松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

もう一度はじめから

2006-02-08 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
交流競技会が終わった。
当日は開講以来の仲間が何人か応援に来てくれて、
久しぶりに旧交をあたためることができた。
やはり仲間はいいものだと思う。
基本科の仲間達も顔を見せてくれたので、
交流会の会場の雰囲気や印象を
つかんでくれたことだろう。
雰囲気だけでも知っているというのも
経験のうちだから。

今回も全体的には満足のいくものだったと思うが、
個人的には悔しさが残った。
やれることができなかった自身に対する悔しさだ。
できなかったことは身についていない
ということの内容証明みたいなものだから、
あっさりと認めてしまうのがいちばん。
いつまでもそこに止まっているわけにも
いかないじゃないの。

真っ先に思ったことは
「状況に応じて対処させるものは何なのか」ということ。
変動、変化についてもう一度考え直してみようと思っている。
自分が応じようとする対象とは何なのか。
応じる目的は何なのか、最終的に求めるものは何か。
不動であるべきはその一点ではなかったのか。
焦点がぼやけてしまったことが
些細なことで集中が途切れてしまった原因だ。
もう一度はじめからやり直し。

悔しさはそれが次にいかされることでしか消えない。
負のエネルギーにするのではなく、
それを次につなげるように導いていくことも
コントロールだと思う。
学びの材料はどこにでも転がっている。
やるかやらないか。
試されるのは自らの意志と誠意(思い)であり、
試しているのも自分自身。