夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

認知症にならないために必要な5つのポイント、私は学び、了解致しました、と呟(つぶや)きながらも・・。

2016-11-30 15:29:30 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の住む年金生活13年生の72歳の身であるが、
先程、ときおり愛読している『NIKKEI STYLE』を見たりしていた中、
【 認知症を防ぐには 「歩きながら計算」で頭の体操 】
と題された私は見たりした。

私は年金生活を丸12年を過ごしてきた中で、認知症などの大病になれば、
自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、どういうことなの、と思いながら精読してしまった・・。

こうした中で、『認知症にならないために必要な5つのポイント』が掲げられて、
これこそ私の残こされた晩秋期の鑑(かがみ)だ、と心の中で呟(つぶや)いたりした。


この記事の原文は、日本経済新聞の『プラスワン』で2016年2月18日に掲載された記事のひとつであり、
ライターの荒川直樹が綴られた記事で、無断であるが記事は転載、図表の一部は転記させて頂く。

《・・たび重なる物忘れに、もしかしたら認知症の始まりでは、と悩んでいる中高年は多いのではないだろうか。
認知症にならない、病気を食い止める生活とは? 

認知症「予備軍」といわれる軽度認知障害(MCI)の時期から、進ませないためのケアも始まっている。
海外の調査研究で、「皮肉屋」ほど認知症リスクが高いことも分かってきた。

2013年に厚生労働省が発表した調査結果では、65歳以上の認知症の人は約15%にあたる462万人。
これに、記憶障害などがあるが日常生活には問題ないといった、MCIの診断を受けた400万人を加えると862万人。
4人に1人は、何らかの認知機能低下があるという計算になる。
             

☆発症を遅らせる

MCIのまま放置すると約5~7年で、その半数ほどが認知症に進行するともいわれる。
MCIの人はもちろん、今は健康な中高年の認知機能低下を防ぎ、
将来の認知症発症を遅らせることが、より大切になっている。

厚労省の調査の代表研究者を務めた東京医科歯科大学医学部脳統合機能研究センターの朝田隆特任教授は
「たとえ2年でも症状を遅らせることができれば、患者自身が豊かな生活を送る時間が増えるだけでなく、
介護や医療費の負担を減らすことにもなる」と話す。

ちなみに「患者のピークは85~89歳。
働き盛りから発症する若年性認知症は5%」だという。

認知機能は、どうすれば維持することができるのだろうか。
以前から「編み物など手を使う作業がいい」
「きちょうめんな人は認知症になりやすく、おおらかな人はなりにくい」などという通説はあった。

ただ、残念ながら科学的な裏付けのあるものは少ない。

朝田特任教授は、「認知症予防に効果があるのは、運動の習慣化、認知機能向上のために考案された課題をする教育(脳トレ)。
食事による十分な栄養や社会性、睡眠などだ」と世界の研究成果を分析した結果を話す。
これらのアプローチが「総合的に組み合わさることで効果をあげている」(朝田特任教授)。
             

☆仲間と一緒に

MCIの人のためのデイケアプログラムを実施する施設も登場している。
オリーブクリニックお茶の水(東京・文京)では、
筋力トレーニング、認知トレーニング、芸術などのプログラムを組み合わせている。

「MCIへの効果について、科学的な裏付けがある方法として、
多くの施設で導入が始まっているのが、デュアルタスク(2重の課題)」(山本三幸院長)という。

国立長寿医療研究センターなどが研究を進めてきたもので、
頭と体の課題など2つのことを同時に行うエクササイズだ。

歩きながら計算するというふうに、何か体を動かす作業をしながら、頭を使うことがポイントになる。

こうしたケアをグループで行うこと自体にも意味がある。
認知症の進行には、患者の社会性が関わっている可能性があるからだ。

2014年にフィンランドで報告されたリポートでは、
他人に対して否定的に考える皮肉屋の人ほど、認知症になりやすいという結果が出た。

高齢者1449人に設問に答えてもらうテストを実施。
「出世するために、皆ウソをついている」「人は信頼できない」といった、
他人に対して否定的な項目に同意した人は、そうでない人より認知症であるリスクが3倍も高かったという。

両者の差の原因について「社会性を持つということが、重要であるといえるのではないか」
と朝田特任教授。

皮肉屋の人は、否定的になるあまり、人とうまくいかなくなり、孤独な感情が強い可能性がある。
             

また、MCI患者は家族から「また同じことを言う」「こんなこともできないのか」などと否定され、
現状に不安を感じたり、孤独になったりする。

デイケアで同じレベルの人と話し、行動を共にすることが脳をリラックスさせ、症状の改善にもつながるという。

実はこういったMCIの患者のためのプログラムは、健康な人の認知症予防にも使えるという。

朝田特任教授は「ほとんどの認知症は、加齢性の疾患で、若い頃からの生活習慣の積み重ねで起こると考えられる」
と指摘。

脳卒中や心筋梗塞を予防するために、運動や食事で肥満改善や血圧管理を心掛けるように、
「日ごろの生活に認知症予防のためのデュアルタスクを加えてみては」と話す。

また、「ある集団を調査した結果、学歴が高いほど認知症になりにくいことが分かった。
知的探求心が旺盛なことが関係すると考えられている」(朝田特任教授)。
様々なことに興味を持つのも、予防法になりそうだ。
             

☆「できない」-->「困った」が脳を活性化

オリーブクリニックお茶の水の約2時間のデイケアに参加してみた。

記憶トレーニングや「ながら動作」に挑戦する。
手始めは、膝の上に手を置き、左手は前後に、右手は握って上下に動かすといったもの。

なんとかこなせていたが、次第に左手は上下に、右手で宙に数字を1から5まで描くという難題になる。
途中で手を交代すると、もうついていけない。

悩んでしまったが、トレーナーによると「できる」ことが大切なのではなく、
できずに「困った」「どうすればいい」
と思うときに脳は活性化するのだそうだ。

参加者同士、和気あいあいと楽しくできるのも、会話が増え、脳によさそうだ。・・》
             

こうした記事の中、図表として『認知症にならないために必要な5つのポイント』が表示され、
転記させて頂ければ、下記の通りとなっている。

『認知症にならないために必要な5つのポイント』

①運動
    予防で最も必要とされる。
    少なくとも2日に一回は、30分以上の散策を。

②社会性
    1.気軽に話せる友人を持ち「人の役に立っている」という自信を持つ。

    2.皮肉屋にならない。
      <==研究レポート『東フィンランド大、2014年に、1449人(平均年齢・71歳)を調査。
      「人は利己的な関心でしか動かない」、「誰も信じられない」
      と強く信じている人は、そうでない人の3倍、認知症になりやすい。

③教育(脳のトレーニング)
    「認知力」、「記憶力」の向上に役立つ教材などを活用したり、プログラムに参加したりする。

④食事
    ビタミンA、C、Eを含む緑黄色野菜、ドコサキサエン(DHA)を含む魚介類などを積極的に取る。

⑤睡眠
    質のよい眠りを。
    睡眠不足にならない。


このような5つのポイントを幾たびも、呟(つぶや)くように私は読んだりした・・。
             

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後38年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を尊重している。

平素の私の午前中は、年金生活を始めて以来、 平素の買物は自主的に専任者となった私は、
家内の依頼された品物を買い求めに、独りで殆ど毎日スーパー、専門店に買い物に行ったりしている・・。

そして最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は、徒歩で15分である。

或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は、徒歩20分となり、
そして私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

このような処で、私の生家も近く私は結婚前後の5年を除き、67年この地に住んでいる。
           
いずれも路線バスの利便性は良いが、年金生活を始めてから原則として散歩も兼ねて、
路線バスを利用することなく、ひたすら歩いたりして、季節のうつろいを享受している。
                                
そして帰宅後も、再び独りで自宅から3キロ以内の住宅街、遊歩道、公園をひたすら歩き廻ったりした。
こうした根底には、やはり健康寿命を維持するには、歩くことが何よりの源(みなもと)と信愛している。
             

こうした中で、私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖に、おしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらく、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビール、水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行を私たち夫婦は重ねてきたが、旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、
話しかけて談笑したりしている。
            
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。
             

今回の特に『認知症にならないために必要な5つのポイント』を読み終わった後、
そうですよねぇ・・了解致しました、と呟(つぶや)きながら言ったりした・・。

しかしながら、②社会性に於いて、
《・・気軽に話せる友人・・》は確か4人しか浮かばないが、
果たして《・・人の役に立っている・・》かは、はなはだ疑問であり、苦笑してしまった。

或いは③教育(脳のトレーニング)については、
《・・「認知力」、「記憶力」の向上に役立つ教材などを活用したり、プログラムに参加したりする。・・》関して、
私は現役サラリーマン時代、中小業で団体チームブレーに35年近く奮戦してきたので、
せめて年金生活の中で、団体行動は勘弁してほしいと思ったりしている身の為、
共同ボランティア、歩こう会などは、私は苦手となり、殆ど無理と思われる。
             

これ以外の『運動』、『食事』、『睡眠』に関しては、
定年後の年金生活を過ごしてきた中、健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
私はひたすら歩き、睡眠、程ほどの食事が、セカンドライフ健康体の三種の神器として思い過ごしてきた。

これに関しただけは、素直に、ハ~イ、了解致しました、と若き自衛官に負けないように大きな声で明言できるが、
社会性、教育の面は、落第生かしら、と微苦笑したりしている。

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