最近は新刊書を買うこともほとんど無く、山梨に戻ってきたこともあって古い文庫本を読み返すことが多い毎日です。
そんな中で最近読んでいるのがトム・クランシーの「合衆国崩壊」(新潮文庫、全4巻)。
トム・クランシー作品はデビュー作の「レッド・オクトーバーを追え」以来ほとんど読んでいますが、この作品はそれ以後続くジャック・ライアンもののひとつで、なおかつ「日米開戦」と「大戦勃発」の間に入る三部作のひとつなのです。
トム・クランシーといえば、“ミリタリーおたく”としても有名で、作品中に登場する兵器や武器などは好きな人にはたまらないでしょう。
ただし、R.レーガンを理想とする強いアメリカを描くタカ派の作家なので、その主張するところには若干の違和感を感じぜずにはいられません。
何と言っても「日米開戦」の敵国は日本ですし、この「合衆国崩壊」ではイラン(実際にはイラクとの連合国家)、そして「大戦勃発」では中国です。
ここで描かれている主人公ジャック・ライアンは“強くたくましく、正義を行う国アメリカ”を代表する大統領(ひょんなことで大統領になってしまういきさつは「日米開戦」の最終巻で)なのです。
細かな点はともかく、自分に誠実に、うそを言わず真摯にその職務に勤める姿は、作者の考えるアメリカ大統領の理想像として描かれていることは間違いありません。
振り返って日本国内の宰相とその取り巻きの姿を眺めると...。
いや、やめておきましょう。
与党である民主党の一部が分裂して「国民の生活が第一」とかなんとかいう会派を作るようですが、実の伴ったものにしてもらいたいものですね。
そんな中で最近読んでいるのがトム・クランシーの「合衆国崩壊」(新潮文庫、全4巻)。
トム・クランシー作品はデビュー作の「レッド・オクトーバーを追え」以来ほとんど読んでいますが、この作品はそれ以後続くジャック・ライアンもののひとつで、なおかつ「日米開戦」と「大戦勃発」の間に入る三部作のひとつなのです。
トム・クランシーといえば、“ミリタリーおたく”としても有名で、作品中に登場する兵器や武器などは好きな人にはたまらないでしょう。
ただし、R.レーガンを理想とする強いアメリカを描くタカ派の作家なので、その主張するところには若干の違和感を感じぜずにはいられません。
何と言っても「日米開戦」の敵国は日本ですし、この「合衆国崩壊」ではイラン(実際にはイラクとの連合国家)、そして「大戦勃発」では中国です。
ここで描かれている主人公ジャック・ライアンは“強くたくましく、正義を行う国アメリカ”を代表する大統領(ひょんなことで大統領になってしまういきさつは「日米開戦」の最終巻で)なのです。
細かな点はともかく、自分に誠実に、うそを言わず真摯にその職務に勤める姿は、作者の考えるアメリカ大統領の理想像として描かれていることは間違いありません。
振り返って日本国内の宰相とその取り巻きの姿を眺めると...。
いや、やめておきましょう。
与党である民主党の一部が分裂して「国民の生活が第一」とかなんとかいう会派を作るようですが、実の伴ったものにしてもらいたいものですね。