熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

朝倉将棋駒

2011-09-09 06:28:46 | 文章
9月9日(金)、曇り。

重陽の節句。
この間、村上信夫さんの「ラジオビタミン」で、「中秋の月」と「仲秋の月」とは違うことを知りました。
「へー」、どう違うか。
勉強になりますね。
もう一度、自分で調べてみようと思っています。

間もなく「中秋の名月」です。

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写真は、いよいよ模写するばかりになった木地一組。
随分以前から製作依頼を戴いていた分。
数ヶ月前に成形が終わって、一応は研磨済みだったものを、今日はさらに磨き上げました。

玉将のお尻の厚みは14ミリ近く。
大きさと厚みは、400年前の水無瀬駒に倣っています。

一組は、余り歩を除いて42枚。
玉将2、飛車2、角行2、金将4、銀将4、桂馬4、香車4、歩兵18の40枚に酔象が2枚加わります。
つまり、普通の小将棋より2枚多い。
俗に「朝倉将棋」の駒ともいうのでしょうか?


写真左奥の2枚が玉将。
その手前が酔象用の2枚。
その横の2列目4枚が飛車角。
その横の3列目4枚が金将。
4列目が銀将。
この時代の金将と銀将は、少しサイズが違います。
最右の5列目が桂馬。
手前左4枚が香車。
そして斜めになっているのが歩兵。
これは、3枚の余分に用意しましたが、最終的には18枚に絞ります。

材は、薩摩ツゲの古材。
既に、いい色になっています。
模写は明日以降。
400年前の手法でモデルの筆跡を見ながら一文字一文字を書き上げることになりますが、思うように出来ますかどうか。
多少の不安は否定できないということです。
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