五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

古の日本グランプリ

2013年04月07日 | ミニカー
最新刊の「Racing on」、今回のタイトルは「古(いにしえ)の日本グランプリ」。

年に一度の大舞台を前にして、当時のトヨタと日産が総力を挙げて闘ったレース、これまで知らなかったレースやマシン開発の裏側が当時のドライバーの方々の証言で明らかにされるという、私らオールド・ファンには涙が出るほどうれしい記事ばかりが並んでいます。

トヨタ側から細谷四方洋さん、鮒子田寛さん、大坪善男さん、久木留博之さん。対する日産側からは北野元さん。
それぞれの方のお話はとても興味深いものです。

トヨタ7のCan-Am挑戦計画の話も面白かったですが、何と言ってもニッサンR382のレストアの記事は最高でした。
これまで(私の大好きな)トヨタ7の敵役としてみていた(もちろん昔の話ですよ)R382が1969年の日本グランプリ優勝の後、どのような運命をたどったのか、どういういきさつで今回#20のレストアに至ったかが詳細に書かれていて、とても面白いものでした。
レストア完成は早ければ今年の夏ごろだとか。

上の写真を見ていただければわかるとおり、この60年代の日本グランプリの特集号の表紙は、一度も実戦に投入されなかった5リッター・ターボのトヨタ7です。

「よくぞこの車を選んでくれた!」

ということに感謝して、私のミニカーもお側に置いて一枚。

他にも生沢徹さんの記事や、プライベートで活躍したタキ・レーシングチームの記事もあって、当時を知る方にはおススメの一冊です。

発行元:三栄書房、定価1,500円。
コメント (2)
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