夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『長月』の9月、つたない私は改めて時候を思い馳せれば・・。

2011-09-19 22:20:24 | 定年後の思い
春、夏、秋、冬の季節に恵まれた日本の各地に於いて、
古来より、その時節に応じた時候が育(はぐく)まれてきたが、
それぞれの人の思い重ねた感性で、
封書に入れた手紙や簡略な葉書が認(したた)められてきた・・。

私は齢ばかり重ねた66歳の身であるが、
屈折した半生を歩んだ拙(つたな)い身なので、
ときおり時候に戸惑う時がある。


先ほどから長月の9月の時候をぼんやりと思いながら、
脳裏から言葉が中々舞い降りてこず、やむなく調べたりしていた。


◎秋色は次第に濃くなって

◎一雨ごとに秋気が深まります。

◎木の葉もそよぎにも涼気を覚える頃

◎月の光も色ももうすっかり秋です。

◎秋照りに稲の穂は次第に熟し


●天高く馬肥ゆる秋

●初秋の空もさわやかな季節

●ぶどうの味覚も秋が感じられる昨今

●秋の色がしだいに深さをまして

●そぞろ涼風の立つころ


前記の◎印は、鑓田研一・著の『手紙百科』(大泉書店)で、
私が東京オリンピックが開催された1964〈昭和39〉年の秋頃に購入した本であった。
10数が記載されていたが、私なりに魅了された時候のことばである。

後記の●印は、私の定年退職の2004〈平成16〉年の秋を過ぎた頃に、
郵便局に置いてあった栞(しおり)のような小さな紙で印刷され、
7つのことばから、選定させていただいた。

私は40数年の間に、日本の各地は大きく変貌したのであるが、
それぞれの日本人の発露された言葉は、余り変わらないことに、
改めて気付き、安堵したりしたのである。


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