山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

時間

2007-12-12 | なんとなく報告
時間が常に同じ速さで流れていることは誰も疑わないが、そんなことはどうして断言できるのか、考えてみれば不思議である。
このことは、太陽が毎日同じ速さで運動しているということが前提で、それを基準に割り出したものが時間であるから、時間は同じ速さで流れているということになるのだが、そんなことは確かな証拠などない、というか測りようがないはずである。
速さというもの自体が実は実体のないものだ。
そんなことを言ったら短距離や水泳の選手には怒られてしまうだろうが
時間はそのときそのときで違った流れ方をしている、と言ってはいけない理由は何なのか。

2カ月などという時間は振り返るとあっという間だったように思うが、2カ月前のことは遠いことのように思える。2カ月どころか、2週間前のことすら、遠い昔に思えてしまう。
そうしてみると、今朝起きてご飯を食べたことだって、なんだか遠い。

こんなふうに時間が過ぎていくのは恐ろしい。
忙しくすごした人と、のんびりゆっくりじっくり過ごした人では、
忙しくすごした人のほうが死ぬ前にいい人生を過ごしたと思えるのだろうか。

いずれにしても人のペースを真似することはできないから、考えてもしかたないだろう。
そうはいうものの、最近山にも海にも行けていないことに、乾きを感じてしまう。
でも住んでいるところが山に近いのだから、いいことにしよう。