五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

あと一台

2016年10月27日 | ミニカー
1960年から1965年までの6年間、イタリアのスポーツカーメーカーのフェラーリがル・マン24時間レースで6連覇を果たしました。
この記録は、ポルシェが1981年からの7連覇を果たすまではル・マンの最長記録だったのです。

で、この優勝した6台のミニカーを集めようと思っているのですが、唯一集められないでいるのが1964年のフェラーリ275Pの20号車。
ミニカーとして存在することはわかっていますが、オークション市場に登場しません。

イタリアのメーカー、ジョリーモデル製、型名はJL0227。

何年も探し続けていますが出ませんねえ。


フェラーリ275Pは1964年のスポーツカー耐久選手権でフォードに勝つために制作されたクルマ。
排気量3.3リッターのエンジンを積んでいました。
前年の覇者、250Pから大幅な改良が施されていたということです。


これが1963年のル・マンを走った250P。
ちなみに22号車は総合3位、優勝したのは21号車です。


一方、翌1965年のル・マンでは275LMというクルマが総合優勝を飾っています。
「LM」はル・マンの略。
ル・マン用に特別に作られたクルマです。
具体的には公道を走るタイプのボディにレース用のエンジンを積んだものと思えばいいでしょうか。
ほとんどがプライベートのレースユーザー向けに販売されました。

1965年のル・マンでは、フェラーリのワークスチームからエントリーされた330Pはすべてリタイヤしてしまい、NARTという米国のチームからエントリーされた275LMの21号車が総合優勝して、フェラーリに6連覇をもたらしたのです。


ご覧のように275の名前は付いていますが、フツーのGTカーみたいな形です。

付け加えておくと、フェラーリの250とか275とかの数字はエンジン1気筒あたりの排気量を表しています。
250cc×12気筒で3,000cc、275cc×12気筒で3,300ccという具合です。


いずれにしても、1964年のフェラーリ275Pの20号車。
この一台が手に入れば、フェラーリの6連覇が完成するだけでなく、1952年から2015年までの64年間すべての優勝車がそろうんですけどねえ。

どこかにないかなあ。

※モデルはイクソ製、1/43スケール。
コメント
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