《・・毎日のように使用する人も多い洗濯機ですが、
使い方を間違えると、イヤな臭いやカビの原因になってしまうこともあります。
今回は、「洗濯機を使用した後、フタはどのようにしておくべきか」という疑問に、
家電エバンジェリストで「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志が解説します。
(今回の質問)
洗濯機を使ったあと、フタは開けておくべきですか?
それとも閉めておくべきですか?
(回答)
縦型の場合、
洗濯してからしばらくはフタを開けておくことをおすすめします。
ドラム式洗濯乾燥機の場合は、
洗濯から乾燥まで行えばフタを開けておく必要はないです。
どういうことなのか、以下で詳しく解説します。
◆縦型は、カビの繁殖を防ぐために、フタを開けて乾燥させましょう
洗濯機は、中に入れた衣類を水と洗剤を使って洗うため、
洗濯後にどうしても水分が残ってしまいます。
このような状態でカビの繁殖を防ぐためには、
洗濯機の内部を十分に乾燥させる必要があります。
洗濯乾燥機の乾燥機能を使う必要はありませんが、
フタを開けておくことで湿気を飛ばし、十分に乾かすことをおすすめします。
◆ドラム式洗濯乾燥機の場合、
洗濯から乾燥まで行えばフタを開けておく必要はありません。
洗濯した後は、少なくとも3~4時間程度は、
フタを開けておいた方がいいのではないかと思います。
毎日洗濯をされる家庭なら、フタを開けっぱなしにしていてもいいでしょう。
子どもが入ったり猫などのペットが入ったりしてしまう危険性がある、
ものが落ちるのを防ぎたい、
不格好なので閉めておきたいというのであれば閉めておいてももちろんOKです。
ただし、洗濯槽内が乾きにくくなるため、
カビが繁殖するリスクは高まるというのを覚えておいてください。
◆カビが生えた場合にはクリーナーで槽洗浄をですが、
水を使って洗濯する以上、
フタを開けておいてもカビが繁殖するリスクはゼロにはなりません。
糸くずフィルターにホコリなどが入ったままだとカビやすいですし、
洗濯槽の裏側には、どうしてもカビが繁殖するリスクがあります。
毎回十分に乾燥させてもカビが生えてしまうことはあるので、
少しカビっぽいニオイが気になる場合は、
洗濯槽クリーナーなどを使って槽洗浄を行うことをおすすめします。・・》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。