陳沛山老師が自ら編纂された
四正太極拳を紹介している本があります。
単なる套路解説や拳理だけではなく、
老師の太極拳に対する考え方などが
わかりやすく語られていて、
初学者や太極拳に興味を持っている人には
おすすめしたい本のひとつだと思います。
今回掲げた「自尊自強」も、
実はこの本の中で老師が話されていることです。
自尊とは自己の人格と尊厳を守り、
自主性を大切にすることです。
他に譲れる部分とこれだけは譲れない部分を
自身で把握する不屈の精神を持つこと。
しかしそれは陰陽太極の理にもとづいて
無理なく前進するものであること、
これが自強です。
どんな状況下にあっても
自信をもって冷静に対応することです。
つまり太極拳の原理を用いた強さです。
これはなにも太極拳にかかわらず、
もしかしたら何かを学ばれている人達には
共感できる部分があるかとも思います。
もちろん太極導引を学ぶ私も
深く共感しています。
それは学ぶ姿勢に共通するものが
あるような気がするからです。
習い始めはまず肉体的精神的に叩かれることで
凝り固まっている自分自身を悟り、
できそうでできない、思うようにならないことの方が
はるかに多いことを思い知ります。
そこから自身と向き合い始め、
ほんとうの学びが始まるのかも。
そうして徐々に柔軟さやしなやかな強さとともに
技(力)と人間性(姿勢)を高めていくのかもしれません。
最後に陳沛山老師のことばの一部を引用します。
「私の人生をふりかえってみても、
失敗もたくさんありましたが、
そのたびになんとか立ち直ってきました。
一本の道だけを固く考えるのではなくて、
回り道をしながらもかんばって
最終的には目標までたどり着く。
それが私の人生であり、
太極拳を学んだ効果かもしれません。」
*『太極拳のインナーパワーで強いカラダになる』
(学習研究社・刊 ISBN4-05-603913-5)
四正太極拳を紹介している本があります。
単なる套路解説や拳理だけではなく、
老師の太極拳に対する考え方などが
わかりやすく語られていて、
初学者や太極拳に興味を持っている人には
おすすめしたい本のひとつだと思います。
今回掲げた「自尊自強」も、
実はこの本の中で老師が話されていることです。
自尊とは自己の人格と尊厳を守り、
自主性を大切にすることです。
他に譲れる部分とこれだけは譲れない部分を
自身で把握する不屈の精神を持つこと。
しかしそれは陰陽太極の理にもとづいて
無理なく前進するものであること、
これが自強です。
どんな状況下にあっても
自信をもって冷静に対応することです。
つまり太極拳の原理を用いた強さです。
これはなにも太極拳にかかわらず、
もしかしたら何かを学ばれている人達には
共感できる部分があるかとも思います。
もちろん太極導引を学ぶ私も
深く共感しています。
それは学ぶ姿勢に共通するものが
あるような気がするからです。
習い始めはまず肉体的精神的に叩かれることで
凝り固まっている自分自身を悟り、
できそうでできない、思うようにならないことの方が
はるかに多いことを思い知ります。
そこから自身と向き合い始め、
ほんとうの学びが始まるのかも。
そうして徐々に柔軟さやしなやかな強さとともに
技(力)と人間性(姿勢)を高めていくのかもしれません。
最後に陳沛山老師のことばの一部を引用します。
「私の人生をふりかえってみても、
失敗もたくさんありましたが、
そのたびになんとか立ち直ってきました。
一本の道だけを固く考えるのではなくて、
回り道をしながらもかんばって
最終的には目標までたどり着く。
それが私の人生であり、
太極拳を学んだ効果かもしれません。」
*『太極拳のインナーパワーで強いカラダになる』
(学習研究社・刊 ISBN4-05-603913-5)