松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

何かが違うような…

2006-02-03 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
今度の日曜日が交流競技会です。
最終調整に入っているわけですが、
自分の状態をみていると、どうも今までとは
何かが違うような感じがしています。

具体的には言えないのですが、
ただ去年あたりから
年齢的にも心身の変動期を迎えている様子。
この変動の中で諸々の未知との遭遇に
やや戸惑いながら練習しているわけです。
とはいっても常に意識しているわけではないのですが、
ふとした瞬間にあれ?っと思うことは
確実に増えており、
人知れず“侘び寂び”の心境になったりしているわけで(笑

いままでは事前に緊張し尽くして
当日を迎えるという様相でした。
どちらかといえば
練習に明け暮れていた方かと思います。
これまでは集体演目がメインで、
幸か不幸か動きをリードするポジションに
立つことが多かったので、
やはり責任感のようなものが
後押ししていたのだと思います。

今回の集体は順調そのもので
とくに気になるところもなく、
その影響なのか自主練も
拍子抜けするくらい淡々とした状態なんです。
どうも自分のことだけとなると
いいかげんというか、
あまり頓着しなくなるようです。
まったく暢気なもんです。おもしろいものですね。

こんな調子ですから、
一応“いよいよ”と言ってはみるものの
あまり実感はなくて、
いつもの練習日の翌日に
たまたまもう一日増えるみたいな感覚なんですね。
おそらく今練習している陳式が
いまだ習得中ということも一因なのかもしれません。
あくまで練習の一環という意味では
ほんとにそんな感覚に近いです。

去年までは、やるだけやったんだからと
それなりの“けじめ”みたいなものがあったのですが、
今回は自信もないけど焦りもないみたいな、
特別意識することもなく
いつもと変わらない状態で当日を迎えることに
なるらしいです。
個人的にはプチ高揚感って好きな方なんですが、
今のところテンションもやや低めですね。