私は神様ではありませんから、本人の強い望みでなければ叶えさせられません。
2007年6月28日(木)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
心理療法は何でも願いを叶えさせられる魔法ではありません。
この症状は治りますか?
と聞かれる事が結構あります。
例えば、今日のテーマにします、予備校の不登校、人が近くに来るのが嫌、という問題は本人が受け入れれば、治ります。
受け入れただけ効果は出ます。
修正は出来ます。
しかし、あくまでも、本人が受け入れればなのです。
また、私は神様ではありませんから無理なものは無理なのです。
最も困る相談(依頼)の一つは、本人以外の願いです。
過去にあった極端な本人以外からの依頼例です。
小学校3~4年生のお父さんからの依頼で、娘をオリンピック選手にしたいのに、本人が言う事を聞いてくれない。先生の力で、本人に私の言う事を聞かせて下さい。
とか
妻が言う事を聞かないので、妻が寝ている間に来て、先生の力で良い妻に変えて下さい。
など、数え上げると山ほど有ります。
心理療法を知らないからなのでしょうが、知って頂かないとこちらも困りますし、無理だとお断りしましたら恨まれるのも困りますから(笑)。
私は神様では有りませんから、何でも出来るのではなく、本人が強く熱望している事を叶えるお手伝いをしているだけで、力を出し惜しんで願いを受け付けていないのではないのです(笑)。
さて、今日は、最近立て続けに来ました、困る電話の問い合わせをテーマにします。
また、問い合わせられた方がこのブログをご覧になりましたら回答になる事を念頭に置きまして、今日のテーマにさせて頂きました。
一件目
東京の予備校にいる孫が予備校に行っていないので、予備校に行かせるようにして欲しいと、愛媛県在住の祖母から電話がありました。
本人はどう言っているのかと聞くと、
「予備校に行かなくちゃいけないとは思っている。催眠術か何かを掛けてもらって勝手に予備校に行けるようにしてくれないかなあ。ばあちゃん、そういう所を探しといて。」
と言われたとの事でした。
二件目
奥さんからの電話で、夫は人が近づくのをとても嫌がる、子供が近づいても同じで何とかしないといけないと思い、病院やカウンセラーに連れて行ったが良くならない、と言われ、
私が病院やカウンセラーに行ったのは夫の意思ですか?
と聞くと、奥さんが無理やり連れて行ったようなものだと言われました。
二件とも、実際の電話は色々な状況や過去の話、本人の気持ちなども言われていますから実際はもっと長いです。
皆さんはもうお分かりになられていると思いますが、この二件とも、本人の強い熱意の願望ではないのです。
お二人共に、本人の願いだ、と言うのですが、確かに本人の願いではありますが、本当に手に入れたい願いではなく、楽に簡単に手に入るなら欲しい、というレベルだと思います。
願望には、大、中、小の願望があります。
もちろん本人は真剣に自分の望みだと言いますが、手に入れようとする本気度に違いがあるのです。
私を例にすると、大の望みは、アメリカの大リーガーになりたいですね。
なって、野茂投手のように、ノーヒットノーランをやってみたいですよね。
しかし、出来るのでしたら本気で大リーガーになりたいですが、努力をする気は全くありません。
めちゃくちゃ努力をしても叶う可能性はまずないと思います。
いわゆる、夢、ですよね。
ドラえもんが出て来てくれて、何でも叶えてあげるよ、と言われたら叶えて欲しいという願いです。
中の願望は、めちゃくちゃ努力を何年も掛ければ叶うという夢です。
例えば、私は司法試験を受ける気はありませんが、弁護士になりたい、と本気で思ったら、めちゃくちゃ努力を何年も掛ければいけないでしょうが、受かると思います。
小の願望は、今すぐ叶えたい、努力を惜しまないからすぐに手に入れたいという類です。
私の所に来られる人のほとんどは、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病を、今すぐ治したい、努力を惜しまないからすぐにでも治したいとなっています。
では、上記の二例はどうでしょうか?
手に入れたい願いかどうかと聞けば、手に入れたい願いだと言うでしょうが、努力をする気はほとんどない、という願いでしょう。
本人が熱望をして努力や労力を惜しまないというものでなければ無理です。
一件目の祖母への私の回答は、
この人は私の資料を全く読まれないで、電話帳を見て問い合わせをされて来ました。
説明を少ししたのですが、治してくれるかどうか、から離れませんから、
私は魔法のように、勝手に予備校に行かせる事は出来ませんとお答えをしました。
二件目の方には、
家族で話し合って、本当に人を嫌がる事を治さなければいけない、という風に思って頂かなければいけません。
と話したのですが、全く請合って頂けず、切羽詰っているのは想像できますが、私の言う事を理解しようとせず、離婚の危機にいるのになど言われて食って掛かられました。
望んでいる返事と違うと理解しようとしなくなり不愉快な気分をあらわに出されて、説明をしている途中、相槌もされなくなりましたので、あなたの意に沿う事は出来ません、と言って電話を切らせて頂きました。
なお、私の資料はある程度読まれているとおっしゃっていました。
本人が熱望をして努力や労力を惜しまないというものでなければ無理です。
本人が熱望しているのでしたら、お手伝いが出来ます。
そして、基本的に、本人が熱望しているのでしたら、本人から電話を掛けて来られます。
お願いです。
私のブログを読まれて共感頂きましたら、ぜひ必要な人にこのブログの事を教えて下さいね(笑)。
では、お休みなさい(笑)。
また、明日(笑)。
2007年6月28日(木)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
心理療法は何でも願いを叶えさせられる魔法ではありません。
この症状は治りますか?
と聞かれる事が結構あります。
例えば、今日のテーマにします、予備校の不登校、人が近くに来るのが嫌、という問題は本人が受け入れれば、治ります。
受け入れただけ効果は出ます。
修正は出来ます。
しかし、あくまでも、本人が受け入れればなのです。
また、私は神様ではありませんから無理なものは無理なのです。
最も困る相談(依頼)の一つは、本人以外の願いです。
過去にあった極端な本人以外からの依頼例です。
小学校3~4年生のお父さんからの依頼で、娘をオリンピック選手にしたいのに、本人が言う事を聞いてくれない。先生の力で、本人に私の言う事を聞かせて下さい。
とか
妻が言う事を聞かないので、妻が寝ている間に来て、先生の力で良い妻に変えて下さい。
など、数え上げると山ほど有ります。
心理療法を知らないからなのでしょうが、知って頂かないとこちらも困りますし、無理だとお断りしましたら恨まれるのも困りますから(笑)。
私は神様では有りませんから、何でも出来るのではなく、本人が強く熱望している事を叶えるお手伝いをしているだけで、力を出し惜しんで願いを受け付けていないのではないのです(笑)。
さて、今日は、最近立て続けに来ました、困る電話の問い合わせをテーマにします。
また、問い合わせられた方がこのブログをご覧になりましたら回答になる事を念頭に置きまして、今日のテーマにさせて頂きました。
一件目
東京の予備校にいる孫が予備校に行っていないので、予備校に行かせるようにして欲しいと、愛媛県在住の祖母から電話がありました。
本人はどう言っているのかと聞くと、
「予備校に行かなくちゃいけないとは思っている。催眠術か何かを掛けてもらって勝手に予備校に行けるようにしてくれないかなあ。ばあちゃん、そういう所を探しといて。」
と言われたとの事でした。
二件目
奥さんからの電話で、夫は人が近づくのをとても嫌がる、子供が近づいても同じで何とかしないといけないと思い、病院やカウンセラーに連れて行ったが良くならない、と言われ、
私が病院やカウンセラーに行ったのは夫の意思ですか?
と聞くと、奥さんが無理やり連れて行ったようなものだと言われました。
二件とも、実際の電話は色々な状況や過去の話、本人の気持ちなども言われていますから実際はもっと長いです。
皆さんはもうお分かりになられていると思いますが、この二件とも、本人の強い熱意の願望ではないのです。
お二人共に、本人の願いだ、と言うのですが、確かに本人の願いではありますが、本当に手に入れたい願いではなく、楽に簡単に手に入るなら欲しい、というレベルだと思います。
願望には、大、中、小の願望があります。
もちろん本人は真剣に自分の望みだと言いますが、手に入れようとする本気度に違いがあるのです。
私を例にすると、大の望みは、アメリカの大リーガーになりたいですね。
なって、野茂投手のように、ノーヒットノーランをやってみたいですよね。
しかし、出来るのでしたら本気で大リーガーになりたいですが、努力をする気は全くありません。
めちゃくちゃ努力をしても叶う可能性はまずないと思います。
いわゆる、夢、ですよね。
ドラえもんが出て来てくれて、何でも叶えてあげるよ、と言われたら叶えて欲しいという願いです。
中の願望は、めちゃくちゃ努力を何年も掛ければ叶うという夢です。
例えば、私は司法試験を受ける気はありませんが、弁護士になりたい、と本気で思ったら、めちゃくちゃ努力を何年も掛ければいけないでしょうが、受かると思います。
小の願望は、今すぐ叶えたい、努力を惜しまないからすぐに手に入れたいという類です。
私の所に来られる人のほとんどは、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病を、今すぐ治したい、努力を惜しまないからすぐにでも治したいとなっています。
では、上記の二例はどうでしょうか?
手に入れたい願いかどうかと聞けば、手に入れたい願いだと言うでしょうが、努力をする気はほとんどない、という願いでしょう。
本人が熱望をして努力や労力を惜しまないというものでなければ無理です。
一件目の祖母への私の回答は、
この人は私の資料を全く読まれないで、電話帳を見て問い合わせをされて来ました。
説明を少ししたのですが、治してくれるかどうか、から離れませんから、
私は魔法のように、勝手に予備校に行かせる事は出来ませんとお答えをしました。
二件目の方には、
家族で話し合って、本当に人を嫌がる事を治さなければいけない、という風に思って頂かなければいけません。
と話したのですが、全く請合って頂けず、切羽詰っているのは想像できますが、私の言う事を理解しようとせず、離婚の危機にいるのになど言われて食って掛かられました。
望んでいる返事と違うと理解しようとしなくなり不愉快な気分をあらわに出されて、説明をしている途中、相槌もされなくなりましたので、あなたの意に沿う事は出来ません、と言って電話を切らせて頂きました。
なお、私の資料はある程度読まれているとおっしゃっていました。
本人が熱望をして努力や労力を惜しまないというものでなければ無理です。
本人が熱望しているのでしたら、お手伝いが出来ます。
そして、基本的に、本人が熱望しているのでしたら、本人から電話を掛けて来られます。
お願いです。
私のブログを読まれて共感頂きましたら、ぜひ必要な人にこのブログの事を教えて下さいね(笑)。
では、お休みなさい(笑)。
また、明日(笑)。