熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

中将棋大盤考

2011-09-18 07:11:06 | 文章
9月18日(日)、晴れ。

只今の気温26℃、湿度70%。
空は、夏と秋の混ぜ合わせ。
ジッーと静かにしていると、吹く風には若干の涼しさあるものの爽快感とはゆきません。

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解説用中将棋の大盤。
仕事の合間に、机上で設計図を描き、大きさや構造、素材などを検討しています。

普通の将棋の大盤には、特別なものを除いて90センチ角が多い。
その場合、両サイドに持ち駒を並べるスペースと合わせて、竪枠は9+2で、11筋分。
従って駒の最大は、9センチx8センチとなる。


対して、中将棋の升目は12x12。
こちらは、持ち駒のスペースは不要。
大盤を仮に90x90センチとすれば、駒の最大は7.5x7センチ位。
だが、竪横の線や駒を操作したり見やすい駒同士の間隔も必要で、結局は7x6.5センチになる。
この大きさだと、何メートル離れていても不自由なく駒の見字が分かるか。
中将棋は、駒の種類も多く煩雑。

厚紙を駒の形に切り抜いて文字を書いたのを壁に立てかけて、見てみる。
駒の大きさは出来るだけ大きいのが良い。

構造は「磁石式」と「枠嵌め式」とがある。
どちらも一長一短。
ポイントは、大きさの他に、見やすさ、駒の操作のしやすさ、それに作りやすさ。
持ち運びのしやすさも必要で、これを手作りするときは、素材の調達のしやすさも。

それに何年も先のことを考えると、壊れにくさ、補修のしやすさも重要。
ということで、只今、検討中なのですが、事務局での予算化のこともありますね。

アレコレ考えるのは、頭の体操でもあります。





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