風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

天神祭

2012-07-27 | 日常
                     (夕焼けに川面が赤く染まっています)
友人から、「大阪の天神祭に行かないか」の電話をもらった。聞くところ、「一杯飲みながら、大川に映る篝火や提灯灯り、花火などが観られる」という。もちろんOKの二つ返事。電車でなら30分くらいで行けるくらいなのに初めてなんです。

大阪の天神祭は日本三大祭(他は京都の祇園祭、東京の神田祭)の一つです。また、生国魂神社の生玉夏祭、住吉大社の住吉祭と共に大阪三大夏祭りの一つでもある。期間は6月下旬吉日 - 7月25日の約1ヶ月間に渡り諸行事が行われるそうだが、特に、25日の本宮の夜は、大川(旧淀川)に多くの船が行き交う船渡御(ふなとぎょ)が行われ、奉納花火があがるのです。(大阪天満宮HPより)

日が暮れかかった頃に船渡御が行われる大川端(右岸)に着いた。ここの会場は友人たちの団体が毎年この場所を借りてやっているところ。すでに地面にはブルーシートが敷いてあり、いっしょに行った8人が、それぞれ千円の会費を払ってビールと焼きそばやおでんなどの食べ物を両手に持って車座に。

7時くらいから船渡御が始まった。艶やかに飾った船(約100艘)が鐘や太鼓を鳴らしながら次々と川を行き交う様は、テレビで観るより、想像していたより遥かに迫力があり、みんなで〝うわーキレイ!〟を連発するほどだった。8時ころから花火(大阪城辺りで打ち上げていた?)がはじまり、祭りは最高潮。お酒が入ったわれわれも最高潮。(もちろん酒代は千円では納まらなかったが)


             (文 楽 船)

座っていたみんなが立ち上がり川岸に行くので、何かと思ったら、〝文楽船〟が来たのだ。「ブンラクがんばれよー ハシモトに負けるなよー」とみんなが大きな声で唱和したら、船からは「オオキニー がんばるよー」の声が返ってきた。
残念ながらこの日、カメラを持っていくのを忘れるというチョンボをしてしまい、携帯での写真しかないのは残念。

二つの「選択」

2012-07-22 | 社会
プロ野球選手会が来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加しないという「選択」をした。野球ファンの一人として今回の選手会の決定を支持したいと思う。

大会のスポンサー収入の7割がを日本の会社がもたらしているのに、利益は3分の2がアメリカに、日本には13%しか配分されないという不公平への抗議として不参加を決めたという。これまでの運営が米チーム中心で、とても国際大会といえるものではなかったことへの不満もあるという。(全文はここから)

新井貴浩会長は、「5年後、10年後、これからの世代を考えた時に…我々の世代が、安易な妥協のもと参加することは、将来の日本の野球に負の遺産を相続することになりかねない」と述べ、「日本の野球の価値を今後永遠にMLB(アメリカメジャーリーグ)に奪われるということはできないと判断」したと語った。

記者会見でこれを発表した新井選手、プレーでは今季、もう一つ調子が良くなく打席に立つ姿も少し自信なさそうなですが、この時の「大アメリカ」〝いいなりにはならない〟という強い意思表明した顔はとても印象的だった

〝アメリカいいなり〟といえば、事故多発欠陥機のオスプレイを、日本の民意を還りみないでアメリカのいうがままに搬入・配備の強行を「選択」した野田内閣のなんと情けないことか。
アメリカ追随でオスプレイ搬入、財界圧力で原発再稼働を強行し、日本の平和と安全に「負の遺産」を積み重ねる野田政権には、もはや選手会のような「選択」を期待するのは無理というものだろう。

ワンちゃんも節電に協力

2012-07-16 | 日常
                      無理やり乗せてはみたが…

ここのところ急に暑くなって参っているのです。自分もですが、ワンちゃんのユキ(愛犬の名前)が…。
朝の10時くらいになるとベロを出してハアハアといいだします。人間さまはもう少しガマンできるのですが仕方なく扇風機をかけてやります。

実は、3日前に家人に「ワンちゃん用の〝冷やっこいマット〟を買ってあげたら」といったら、「前にも買ってやったが嫌がって乗らなかったから」といって消極的。明日、自分で買いに行こうかと思っていたところ、夜になって、買い物ついでに新しいマットを買ってきた。

さっそく、取り出して敷いてやったのですが、やはり嫌がって乗らない。説明書を読んだら、「嫌がる場合はマットをタオル等で包んで…」と記してあったので、いつもの専用のフトンの中の上側に入れてやった。
初めのうちは、〝匂いはいつも通りだが、感触はちょっと違うな〟という感じで警戒していたようですが、何とか今は使ってくれています。

マットは30分くらい冷蔵庫で冷やしておくとだいぶ冷やっこくなるということですが、そのままでも〝伝わった体温を逃がす効果〟があるというので冷やさずに使っています。冷やし過ぎてお腹でも壊されたら大変ですから。
手を当てて見たると、少しだけ冷やっこい?感じですが、果たしてどれくらい効き目があるのか、ワンちゃんは何もいわないのでわかりません。

〝節電、節電〟のこの夏、老犬のユキにも少し協力してもらっていますが、きのうは日中の最高気温が34度、夜になっても25度の熱帯夜、今年初めて冷房を入れました。

これからの2か月間、節電は大切ですが、ガマンしすぎて体を壊しては何もなりません。人間さまには健康保険がありますが、ワンちゃんが病気になると節電した電気料金のン十倍ものお金がかかることになりかねません。
お互い気を付けましょう。

今月のお薦め曲 「君が生まれた夏」

2012-07-14 | 趣味

7月のお薦め曲は「君が生まれた夏~父からの手紙」(作詞:高畠じゅん子 作曲:四方章人)です。

この曲は、1970年代にヒットし、今でもカラオケなどでよくリクエストされる「中の島ブルース」や「ぬれて大阪」で知られる秋庭豊とアローナイツというムード歌謡コーラスグループでボーカルをされていた木下あきらさんが、2008年11月にレコード会社移籍第一弾としてリリースされたものです。

この秋庭豊とアローナイツはちょっとめずらしい経歴を持っているグループなのです。というのは、メンバー全員が北海道出身で、歌志内の炭坑で働く労働者、昔風にいえば炭鉱夫だったのです。働きながらバンド活動を行なっていたが、〝石炭から石油へ〟という国策によって全国の炭鉱が次々と閉山されていく中で、彼らも炭鉱(やま)を去ることになった。その後、札幌でクラブ歌手をしているところを見出され、本格的なプロとしてデビューすることになったのです。
 
木下あきらさんも炭鉱で有名な赤平出身です。アローナイツと木下さんのその後は、リーダーだった秋庭豊が44歳の若さで亡くなるということで、グループの解散、新しいグループの結成などがありましたが、現在は故郷の北海道を中心にソロ歌手として活躍されているということです。

この歌がどのようにして出来たのか少し調べてみましたが、「木下あきらさんが息子さんの為に」ということで出来た歌ということくらいしかわからなかったのです。もし、詳しいことが分かれば、「コメント」にて教えてください。
木下さんの他には、プロ歌手ではありませんが歌がむちゃ上手い新二郎(しんじろう)さんという方も唄っています。

◇木下あきらさんの「君が生まれた夏」(You Tube)
◇新二郎さんの「君が生まれた夏」(You Tube)
◇歌詞はここ」から(Uta-Net)

恐れいいったNHK

2012-07-13 | 社会
先のブログで取り上げた大阪市の「敬老パス有料化」問題を報道した、12日のNHKローカルニュース「関西テラス」の件でNHK大阪に電話した。何回かダイヤルして繋がり、電話口に出た女性が「NHK大阪 お客様ふれあいセンターです」といった。

質問の概要を伝えた後で、「ところで、あなた様はNHKの職員の方ですか」というと、「いえ、正規の職員ではありません」といった。「その業務を請け負っている会社の方、派遣の方ですか」というと、「そうです」という。この女性には申し訳ないことだが、「『ご意見・ご要望を承わりました』だけでなく、責任ある回答が欲しいので、それができる方に代わってもらえないでしょうか」というと、少しして男性がでた。

聞くと、この男性もNHKの正職員ではなく、NHKのこの部署を請け負う関連会社の者だという。ということは、先の女性はNHKにはもちろん、その請負会社とも雇用関係のない派遣会社から「二重派遣」?されているということになる。
それは置いておくとして、この担当者、電話口に出た時から機嫌が悪かったのかどうか知らないが、最初から愛想のない口ぶりなのだ。

こちらが番組の概要を説明して、「昨日のあの報道(内容については前のブログを参考にしてください)の仕方は『日本放送協会番組基準』に照らして問題があるのではないでしょうか」というと、「何が問題なんでしょうか?」という。「『基準』には、『政治上の諸問題』『意見が対立している公共の問題』などついては『公平に取り扱う』としている。今回は明らかにこれを踏み外しているのでは」というと、「私どもはそのように考えていません」という。

電話の横にパソコンを置き、この「基準」を画面に出していたので、「基準」のこの部分を読み上げようとすると、途中でそれを遮って、「これのどこに違反しているというのでしょうか。私どもはまったくそのようには考えません」というのだ。

だんだん頭に血が上ってきているのを抑えながら、「今回の有料化についての橋下市長提案には、賛成意見もあるだろうが反対の意見もある。それなのに、提案者の橋下市長のコメント(動画)だけ流して、議会や市民の反対意見をまったく伝えないのは、ここにいう『公平に取り扱う』ことになってはいないのではないか」というと、「あなたがそう言われるのはあなたの勝手ですが。私どもはまったくそのように考えません。トップ(市長)の方針を伝えることは必要だと考え放送しました」という。

NHKにはこれまでも、苦情だけでなく素晴らしい番組には褒め、激励の電話もしたこともあるが、今回のような横柄な応対は初めてだ。腹が立つということを通り越して〝呆れてものが言えない〟という心境だ。
とくに、大阪(関西)での〝橋下ヨイショ〟の報道姿勢には目に余るものがある。NHKは〝橋下市長の広報になり下がってしまったのか〟というのはいい過ぎだろうか。

最後に、「視聴者の意見・要望を聞くこの電話(お客様ふれあいセンター)を無料にすべきではないか」というと、「料金にはそんなものは含まれていません。そのようなことをしているところがどこにありますか」の答が返ってきた。そこまで言うか!

◆「日本放送協会番組基準」からの抜粋(全文はここから)
第4項 政治・経済
1 政治上の諸問題は、公正に取り扱う。
第5項 論争・裁判
1 意見が対立している公共の問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにし、公平に取り扱う。