ようこそ、おいでいただきました。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
最近新設したページ
2024年度第4クォーターのレビューのページを追加しました。
今年は3月に入るやとても暖かい日々が続き、あっという間に桜が芽吹いてきました。
気象庁は3月22日に東京で全国で最初の満開が観測されたと発表。これは記録的な早さとなった2021年に並ぶ満開日で、平年より9日早い満開になるのだそうです。
これも温暖化の影響ですね。本来の時期からズレてしまうことで生態系にも影響が及ぶ可能性もあるのだそうです。開花時期をあてにして成長や移動している生き物たちが桜の恩恵を受けそこないことで数を減らしてしまうようなことが起こるのだとう。これは桜に限った話ではなくて海でもそのようなことが広がっているらしい。とても心配です。
それはそれとして桜が咲いたらあちこちお花見めぐりをするのを楽しみにしていたのだけど、先般僕は自転車で転びまだ週末の自転車の復帰ができていない。今年は無理かなと半分諦めていたりしていたのですが、ここにきて急に気温が下がり、雨続きの日々となりました。
開きかけた花は満開になる前に色が褪せて散り始めてしまいました。
品川、八山公園の桜も、品川インターシティの桜も冷たい雨に洗われてちょっと残念な感じ。
コロナ禍も沈静化してきた今年はお花見も再開か、みたいな話題が会社でも出ましたが、
この天気じゃ行こうとという声をあげる方もおらず、
会社帰りの僕は一人雨のなか恨めし気に傘を片手に夜桜見物をしました。
新浦安、駅前では小雨だったので自転車で帰ったら途中から本降りになってびしょ濡れ。
どうしても花見を妨害したいらしい(笑)。
みたいと思っていた近所の桜は、あそこもあそこも立ち寄れないまま。
なんとも心残りなお花見シーズンであります。
土曜日は息子夫婦がやってきて4人で晩ご飯。久々パスタが良いという希望をいただき、
シーフードとペペロンチーノのパスタにディアブロチキン。
我ながらペペロンチーノは鉄板に美味しい。
ニンニクの芯の部分を丁寧につまようじで取り外してじっくりフライにして焦がさない。
ニンニクで香りづけができたオリーブオイルはバスタの煮汁を使ってしっかり乳化させる。
これで本格的な一皿にすることができます。
血液検査が終わった僕も解放感に溢れた晩餐を美味しく頂きました。
日曜日はカミさんと二人で日本民藝館へ。雨の首都高を走って、
誕生100年 柚木沙弥郎展をみに行ってきました。
結構な雨で湾岸道の轍に溜まった雨水に一瞬スリップ、尻を振りました。
その後は何事もなかったかのように走り続けましたがしかし僕は手に汗にぎりました。
柚木沙弥郎さん ゆのきさみろう ってお読みするんですね。
ずっとまちがってました。
僕はこの方の染め物結構好きでしたが、行きたがってたカミさんは今一つだったらしい。
色ごとにちょっとズレた染め方とか、微妙に歪んだ図形の繰り返しとかが僕には立体的だったり、動きがあるかのように見えるのが楽しいと思ったんだけどなー。
それでも小一時間、展示品を鑑賞。来週は年度末とドタバタと過ぎていく3月のこの日々のなかにあって、
まるで時間が止まったかのようなこの日本民藝館で過ごす時間はまるでオアシスのようであります。
そして相変わらずこの建物といい、配置されている壺やら仏像などの味わい深いこと。
しかもこの雨に濡れた感じがまたとてもすばらしいと思う。
今回もつくづく思ったのだけど、こうした無名の作者が無心で作っていた日常の小物たちに宿る美を見出して、
これを蒐集、保管して美術館を作ろうと考えた柳宗悦の先見性と審美眼はすごいとしかいいようがない。
ということと、果たしてどうやってこんなに沢山集めたんだろうかということ。
行く先々で方々探して購入して船で運んだりしていたのかな。
そもそももって運べる大きさでもないようなものまでたくさんある。
僕らが旅先でどれか一つでも買ったりしたもんなら、身動きできなくなること間違いなしだけどな。
庭先に咲いていた花はグーグルレンズによればこの花はハナカイドウ。らしい。
植物音痴な僕には違いがわからないっす。
仮にそうだとするとハナカイドウは中国原産の落葉小高木で、花言葉は「艶麗」「美人の眠り」。この花言葉は、ほろ酔い加減で眠そうにしている美しい楊貴妃を見て皇帝が「海棠の眠り未だ足らず」といったことに由来するのだそうです。そのため、中国では「眠花」(カイドウ)と呼ばれ、美しい人を指す言葉でもあるとのこと。どうだろう違うかな。
しかしほんとすてきな場所です。