあ~。それはそうと、メーデーの後に一杯飲んできたんやろ。顔が赤いで!」
 
 「デモ行進で汗をかいた後のビールはうまかったが、もっともっと多くの労働者がメーデーにも参加して一緒にビールも飲めるような世の中にしようと話しあったんやで」