1カ月ぐらい前に草を刈ったところにハルジオンが咲き誇っていた。(上の写真)
遠目に見るとヒメジョオンに見える。この時期だし。でもここは元々ハルジオンが咲いていたところなので、よく見ると、ハルジオンだった。一度刈られたけれどまた茎を伸ばして咲いているということだ。キク科の植物は特に、刈られても刈られても花を咲かせる。
前の記事で、ハルジオンは6月上旬ぐらいまでで花が終わるようなことを書いたのだけど、全然そうではないことが分かった。 →前の記事 ヒメジョオンの季節到来 ハルジオンとの違い
ただし、刈られなかったハルジオンは、花が終わって種を作り、もう咲いていないのだ。刈られることによってまた花芽を作って咲く仕組みになっているらしい。
刈られなかったハルジオン。花は咲いていない。
ハルジオンはロゼットがぎっしりつく。この葉は冬から早春にかけて目立つ。ほかの植物は、夏近くなるとロゼットが枯れかけて目立たなくなるものが多いと思うが、ハルジオンはどんどん新しいロゼットを作るようである。そもそもロゼットというのは冬に出てる葉だと理解していたので、こんな夏にできているものをロゼットと呼んでいいものかどうか迷ってしまう。
このロゼットが軟らかそうで菜っ葉みたいにちょっとおいしそうに見えるのがハルジオンの大きな特徴で、ヒメジョオンとの違いになる。
ハルジオン
茎の下の方は長めの毛が生えて、白く毛むくじゃらに見えるのもハルジオンの特徴だが、ヒメジョオンにも毛があるので、見慣れないとこれで見分けることは難しい。
下はヒメジョオン。菜っ葉みたいではない。
ヒメジョオン
ヒメジョオン
10日後のハルジオン花畑 動画で紹介しています