五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

カラフルなローラ

2011年10月14日 | ミニカー
1968年の日本グランプリ(GP)にタキ・レーシングからエントリーされた3台のローラT70です。
それぞれ赤や黄色のカラフルなマシンでレースに花を添えました。

この大会は「TNT対決」と呼ばれました。
ビッグ・マシンで参戦した2大メーカーのトヨタ・ニッサンとプライベートチームのタキ・レーシングの頭文字をとったのです。

カーナンバー25のローラT70MK3は当時22歳の長谷見昌弘選手がドライブし予選3位、決勝は22周目にクラッチを痛めてリタイヤしました。



カーナンバー26のローラT70MK3はベテランの田中健二郎選手がドライブし予選5位、決勝は先行する2台のR381を追いかけ3位を走行していましたが、28週目にスピンしてしまい、リアホイールを曲げてリタイヤしました。



カーナンバー27のローラT70MK2は酒井正選手がドライブし予選4位、決勝では6週目に路上でストップし最下位に転落、その後走り出したものの結局17週でリタイヤしてしまいました。

実は戦前、タキ・レーシングチームに新しいエンジンが2台届き、それぞれのマシンで積み替えを行ったことなどがあり、マシンの熟成の時間が取れなかったのではないかと思われます。
また、シヴォレー・エンジンは強力な反面、高回転を続けると信頼性が落ちるという弱点があり、レース序盤に無理をしたからではないかとも言われています。
ついでにいうとタキ・レーシングチームからは3台のローラの他にポルシェ・カレラ10とカレラ6も出場しています。

ちなみに優勝はニッサンR381の北野元選手、2位はポルシェカレラ10の生沢徹選手でした。


ミニカーはエブロ製、1/43スケール。

3台ともレジン製で他のミニカーに比べると高価ですが、ご覧のとおりのカラーですからコレクションの中でもひときわ目立ちます。
ネットで安いショップを探して購入しました。
3台そろったのは自分自身でも“奇跡”に近いです。
コメント (2)
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