逆転の勝利？

あまり濃密な政治の話などこのブログで書きたくはありませんが．．．。

自民党の新しい総裁が決まりました。
彼らの新しい指導者が5年前に首相の座を放り出した人物であることうんぬんはともかく、党員投票で55％も獲得した候補者を排除して自民党議員たちが別の候補者を選択するとは、民主主義もヘッタクレもありませんね。
それともこれが自民党の民主主義なのでしょうか？

こまかないきさつは知るよしもありませんが、メディアの報道などによれば投票が行われる前からこのような結果になるのはわかっていたんだそうです。
テレビカメラの前でいかにも民主的な選考を行っているように見せかけての「茶番劇」はもうたくさんです。

彼を応援している自民党某参議院議員が自分のブログで「（決選投票で）逆転のドラマを！」などとホザいていましたが、今頃は勝利の美酒にでも酔っているのでしょうか？
国民（とりわけ自民党支持者）の総意を裏切るようなことを堂々と口にできるものです。

とはいってもすでに死に体内閣となった現与党政権にはもはや何も期待することは出来ません。
新しい新しい指導者（次期総選挙後には首相になるべき人物）には、日本が内外に抱えている問題について「今度は本当に」命を懸けて取り組んでいただきたいものです。
再び途中で放り出すことだけは決してないように願いたいですね。