夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

NHKの朝ドラ主題歌、老ボーイの私でも、年金生活の中、何かと励まされることが多く・・。

2016-11-14 11:53:13 | ささやかな古稀からの思い
私は、東京オリンピックが開催された1964年〈昭和39年〉秋、満二十歳となり大学2年の時に中退し、
アルバイト、契約社員をしながら映画、文学青年の真似事をしたが、やがて敗退した。
                  
そして何とか大手の民間会社に中途入社する為に、
あえて苦手な理数系のコンピュータの専門学校に一年通い、困苦することも多かったが、卒業した。
         
やがて1970年〈昭和45年〉の春、この当時は大手の音響・映像のメーカーに何とか中途入社でき、
そして音楽事業本部のある部署に配属されたのは、満25歳であった。

まもなく音楽事業本部のあるひとつの大きなレーベルが、外資の要請でレコード専門会社として独立し、
私はこの新設されたレコード会社に転籍させられ、
制作に直接かかわらないコンピュータを活用した情報畑を20年近く配属されたり、経理畑、営業畑などで奮戦した。
                                   
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりした。

こうした中で、1998年(平成10年)に中小業の多い音楽業界全体の売上げピークとなり、
この少し前の年からリストラ烈風となり、やがて私も出向となり、
各レコード会社が委託している音楽商品のCD、DVDなどを扱う物流会社に勤めたりした。

そして遠方地に5年半ばかり通勤し、何とか2004年(平成16年)の秋に出向先で、
定年を迎えることができたので、敗残者のような七転八起のサラリーマン航路を過ごした。
                           

このようにつたない定年までの半生を過ごし、せめて残されたセカンドライフは、
多少なりとも自在に過ごしたと思い、年金生活を始めた・・。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

こうした中で、やはり音楽業界の動向が今でも気になり、音楽に関するニュースを年金生活13年生の今でも、
ときおり読んだりしている。


朝食後、ときおり愛読しているネットの『NEWS ポストセブン 』を見ている中、
【 ミスチル、宇多田ら 大物歌手が朝ドラ主題歌を受ける理由 】と見出しを見て、
私は微苦笑しながら、クリックして精読してしまった・・。

この記事は、『NEWS ポストセブン 』に於いて、11月14日朝7時過ぎに配信された記事であり、
無断であるが記事の大半を転載させて頂く。
                            

《・・ミスチル、宇多田ら 大物歌手が朝ドラ主題歌を受ける理由

『べっぴんさん』のMr.Children、『とと姉ちゃん』の宇多田ヒカル、『マッサン』の中島みゆき、
古くは井上陽水や松任谷由実など、NHKの朝ドラ主題歌には大物アーティストがよく起用されている。

彼らのような大物になると、オファーを受けるか受けないかは、
レコード会社の意向よりも、本人の意思が尊重されるといわれる。

今さら売り出したいわけでもない、富も名声も手にした彼らが朝ドラ主題歌のオファーを受けるのはなぜか?

元テレビプロデューサーで上智大学教授(メディア論)の碓井広義さんは、
アーティストの情熱や好奇心が根底にあると語る。

「すでに売れてしまったアーティストでも、
『たくさんの人に自分の音楽を届けたい、聴いてもらいたい』という情熱は間違いなく、持っているはずです。
半年にわたって自分の曲が毎朝テレビで流れるという機会は、彼らにとっても経験のないことです。

その中で自分の音楽がファンだけでなく、ファン以外の人たち、子供からお年寄りまで
広い世代にどう広がっていくのかを見てみたいという、ある種の実験のような感覚もあるのかもしれません。

物語に合わせて曲を作るという“縛り”があることも、アーティストとしての創作意欲をかきたてられる一要素だと考えられます。
決まった条件がある中で、自分の世界観も見せる。アーティストとしては腕の見せ所でしょう」(碓井さん、以下「」内同)
               

そこにはCDが売れるか、どうかを超えた魅力があるといえそうだが、ビジネス面でも、しっかり成功している。

『とと姉ちゃん』の主題歌『花束を君に』も収録されている宇多田ヒカルの最新アルバム『Fantôme』(9月28日発売)は、
オリコンCDアルバムランキングで4週連続1位を獲得。

宇多田本人が出たいかどうかはさておき、初の『紅白歌合戦』出場への期待も高まっている。
Mr.Childrenの『ヒカリノアトリエ』も、リリースされれば音楽シーンを賑わせてくれそうだ。

また碓井さんは、“オファー形式”だからこそ受ける刺激もあるのではないかという。

「番組プロデューサーには、自分がやるときは敬愛するアーティストを選びたいという気持ちがあります。
民放ドラマの場合は、アーティストがすでに作っていた曲を局が『借りる』パターンも多いのですが、
朝ドラの場合はその都度アーティスト側にオファーをかけるのが通例。

『あなたに作ってほしい』とオファーされて作る機会は、
大物といえどそんなにあるものではないので、いつもと違った新鮮さはあると思います」・・(略)》

注)記事の原文にあえて改行を多くした。
               

私はNHKの朝ドラは殆ど視聴していないが、それでも2010年度下半期『ゲゲゲの女房』に於いて
主題歌を唄ったいきものがかりの『ありがとう』を聴いたりして、何かと励まされることが多かったりした。

そして2012年度上半期『カーネーション』に於いて、主題歌『カーネーション』を唄った椎名林檎さん、
2015年度上半期『マッサン』に於いては、主題歌を唄った中島みゆきさんの『麦の唄』、
2016年度上半期『あさが来た』に於いては、主題歌を唄ったAKB48の『365日の紙飛行機』、
或いは2016年度下半期『とと姉ちゃん』に於いては、主題歌を唄った宇多田ヒカルさんの『花束を君に』が、
瞬時に思い甦(よみがえ)る・・。

こうした思いを綴ると、限りなく長文になるで、今回は『いきものがかり』さんに関してだけ、発露する。
               

2014年11月初旬、私は確か一週間の前の夕暮れ時、ラジオを聴いていたら、
偶然に私の好きな『YELL(エール)』の曲が流れ始め、吉岡聖恵(よしおか・ きよえ)ちゃんの唄声が聴こえた・・。

この『YELL(エール)』など数多くの名曲を創られたのは、『いきものがかり』というバンドであり、
水野良樹(みずの・よしき)さんと山下穂尊(やました・ほたか)さん、そして同級生の妹・吉岡聖恵ちゃんによる
三人構成のスリーピース・バンドである。
              
私が遅ればせながら、偶然にボーカリストの吉岡聖恵ちゃんの唄声に初めて魅せられたのは、
2004年(平成16年)秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始めて、
やがて2008年〈平成20年〉の初秋、私たち夫婦は家内の母を誘い3人で
富山市の郊外にある呉羽山に5泊6日の温泉滞在旅行に、観光バスで行く途中であった・・。

日本海の近くにある高速道路のあるサービス・エリアに休息となり、バスから下り立った時、
お土産売り場の外れのスピーカーから、
何かと好きな徳永英明(とくなが・ひであき)さんの歌に続いて、未知の歌声が流れてきたのである。

♪帰りたくなったよ 君が待つ街へ・・
ぼんやりと聴いていたが、のびのびとした爽(さわ)やかな唄声に、瞬時に魅了されたのである・・。
                       

偶然にこの曲を知り、たまたまその唄声に魅了され、
やがて後日、水野良樹さんと山下穂尊さん、そして同級生の妹・吉岡聖恵ちゃんによるスリーピース・バンドで、
『いきものがかり』というバンド名で、『帰りたくなったよ』という曲名を知ったりした。

その後の私は『花は桜 君は美し』、『SAKURA』、『うるわしきひと』等も知り、
ときおり聴いたりしていた。

そして、彼らが無名時代に夢に向かって路上ライブを長年した後、
メジャー・デビューして3年過ぎ、各地のライブ・コンサートは賞賛を受けている、
と後日にNHKのBS2で『いきものがかり ライブ』を視聴して、改めて知ったりした。

私は偶然に、遅ればせながら彼等の音楽を知り得たのであるが、
何かとすれ違うことの多い人生の中で、
この当時の私は63歳の身であったが、夢中にさせてくれたことに感謝をしたりした。

私は彼らが夢に向かって、無名な時に路上ライブを長年し、
何より詞と曲の良さ、そして聖恵ちゃんの特有な伸びのある唄声で、多くのファンを獲得された、と思ったりした。
                       

確か2009年(平成21年)9月下旬に私が高齢者入門の65歳になった時、
ラジオから『YELL(エール)』の曲が流れ始め、私は聴いたりしていると、
私の高齢者入門の門出を励ますように感じたりした・・。

しかしながら後日に、第76回NHK全国学校音楽コンクール・中学校の部の課題曲『YELL(エール)』と知り、
そして水野良樹さんが作詞と作曲を担当されたと学んだりした。
何かと多感で不安を秘めた中学生や高校生に人生の途上を励ます歌だろうと解釈したが、
高齢者の私だって、大いに励まされるょ、と独り微笑んだりした。
               

過ぎし2012年7月の初め頃、私は居間で新聞、本を読んだりしている時、
家内はテレビを視聴したりしていると、
テレビから吉岡聖恵(よしおか・ きよえ)ちゃんの唄声が聴こえる時が多くなったりした。

その後に気付いたのであるが、第30回夏季オリンピックがイギリスのロンドンで7月27日から開催され、
NHK放送テーマソングとして、いきものがかりの『風が吹いている』が選定されて、
このグループの女性ボーカルの吉岡聖恵ちゃんが唄っていた、と解ったりした。

そして今日まで、我が家は何かとのNHKテレビ放送を視聴することが多く、
オリンピック開催中に伴い、少なくとも一日に数回は、
吉岡聖恵ちゃんの『風が吹いている』の唄声を聴いたりし、
齢ばかり重ねた高齢者の私でも、励まされるような心情となったりしてきた。
                      

或いは2010〈平成22〉年の5月頃、いつものように私は朝の7時より、
NHKの総合ニュース『おはよう日本』を殆ど視聴していた。

そして家内は、洗濯、掃除に追われているが、
私は家内の茶坊主でコーヒーを淹れたりするくらいで、ぼんやりとニュースだけは見ることが多かった。

そして8時半過ぎまでは、テレビを点(つ)けて、ときおり家内が見るのが、
我が家の習性のようになっていた。

こうした時に、いつものように見ていたのであるが、
『特集 いきものがかり』と表示されながら、彼ら三人がインタビューを受けたり、
ライブのシーンがあったりして、体力の衰えた私でも、思わず微笑を浮かべたりした・・。
       
この少し前の4月の初めの頃だったか、私は居間でパソコンを8時過ぎに開いていたら、
♪ありがとうって伝えたくて・・とテレビから流れて、
私は『聖恵(きよえ)ちゃんの唄声だ・・』と思わずテレヒの番組を見たりした。

そしてNHKの連続テレビ小説の『ゲゲゲの女房』の主題歌で、
いきものがかりの『ありがとう』の歌だ、と少し判りかけたのである。

そして彼らの吉岡聖恵ちゃんの唄声に魅せられている私は、
肝要のテレビ小説の『ゲゲゲの女房』内容よりも、殆ど吉岡聖恵ちゃんの唄声を聴き、励まされた・・。
               

余談であるが、私は現役サラリーマンの時代は、あるレコード会社に長らく勤めた身であるが、
彼ら『いきものがかり』の専属契約先のレコード会社とは関係がないが、
良き音楽作品とアーティストに私が魅了された場合は、齢を重ねても絶賛する性格なので、綴った次第である。

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コメント (4)
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