先程、ときおり愛読している【 日刊ゲンダイヘネスケア】を見ている中で、
『 認知症終末期の親が誤嚥しないための食事介助法は? 』、
と題された見出しを見たりした。
こうした中、私は朝食、夕食の時、家内と共に頂いているが、
私は亡き母の遺伝を素直に受け継いだ為か、男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したりしている。
食物が食道へ入るべきものが、気管に入ってしまうらしく、
一分ぐらい、むせたり咳き込んだりすることがある。
こうした時、家内は
『高齢者になると誤嚥(ごえん)になる人が多いから、気を付けてねぇ・・』
と私は言われたりしている。
私は70歳のなる前の頃までは、こうした体験がなく、
やはり高齢者になると、食べ物がのみ込む力の嚥下(えんげ)の力が衰えたのかしら、
と戸惑いながら不安を秘めたりしている。
と私に微苦笑しながら言ったりしてきた。

少しばかり体験をしてきたので、やはり注意1秒で食べる時、お茶を飲む時は、
ゆっくりと頂くことが肝要だなぁ・・と思い深めてきた・・。
一歩間違えると死のリスクがあると学んだりしてきた・・。
これから晩年期を迎え、私たち夫婦は誤嚥しないための食事介助法、
真摯に学びたく、記事を読んだりした・・。
家族による食事介助が必要になります。
その際、注意したいのが「誤嚥(ごえん)性肺炎」です。
認知症により脳の萎縮が進むと、 認知症終末期になると、自力で食事を取ることが難しくなり、嚥下機能が障害されて、
食物をうまくのみ込めなくなります。
通常であれば、水分や食物が誤って気管に入る「誤嚥」が起こると、
その後、咳反射が誘発されて、気管内から食物を喀出(かくしゅつ)しようとしますが、
認知症が進行するにつれ咳反射も低下していきます。
また、誤嚥しても、咳が起こらないことを「不顕性誤嚥」と言い、
このような状態で、食物や口腔内の細菌が気管から肺に入り込むと、
誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなります。

ある50代の男性は、認知症終末期の父親を自宅で介護していて、
1年ほど前から食事の介助を始めたといいます。
メニューは、おかゆや軟らかくつぶした食事で、
スプーンですくって、口元に近づけると、しっかりと食べてくれていたそうです。
しかし、次第に食後に痰(たん)が増え、
原因不明の微熱が続くため、訪問診療を依頼されました。
嚥下診察を行い、嚥下の精密な検査を実施すると、
水分で不顕性誤嚥を起こしていたので、次のような工夫をお伝えしました。
まず、誤嚥を防ぐために、水分には、とろみをつけ、
おかゆや茶碗蒸しなど軟らかくてまとまりがあり、のみ込みやすい食事メニューを心掛けてください。
患者さんによっては、とろみをあまり受け付けない方も少なくないので、
その場合には、本人が好んで食べられるゼリーなどで、代用しても構いません。
次に、食事中の姿勢も重要です。
顎が上を向いて、頭が後方へのけ反ると、誤嚥しやすくなります。
食事介助中は、顎が上を向かないよう介助者は、
本人と目線を合わせ、軽く顎を引いた状態を維持してください。
また、認知症終末期の方は、
うとうとした状態が続く傾眠傾向が見られやすいので、
食事の時間は朝昼晩こだわらず、本人の覚醒状態に合わせた食事の時間を設けることが大切です。
食べ残しがないよう不織布ガーゼや口腔ケア用のウエットシートで
口の中をよく拭いたり、歯が残っている人であれば日頃からしっかりと歯磨きをして、
口の中の清潔を保ちましょう。
これらの工夫により、最期まで口から食べられることができました。
この男性は、「食事介助が父親とのコミュニケーションツールとして
最期まで続けることができて良かった」と、晴れやかな表情で語ってくれました。
認知症終末期の誤嚥を完全に防ぐのは難しいですが、
肺炎球菌ワクチンを接種したり、咳の力を強化する呼吸のリハビリを受けるなど、
誤嚥しても誤嚥性肺炎にならないような対策を行えるといいでしょう。
▽深津ひかり(ふかつ・ひかり)
2006年岡山大学歯学部卒業、2012年3月大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能治療学講座卒業、
同年4月同大歯学部付属病院顎口腔機能治療部勤務を経て、現在はふかつ歯科に勤務。 ・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
今回、顎口腔機能治療専門部の深津ひかりさんより、誤嚥を防ぐために、
多岐に及び方法、懇切丁寧な解説を私は学び、多々教示を受けたりした・・。
いつの日にか私たち夫婦が晩年期を迎え、
どちらかが食事介助になってしまった時、こうした具体的な方法で、
実践できれば・・教示を受けたりした。
そして今でも、今回学んだ《・・食事中の姿勢・・
顎が上を向いて、頭が後方へのけ反ると、誤嚥しやすくなります。・・》、
私も注意して、《・・軽く顎を引いた状態を維持して・・》食事をしょう、
と改めて決意している。