行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツグミ(鶫)

2018-01-11 20:00:08 | 
この冬は渡りが少ないのかなと思っていたツグミ、
1月になってあちらこちらで見られるようになりました。


公園の斜面に10羽ほどのツグミが
集まっていました。
今まで集団でいたグループが
しばらくお別れ、ここで解散式?をしているものと思われます。


秋に北の国から渡ったツグミ、
当初は山地で集団で生活しますが、
山の木の実などが少なくなると、
平地に下り、分散し、ほぼ単独で暮らすようになります。


単独生活の冬の間は
主に地上に落ちた木の実やミミズ、昆虫を餌として生活します。
そして、春になるとまた集団となり、
シベリアなど北の国に戻ります。
どうやって集合場所などを知って集団になるのか不思議です。


餌を探しながら、
ときどき低木の枝にとまります。
やはり、鳥は木にとまっていた方が絵になります。


見返りのポーズ。


正面顔。
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冬芽

2018-01-10 20:00:10 | 花,植物
春に伸びて葉や花になる冬の木々の芽、
冬芽、トウガあるいは普通にフユメと呼ばれます。
この冬芽、木によってそれぞれ特徴があり、
造形美があります。
詳しい人はこの冬芽で木々の同定ができます。
そんな木々の初歩的、わかりやすい冬芽を写して見ました。


クルミ科オニグルミ。
裸芽のために乾燥に弱く、
河原や谷筋などが主たる生育地、
側芽の下部に付く大きな葉痕がヒツジの顔に見えます。


マンサク科モミジバフウ。
秋にきれいに紅葉していた葉も今はすっかり落ち、
イガイガの果実をぶら下げています。
冬芽は芽鱗に光沢があり、大きめ、
半円形の葉痕に丸くて白い維管束痕が3つあります。


ウコギ科タラノキ。
丘陵や山地に自生する落葉低木、
春の新芽は山菜「タラノメ」として、天ぷらなどにして食されます。
冬芽は円錐形で頂芽は大きく、側芽は小さい。
葉痕はV字形~U字形で枝を一周するようにあり、
維管束痕が30〜40個とたくさん見られます。


ムクロジ科トチノキ。
葉が大きいので冬芽も大きく存在感があります。
特徴のある赤褐色、触るとネバネバしています。


モクレン科ホオノキ。
トチノキと同じく、
花も葉も大きいので冬芽も特大、
枝の先端に灰緑色の先の尖った冬芽が上向きにつきます。


クスノキ科ヤマコウバシ。
冬の間も枯れた葉が枝に残り続けます。
ボリューム感のある美しい冬芽です。


ミカン科コクサギ。
芽鱗がつくる模様の美しい冬芽です。
葉の付き方は互生ですが、
枝の同じ側に2枚続けて付いてから、
反対側にまた2枚続けて付く、
コクサギ型葉序といわれる独特の付き方をします。

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是政橋

2018-01-09 20:00:29 | 風景
自宅から真っ直ぐ多摩川に向かうと、
稲城と府中を結ぶ是政橋にぶつかります。
多摩川の中でも美しい橋の一つです。


完成時期が10年ほど違う上りと下り、
2つの橋からなります。
府中街道が通っています。


稲城側の橋の少し上流の土手から。


河川敷の枯れ草にアオジやホオジロを探して歩きながら、
望遠レンズで枯れ草の向こうの是政橋。


橋の下流側の河原から。


府中側の河原から、
橋柱の影に午後の太陽をとトライして見ました。
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モズ♀

2018-01-08 20:00:01 | 
昨日に続いて百舌(モズ)、
雌編です。


過眼線は雄の黒に対し、雌は茶色、
そのせいか、やさしい顔立ちに見えます。


上とは別の個体、
雄の背中は灰褐色ですが、
雌は茶褐色、ここでも雌雄の見分けができます。


腹部はオレンジ色、
雄より雌はやや淡色に感じます。


また、腹部には雄に比べて、
はっきりとした鱗状の斑が見られます。


木の枝から地上の獲物を狙っているようです。
この後、地上に飛び下りました。
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モズ♂

2018-01-07 20:15:58 | 
モズの姿がたくさん撮れました。
そのうち、今日は雄モズ。


常緑の楠にとまってくれたモズ雄、
緑の葉にモズのオレンジ色がよく映えます。


雄の過眼線は黒、
より凛々しい顔立ちに見せてくれます。


落葉木にとまった雄モズ、
見返り美男子です。


百舌、百舌鳥、鵙、
いろいろな字が使われます。
百舌の名のようにいろいろな声で鳴きます。


秋に平地に下り、
縄張りをつくり単独で生活します。
嘴は猛禽類のような鉤型、
昆虫やカエルなどを捕らえて食べます。


カワセミのように川辺の枝にとまったモズ、
水生動物も重要な餌です。


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谷戸のカワセミ

2018-01-06 20:00:00 | 
上谷戸親水公園の小さな流れに、
久しぶりにカワセミの姿を見つけました。


もともとあった小川が整備され、
親水公園の中心的存在と生まれ変わった小さな流れです。


モツゴとザリガニや小エビが多少いるのですが、
数は多くはなく、
川岸の石から石へと移動しながら貴重な餌を探しています。


川に突き出た桐の枝にとまりました。


ハコネウツギの枝に飛び移りました。
嘴の下部がオレンジ色、
そして、腹部の毛がまだきれいに生えそろっていません。
この夏に生まれたに若い雌と思われます。


180度回転し、背部も見せてくれました。
カワセミの雌は雄に比べると
羽色の鮮やかさが多少劣ります。


昨年の1月、
同じ場所で写したカワセミ、
ザリガニと奮闘していました。
こちらは雄の個体でした。
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暮れの高尾山にて

2018-01-05 20:00:32 | 風景
昨年末の12月30日、
高尾山に行ってきました。
主目的はシソ科植物のシモバシラ観察ですが
他のものもいろいろ観察、写してきました。


標高599mの高尾山、
自然が多く残され、都心からも近く、
一年中、たくさんの人が訪れます。
ふもとの清滝駅から山腹にある高尾山駅までケーブルカーもあり、
この日は、年が押し迫っているにもかかわらず、
子供から年寄りまで、たくさんの人が訪れていました。


高尾山駅からすぐ、
高尾山の中心的存在である高尾山薬王院があります。
今から1270 年前に開山された真言宗智山派の大本山、
実は高尾山は法螺貝の音が響く、信仰の山でもあります。


ケーブルの清滝駅の近くに七福神の石仏、
右から大黒天、恵比寿、毘沙門、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋。
正月にはうってつけの被写体です。


山道の途中、
ヤドリギがあちらこちらに見られました。
冬は宿主の葉が落ち、よく目立ちます。


プラタナスの仲間がたくさんの実をぶら下げて、つけていました。
街路などでよく見られるプラタナスは
スズカケノキとアメリカスズカケノキの交雑種であるモミジバスズカケノキ、
これは1本の果軸に実が3~4個連なって下垂しているので
純粋のスズカケノキ(鈴掛の木)のようです。


樹にたくさんの藻がぶら下がって付いていました。
サルオカゼと呼ばれる樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣、
きりも(霧藻)とも呼ばれ、
水分と 光合成だけで成長し、栄養を一切他から取りません。


薬王院に紅梅が花開いていました。


ナワシログミの青い(若い)果実。
4~5月、紅く熟します。

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ナンキンハゼの白い実

2018-01-04 20:00:02 | 動物
11月には美しい紅葉を見せていたナンキンハゼが
すっかりと落葉し、
白い果実をたくさんつけていました。
そして、その実を啄みに、シジュウカラとコゲラが来ていました。


ナンキンハゼ、
トウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木、
真冬にも白い果実が目立ちます。


この果実、白く て硬い殻を持っていますが
この実から取り出した油で、
ろうそく(和蝋燭)がつくれるそうです。


その果実を啄みに
シジュウカラがやってきました。


シジュウカラはこの実が好み、
啄んでいる姿をよく目にします。


コゲラもナンキンハゼの白い実を啄みにやってきました。
キツツキの仲間、
木の幹を突き、虫を食べることの多いコゲラですが
木の実も食べるようです。


木の幹にいるときに比べ体を小さく丸めて、
なおさら小さく可愛らしい姿です。
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細い月

2018-01-02 20:00:51 | 風景
昨年末のある日の夜
多少のお酒の気持ちよさも手伝って
駅から自宅まで歩いて帰りました。


途中、西の空に美しい細月が、
2日月のようです。
昼間はレンズを向ける気にならない場所ですが
思わずカメラを取り出しました。


ふと思いついて、
WBを晴天から2500まで下げ、
露出補正を-1.3、さらにアンダーにして撮影、
ほぼ同じ場所ですが、
写真の雰囲気が大きく変わりました。


暗くて、写っているものが少なく
写真が寂しいので、
カメラのフィルター効果のクロスフィルターで
照明に光条を加えて見ました。
これまた、雰囲気が変わります。


少し歩き、
橋の欄干の夜の輝きと
ドラッグストアの上の細月を。


立ち並ぶ住宅の上にも2日月、
これから何か事件が起こりそうな雰囲気です。
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シモバシラ、霜柱

2018-01-01 20:00:58 | 花,植物
2018年明けましておめでとうございます。
我が家も例年に増してにぎやかに明けました。

「去年今年貫く棒の如きもの」
暮れの30日、
高尾山にシモバシラの観察に行ってきました。


シモバシラ、
シソ科の宿根性多年草、
枯れた茎が吸い上げた水分が凍りつき、
氷の結晶ができます。


その茎のまわりの氷の結晶が
霜柱のような氷柱になるところから、
シモバシラの名があります。


氷の質感、表情もいろいろ、
美しい自然の技です。


枯れ茎がシモバシラ、
緑色は竹の葉でしょうか。


同じ場所にこちらは霜柱、
地中の水分が地面にしみだして凍ったものです。


高尾山頂上からの富士山、
この日はきれいに見えました。

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