☆正しいケアでレンズもフレームも長持ち
お気に入りの眼鏡は、少しでも長持ちさせたいもの。
でも、間違ったお手入れをしていると、眼鏡の寿命を縮めてしまうことがあります。
普段何気なくやっていることが、実はNGなんてことも・・・。
正しいお手入れ方法を知って、大切な眼鏡を長持ちさせましょう。
☆やってしまいがちな「実はNG」のお手入れ
デザインやフィット感がお気に入りの眼鏡は、長く大切に使いたいもの。
でも、何気なくやってしまいがちな、良くないお手入れが原因で、
眼鏡の寿命が短くなることもあります。
たとえばレンズが汚れたとき、ついハンカチや服で、
拭いてしまっていませんか?
眼鏡のレンズは繊細なので、ハンカチや服など繊維の荒い布で拭いてしまうと
細かな傷がついてしまいます。
また、汚れが気になったからといって、いきなり乾拭きするのもNG。
レンズについたゴミや花粉も一緒にこすることになり、
レンズを傷つけてしまいます。
他にも、お湯で眼鏡を洗うのも、避けたいお手入れの一つ。
眼鏡のレンズやフレームは、熱に弱いので、
お湯で洗うとレンズのコーティングが剥がれたり、
フレームが変形するリスクがあります。
お風呂やサウナに入るときは、眼鏡を持ち込まないように気をつけましょう。
☆これが正解!眼鏡の正しいお手入れ方法
眼鏡は、正しくお手入れをしていれば、長く快適に使っていけます。
まずは正しいお手入れ方法を確認してみましょう。
<眼鏡の正しいお手入れ方法>
1.レンズからフレームまで、常温の水道水で洗い流します。
水で洗うことで、細かなゴミや花粉まで落とすことができます。
2.眼鏡が濡れた状態のまま、レンズクリーナーを吹きかけます。
レンズの表と裏、フレームまでしっかりと吹きかけるのがポイント。
3.指の腹を使ってクリーナーを全体に伸ばしていきます。
鼻パッドやフレームの耳かけ部分などは、意外と汚れやすい部分。
こうしたパーツにも、しっかりとクリーナーが行き渡るようにしましょう。
4.ティッシュを軽く押し当てるようにしてクリーナーを吸い取ります。
こするように拭くと、ティッシュの繊維が残りやすくなるので気をつけて。
クリーナーごと汚れを吸い取るイメージです。
5.仕上げに眼鏡拭きでレンズとフレームを拭き上げます。
できれば1日に1回、上記の手順でお手入れをするのが理想。
眼鏡クリーナーが手元にない場合は、ひとまず水洗いで汚れを落としてから
ティッシュなどで水分を吸い取り、眼鏡拭きで拭き上げましょう。
こうした正しいお手入れに加え、
半年に1回ペースで眼鏡専門店にて、クリーニングをすればなお安心。
クリーニングのついでにフィット感や度数をチェックしてもらえば、
長く快適に眼鏡を使っていけますよ。
☆眼鏡を買い替える適切なタイミングはいつ?
正しいケアは眼鏡を長持ちさせる基本ですが、
とは言え、どんな眼鏡にも寿命はあります。
眼鏡の寿命は、一般的に2~3年と言われます。
直接肌に触れることから、皮脂や汗の影響を受けやすいフレームは、
クリーニングをしても、パーツの黄ばみや汚れが取れなくなってきたら、
買い替えのサイン。
かけたときにフィットしにくいなどの変化も、
フレーム買い替えのタイミングといえます。
一方でレンズは、しっかりお手入れをしても、
汚れが取れにくくなってきたら、傷がついているサインです。
買い替えを検討しましょう。
また、レンズの傷は大丈夫でも、夜の光や信号機が滲んで見えたり、
新聞やスマホの文字が、ぼやけて見えるなどの見えにくさがあるなら、
度数が合わなくなっている可能性があります。
特に40歳以上は、老眼によって視力が変化しやすいため、
定期的に眼鏡専門店で度数をチェックしてもらいましょう。
見えにくさや、かけたときの違和感を放っておくと、
目に負担がかかって眼精疲労が溜まる原因になります。
目の健康のためにも、まずは日頃から正しいお手入れを心がけ、
使い心地や見え方に変化があれば、適切に眼鏡を買い替えていきましょう。
取材協力:眼鏡市場
ハルメク365編集部・・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。