夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときおり、一日を大切に過ごそう、と79歳の私は、心の中で呟(つぶや)き・・。

2024-04-07 13:35:20 | 喜寿の頃からの思い

樹木葬の墓地(埋葬地)を視察する旅路を一泊二日で、
訪れていた・・。

私たち夫婦は樹木葬の墓地(埋葬地)を仮予約した後、
元町港の街並みを散策した・・。


こうした中で、街通りに、扁額のような形で表現された文に、私は瞬時に深く魅了された・・。

            

まもなく歩くと、簡素な寺院が視え、浄土宗『潮音寺』ちょうおんじと読め、
この『潮音寺』が、
掲げて下さった、と私は理解した。
            
私はある民間会社に奮戦している50代の時、同僚が病死されたり、
そして知人は定年前の59歳で病死し、残されたご家族の心痛な思いが、
痛いほど理解させられたりしてきた・・。

           
やがて私は2004年(平成16年)の秋に定年退職した後、
多々の理由で年金生活を始め、やがて62歳の時、
現役時代の一時時期に交遊した友も、無念ながら病死したりした。

       
まもなく、知人のひとりの奥様が病死されて、
この知人は『おひとりさま』となり、私たちの多くは哀悼をしながらも、動顛してしまった。

こうした根底には、私たち世代の周囲の男性の多くは、60代で妻が夫より先に亡くなることは、
考えたこともなく、こうしたことがあるんだぁ、とこの人生の怜悧な遭遇に深く学んだりした。

                       
                                 
やがて私は高齢者入門の65歳を過ぎてから、心身ともに自立し健康的に生活できる期間の健康寿命は、
この当時は男性の平均としては71歳であり、平均寿命は男性の場合は80歳と知った時、
恥ずかしながら、うろたえたりした・・。

そして70代となれば、多くの人は体力の衰えを実感して、
75歳まではこれまでどおりの自立した生活ができるが、

80歳が見えてくる頃には、介護を必要とする御方も多くなり、
やがて80代後半では何らかの介護付き施設に入居する可能性が高くなる、
と専門家の人から数多く発言されている。

            
ここ5年は会社時代の少し先輩、或いは後輩の68歳が、
いずれも大病で、入退院を繰り返した後、この世を去ったり、

ご近所の私と同世代の知人が、突然に脳梗塞で死去されて、
数か月の先は誰しも解らない、冷厳なこの世の実態に、
私は震撼させられたりしてきた・・。

                      

私たち夫婦は、過ぎし2019年は私は入院を2回ばかり体験し、家内も初めて入院したりして、
退院後、ときおり私たち夫婦は、一日を大切に過ごそう、とお互いに言い交したりしている。

この後、幸運にも私たち夫婦は、再発もせずに今日を迎えている・・。

しかしながら、
健康寿命、やがて逝去も余りにも格差がある、と私は思い馳せたりし、
ときおり、一日を大切に過ごそう、と79歳の私は、心の中で呟(つぶや)いたりしている。

コメント
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