山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

遠方より友来る

2007-12-28 | なんとなく報告
ハマダさんが名古屋星が丘のマ・メゾンのケーキを伴ってやってきた。昨日。
マ・メゾンは学生の頃2、3回行ったことがある。
おいしくて、おしゃれで、有名で、その分それなりに高くて、
結構緊張しながらハレの日に行ったものです。

和菓子の自然を取り入れた色形の美しさにはたびたびうっとりするが
洋菓子にうっとりしたのは初めて。
洋菓子もじっくり鑑賞していいものだったとは。驚いた。

私はそれほど甘党ではないので、いきなりかぶりついたりはせずに
とにかくその美しさを愛でたのです。
それでいて、味もすばらしかった。

で、ハマダさんは、間伐材を利用して村がうるおい環境保全になるプランの話をガシガシした。
頭が途方にくれてぼんやりするぐらい難しかった。
10時から2時までしゃべていた。
ため息をつきながら「難しすぎ~」というと
やっぱりそうか、と落胆しつつも、プレゼンにおける問題点を聞き出していった。
難しい話を聞いたので、疲れた。
それでハマダさんが帰ってから、2つ目のケーキを食べた。

今日が金曜日だとは全然知らなかった。まだ水曜日ぐらいの気分。
銀行に行きそこなったことにさっき気づいた。
火、水と忘年会で続けて名古屋に行ったので、その2日が頭の中で抜けているよう。
よくよく考えてみれば長い1週間だったが、
やはりまたたく間に過ぎているのである。

話す相手や仲間がいるのはいいものである。
今年の後半は女性の仲間に恵まれた。
アルバイトのショーコさんもネパールからやっと帰ってきてくれた。
3週間大変だったわ。明日は助かる。

今年は年賀状を書きませんので皆さんよろしく。

変わった豆ご飯の味菜弁当

2007-12-28 | 山里
またしても、不動滝やさいの会のお弁当です。
12月23日の聞き書き塾のとき頼んだもの。
この日はご飯に豆が入っていました。小豆ではなくて、やさいの会のまちこさんが去年から導入した新手の豆とのこと。ちょっと硬いのがご飯とのめりはりを出しておいしかった。ご飯が薄~い桃色に染まってたのもきれい。

22日は不動滝の食堂で食べました。
参加者の皆さんにも大好評です。

どうして500円という安さでできるの?と聞いたら、
「だってわたしら時給400円だもん」とのこと。
こんなに安いとまわりのお店屋さん困ってしまうなぁ

山里

2007-12-28 | 山里
渋沢さんの聞き書き塾。山里に生きる人のことを、渋沢さんは熱く語っていた。語りながら泣いていたような気がする。
一緒にやる仲間のあっこさんも、泣けた、と言っていた。
私も最後は泣きそうだった。

山里が、山里に生きる人が、どうしてこんなに愛おしいのだろう。
山里文化研究所と名づけたのは2003年。
そのときそれほど山里的な仕事は多くなかったけれど、いつのまにか
しっかり山里文化研究所の名前どおりの仕事になっている。
※ただし、研究所というのは言いすぎのような……

高齢社会になった。人口の中の高い比率を占める60歳以上の人がほぼみんな、
家の中で牛馬を飼い、牛馬で田畑を耕し、薪でご飯を炊き、
山で炭焼き、薪とりをしたことを、体験として知っている
ということを、今の若い世代は全然知らない。
これほど多くの人がその体験を持っているということに
改めて気づき、驚いた。

山とともに暮らし、人が動物の力を借りて生きていた時代は、
ほんとうにすぐそこにあったのだ。

あるおばあさんは、出産予定日を過ぎたとき、牛のふんを片付ける仕事をしなければならなかったため、流産したと語った。
今の「高齢者」の方は、みんなそんな体験をしている。
そういう時代を生きてきた人だということを若い世代はもっと気にしたほうがいいと思う。

この世の中の急激な変わり方はすごいとしかいいようがない。