風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

溜め視聴 「戦後70年番組」

2015-08-31 | 日常
今年は戦後70年。テレビでは8月の終戦記念日前後に関連番組が例年にも増して多く放送された。

番組見出しだけでは内容がよくわからなかったが、いくつかの番組を録画しておいた。
放送時間が長いものが多かったので、これまで落ち着いて観ることができないままだった。
きょうは、久しぶりに予定がなく、幸い?雨模様の天気だったので昼過ぎから3本を一気に観た。

観たのは下の番組。
・BS・ジャパン「発掘! 戦場の叫び ~元兵士1500人が伝えた真実~」
・TBS「千の証言・スペシャル 戦場写真が語る沖縄戦・隠された真実」
・NNNドキュメント「2つの〝マル秘〟と再稼働・国はなぜ原発事故試算を隠したか?」

2つの戦争関連番組は、元兵士を一人一人探し訪ねて証言を集め、埋もれていた歴史資料を丹念に紐解いたものが多く、内容とともに、番組を制作した放送局の苦労もにじみ出る素晴らしいものだった。
先の戦争の悲惨さとその本質を改めて知ることができ、安倍政権が強行しようとする「戦争法案」を何としても、阻止しなければと改めて思った。

3つめの「原発再稼働」の放送は、政府の関係機関が秘密裏に原発事故を想定して、その被害などを克明に想定したもので、恐るべき内容がそこには書かれている。そして、そのことが、国民や国会にはまったく知らされずに隠され来たことを明らかにしたもの。同時に、このような状態で、安倍政権が原発再稼働を強行しようとしていることを厳しく告発したものだった。

昨今、NHKの政府寄り報道が視聴者から厳しく批判されているなか、このような番組が製作され放送されることは本当に貴重だと思う。まだまだ、マスコミの良心は捨てたものじゃない。

久々の興奮

2015-08-30 | 社会

戦争法案を廃案に! アベ政治を許さない! 8.30おおさか大集会が大阪市内北区の扇町公園で開催され、およそ25000人の参加者で溢れんばかりでした。
こんな大集会は、たぶん、ここ数十年間はなかったのではないか。私の人生の中でも、こんなにも集まった集会は初めてで、あまりの多さとすごい迫力に興奮しました。
参加者一人一人が思い思いのプラカードを持ち、集会後のパレードにも沿道から手を振ったり、「戦争法案ハンターイ」のシュプレヒコールに声を合わせて唱和をする人もいました。
地元からも20数人が参加。この種の集会では過去最高の参加数でした。
参加者一同は、「地元でも、もっと運動を広げよう」と誓い合いました。

生い立ちの景色(51) 姉ちゃんの引っ越し

2015-08-24 | 生い立ちの景色
1963年4月。
結婚して3人の子供もいるチズコ姉ちゃんが、6畳二間のプレハブのような家から引っ越すことになった。
旦那さんが、百姓さんから50坪くらいの池を買い、タダで貰ってきた残土でそこを埋め立て家を建てたのだ。

土建屋のダンプの運転手をしていた旦那さんが、借金をして二年前に中古のダンプを買って独立してたのだ。
日本国中、建設ブームで何ぼでも仕事があり、旦那さんは日曜日もあまり休まずに働いていた。

引っ越しには、お母ァとオレが手伝いに行った。
荷物は、そんなに多くはなかったが、荷運びをダンプカーでやったものだから、荷台が高く積み下ろしが大変だった。
何でオレに手伝いの声がかかったのかわかった。背が高く、そこそこ力がある者が必要だったのだ。

親父の反対を押し切って所帯を持ったチズコ姉ちゃんだった。
年子で3人の子供を産んで大変な中で、旦那を支え、苦労してやっと自分の家を持てたのだ。姉ちゃんはうれしそうだった。
オレとは13、歳が離れているとはいえ、まだまだ若いはずなのに苦労がたたったのかだいぶ老けた。

一段落したところで、旦那さんが「ご苦労さん」と、ちょっと上等な肉のすき焼きをご馳走してくれた。
帰り際に「この家の借金もあるので、もっとがんばらんと」と姉ちゃん。
「あんまり無理したらあかんで」とお母ァ。
オレは自転車のサドルにまたがって、お母ァが後ろに乗るのを待っていた。

市場の夏祭り

2015-08-23 | 日常
  
  

昨夜は、京都市中央卸売市場の夏祭りに行ってきた。
去年、私が以前お世話になっていた和太鼓サークルが出演するので「見に来て!」と誘われ行ったのが初めて。
今年は5人で。

会場に着き座る床机を確保したら、それぞれが飲み物、食べ物をゲットに。
たちまち床机の上は宴会準備完了に。みんなで健康を願ってカンパーイ!
友人の一人が浴衣で参加。小さな(大きな?)心使いがうれしい。雰囲気も最高。

即席舞台では老若男女のパフォーマンスが次々に。
そうこうしているうちにマグロの解体ショーが始まり、〝もしやトロのサービスか〟と思ったが、生ものは保健所がダメ、マグロのステーキにしてということに。
最高にうまかったのは言うまでもない。

「みなさんへの感謝」をモットーに、市場のみなさんの手作りの祭り。さすが市場のみなさんがやるだけあって、食べ物、飲み物、各地の物産などが、どれも新鮮、美味しく、安い。
京都市(府?)の姉妹県徳島の阿波踊り、去年は観ているだけだったが、今年は最後の方になって、「みなさーん、いっしょに踊りましょ!」ということになり、みんなで輪の中に入り、踊り手さんの後ろについて踊った。

夏の終わりの一夜を思いっきり楽しむことができた。明日から、またがんばろう。