浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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終業式

2006-07-20 23:08:05 | 出来事
な、なんと子供達は今日が終業式。明日から42日間の夏休みに入るんだそうだ。今日聞いた、今聞いた。いやいや聞いてはいたけど、オヤジは心がついてきていませんでした。

終業式の夜はと云えば恒例のホラーナイト、じゃなかった通信簿。
しかし内容はと云えばやはりそれはそれなりにホラーな内容であった。

そんな子供達の為に、「日経キッズプラス」
今回の特集は「子どもの感性を磨く100冊の本」



最近、「プレジデント Family」とか。すげータイトルなんだけど。
しかもこっちの特集は「頭のいい子の親の顔」だと。
特集のタイトルもすげーな。しかし。
親子で何何するみたいな、コンセプトの雑誌がいろいろ出ているようだね。

そんな訳でちょうどたまたま子供達の夏休みの読書にいいかと思って買って帰ってきた訳よ。「日経キッズプラス」。

しかし、帰ってきてよく読めば、小学生の子どもとその子どもを持つ親をターゲットにしている感じ。中学生の長男が読みたいと思うような本は見つからないようだった。

また、100冊って言っても、いろんな人が薦める本の寄せ集めであって100冊になったのは集まった結果なのである。全然体系だってないし。

オフィシャルサイトでは、雑誌のコンセプトを

『日経Kids+』は育児雑誌ではありません。育児という言葉には、家庭の「仕事」というイメージがあります。仕事ではなく、OFFの楽しみ。
『日経Kids+』は子どもと一緒にOFF生活を楽しむための雑誌です。


http://kidsplus.jp/

って言っているくせに、「読解力、読書週間の付け方」とか言っているし、もう一つの特集では「夏休みの正しい生活習慣」だってよ。
もろ「育児」の話題だと思うが。なんか矛盾してない?
これ自体、リテラシーを疑う。

育児は家庭のなかにある仕事の一つなの?子どもを育てるという事は他の事と簡単に切り出せる「仕事」ではないと強く感じます。

どわ~。なんか変なもの掴まされたよ。

口直しにカミさんが買ってきていた「週間文春」をパラパラ。僕って、基本的に雑誌って常に斜め読みでお仕舞いなんだよね。全然ちゃんと読めてません。

雑誌と云う以上、買う側はそんなに話題なり、コンセプトなりの絞込みがキチキチしているものを期待していないんじゃないかと思うけどな、いろいろ雑多な話題が載っていて興味の向くものだけ読めばいいと思ってるのが普通じゃないかな。

あんまり集中していたり、偏っていたり、まして誘導的な話題ばかりだと「気付いて」、「冷めて」しまうだろう。

実際、僕の場合は、どんな雑誌もちゃんと読むのは、実は映画と本の紹介だけだ。「週刊文春」では、ジム・トンプスンの「失われた男」が扶桑社ミステリーが紹介されてた。さっき本屋で見かけてたら気付いていたハズだがな~。ちくしょ~っ!

50分

2006-07-19 22:48:43 | 出来事
大雨波浪の大荒れの日々である。今週は一日休みで短い上に天候不良で歩ける日が少ないので苦しい。今夜は外がちょっと静かだなんて思ったらホントに雨が上がってた。

すかさず仕事を手仕舞って慌てて退社。

芝公園付近のビルの屋上で光る温度計は22℃を表示している。

なんとも歩くのには快適な気温である。

普段より若干スピードアップしててくてく歩いた。

そのまま有楽町を目指して歩き始めた50分の旅。

足が熱くなってちょっと痛む位のペースで歩き通す。

非常にいい感じである。





カウンター

2006-07-18 22:59:37 | 出来事
COOL BIZになって空調は従来より高めな温度設定になった。がしかし、軽装な上に重大な問題なのが頭上の空調の吹出口だ。冷風が僕の頭直撃なのだ。

かといって、止めりゃみんなで暑い。悩んでいる所で丁度良い感じのモノをみっけた。それがUSB接続の扇風機だ。これを冷風に向かってカウンターを当てるのだ。

若干パワーに不安があったが、セッティングしてみるとこれが案外具合がよろしい。何より自分の体調が一番である。ややバカ臭いデスクに見える感じもするけど御愛敬と言う事で。

ところで、昨日は久々にショールームに遊びに行って、325を試乗させてもらってきました。

BMW325のHi-Line。

買える訳ねーだろ。実際。しかしとんでもなく良いクルマである事は間違いない。5百万後半のクルマに手が届く人は迷っている場合ではないと思うぞ。

今日仕事でたまたま目にした記事に製品のカテゴリーとして、モジュール型とインテグラル型という話があった。

モジュール型とは、各部品の標準化が進み、その組み合わせで製品化が可能となるようなものを指しその代表格がパソコンなんだそうだ。

ま 確かにな 差別化も難しかったりする。

そして標準化が進むと信頼性とか耐久性といったスペックになり憎い面以外は同じ土俵となる為に、安い部品が横行して悪貨が良貨を駆逐する展開になりやすいそうだ。 なーるほどね。

一方インテグラル型とは、各部品との組み合わせによって生まれる性能に大きな差異が生じる製品でその代表格は自動車なんだそうだ。ある部品だけが只管高性能であったとしても全体の性能としては決して生かされない訳ね。

正にBMWの面白さはこのインテグラル型の見本であるかもしれん。

新型エンジンはとても良い。すごい吹け上がりである。何処までも回ってしまいそうで、尚且つ起伏のない直線的な伸び。さすがシルキー・シックス。これは一度でも味わう価値があると思うぞ。

しかし、エンジンで売るBMWだからと云って只管高性能なだけではない。フラットで扱いやすいエンジン特性を狙ったセッティングになっている。そして、そのエンジンの動力を受け止めるシャシーとホイール。そしてステアリング、アクセルやブレーキの感応性。

これらはお互いに相関関係にあると思うのだ、全体として一つのドライビング・フィールを作り出しているのだ。

そして目指すしているのは、決してレーシングマシーンではなくセダンなのだ。この割り切りは頗る明確極まりない。その上でスピードに乗せて走ってみれば、その速さは尋常ではない。

こんなあたりを狙った作りになっていて、それを実現させていると云うのがインテグラル型の最たるものなのである。

くれ。

一方でこのUSB接続の扇風機はモジュール型の典型だよな。科学雑誌のおまけ並な造りである。しかしこの場合、便利に使えれば十分である訳であるな。

どちらも必要な仕事の仕方である訳だ。



DEATH NOTE⑧~⑫ 

2006-07-18 00:02:47 | 読書
ついに、ついに「DEATH NOTE」完結してしまいましたよ。
とうとう全部読んでしまいました。終ってしまうとやや寂しい。

楽しみ方としては単行本をぶっ通しで数日で読み通してしまうのと、週刊のリアルタイムで読む臨場感とでは雲泥の差であろう。幕開けから完結までリアルタイムで経験したもの達に幸あれ。絶対にリアルタイムの方がエキサイティングであったろう。

原作者の大場つぐみのインタビューによれば、リードタイムは5週程度だったらしい。締め切りに追われつつ辻褄・帳尻を合わせつつ物語をあそこまで引っ張り破綻のない形で着地させたその手腕はお見事としか言いようがない。

カミさんを筆頭にハマりまくった我が家である。みんなから「誰に感情移入して読んだか」と聞かれるが、僕自身、実はそんなギリギリの状態で物語を作ってユーモアを忘れなかった「大場つぐみ」に感情移入して読んでいたりした訳であった。

「面白っ!」


ボディ・アーティスト

2006-07-16 10:24:00 | 読書
ドン・デリーロ(Don Delillo)の「ボディ・アーティスト(The Body Artist)」のレビューをアップしました。
ドン・デリーロ初挑戦でした。お初にしてなんとも難解なものを選んでしまったな。しかし読み解いていこうと苦悶しているオヤジの前に朧気ながら見えてきたものはとんでもなく「重たい」テーマでありました。

さすが現代アメリカ文学最大の巨匠と呼ばれるだけの事はありますね。
一応、リンクは貼りますが未読の方は避けたほうがいいでしょう。
本と云うものは自分で読んで自分なりで解釈すべきものでありますが、本書その最たるものの一つでありました。

http://members.jcom.home.ne.jp/y-yseki2002/dokusho2006-2.htm#ドン・デリーロ