夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

和田秀樹・医師、女80代は前向きに生きていく、男性の80歳の私は学び、微笑み・・。

2025-02-09 15:47:42 | 傘寿からの思い

こうした中、高齢者医療の専門家の和田秀樹・医師の寄稿文と知り、
私はここ5年ぐらい書物を購読したり、或いはネットで配信された寄稿文を学び、
多々教示され、敬愛を深めている御方のひとりである・・。


今回、《・・〈女80歳〉お金持ちでも寂しい人と、お金がなくても幸せな人の違い・・》、
私の妹ふたりは78歳、76歳、家内は75歳で、
いずれも後期高齢者の身であるので、これからの晩秋期を迎えるので、
真摯に
、学びたく、記事を読んでしまった。

無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・

婦人公論.jp
積極的に生きていく(写真提供:Photo AC)

「60歳の壁を超えると、女性は元気になり、男性は萎んでいく」。
女80歳、もう年だからと、自分を抑えるのではなく
「あれもしたい、これもしたい」と積極的に生きてみませんか。

ベストセラー『80歳の壁』の著者である高齢者専門の精神科医・和田秀樹さんによると、
夫や子ども、世間体からやっと自由になれる高齢期こそ、
女性の幸せのピーク《幸齢期》だと言います。

最新作『女80歳の壁』より、楽しく壁を乗り越える秘訣を紹介します。

☆毎日を/生き切った/先の大往生

私は患者さんにも、次のように言ってきました。

「年をとっても、ファッショナブルに生きましょうね」、
「推し活も、ホストクラブもどんどんやればいいんです」、
「シャネルもグッチも幸齢女子が持つことで価値が出る」

「もう年だから、あれをしちゃダメ」と自分を抑えるのではなく、
「もう年だから、あれもしたい、これもしたい」と積極的に生きたらいいのです。

大往生という言葉から、みなさんはどんな様子を連想しますか?
苦しまずに眠るように、安らかに死んでいくことでしょうか。

病死や事故ではなく、老衰によって死を迎えることでしょうか。
そもそも、みなさんは大往生がしたいでしょうか?

日本人の平均寿命は、男性が81.05歳、女性が87.09歳です
(2022年、厚生労働省調べ)。
ところが、日本人の健康寿命は、これよりずっと低く、
男性は72.68歳、女性は75.38歳です。

つまり、男性はおよそ9年間、女性は12年間を「不健康」な状態で生きている、
というイメージが定着しています。

多くの人が大往生を望むのは、この「不健康寿命」を意識してのことかもしれませんね。

ではどうしたら、大往生ができるのでしょう。
「大往生の薬」なるものがあればいいのですが、残念ながらありません。

でも「大往生の秘訣」はあります。
それは「老いを受け入れる」ということです。

「もう年だ」と自覚したうえで、「だから**するんだ」と積極的に生きていく。

そうやって、日一日と重ねた先に、大往生があるのだと思います。


☆幸・不幸/決められるのは/貴女だけ

大往生をしたいと思うのに、大往生ができない人――。

その原因は、自分の「心理」にあることが多いのです。

例えば、疑い深い人は、好きな相手ができても
「こんなおばあちゃんを好きになるはずがない。
お金目当てなんだろうな」などと思ってしまいます。

嫉妬心が強い人もそう。
「お友だちの家には、孫がしょっちゅう来るのに、うちには全然。
きっと私は嫌われてるんだ」などと考えがちです。

自分の人生を、自分で寂しくしてしまっているわけです。

ノーベル経済学賞を受賞した行動経済学者のダニエル・カーネマンは、次のように言っています。
「人間の幸せは、参照点で決まる」と。

参照点というのは、人が何を基準に「幸せ・不幸せ」を判断するか、という点のことです。

例えば、100億円を持ってる人は「100億円」が参照点になるので、
1万円でも損したら、不幸な気持ちになります。

ところが、1万円しか持っていない人は、
100円を拾っただけでも、めちゃくちゃ幸せな気分になります。

つまり「参照点より、上か下かで幸せが決まる」と、カーネマンさんは言っているのです。
幸齢の方に、この理論を当てはめると「ああ確かに」と、納得できます。

例えば、大企業の社長だった人が、
入居金3億円、月額50万円の豪華な老人ホームに入りました。
でも、文句ばかり言っています。

「なんだ、この狭い部屋は。
社長時代は、いつも料亭で食事してたのに。
スタッフも、俺を老人扱いしやがって」と。
社長時代の生活が参照点になっているので、不幸に思ってしまうのです。

ところが、お金の苦労をし、満足な生活ができなかった人は、
特別養護老人ホームに入っても、幸せを感じます。

「3品も、おかずがつくのよ。
温かいベッドで眠れて、スタッフの人も話を聞いてくれるの。
こんな幸せになっていいのかしらね」と。

幸・不幸は、自分の考え方次第なのです。

参照点が高ければ、どんなに幸せな状況でも「不幸せ」と感じます。
反対に、参照点が低ければ、世間的には不幸と見なされる状況でも、
「幸せ」と感じるのです。

女80歳の壁』(著:和田秀樹/幻冬舎)
 

☆「まあ、いいか」/受け入れちゃえば/楽になる

「ま、いいか」と、さまざまなことを受け入れて生きる――。

年をとるということは、体の機能が衰えていくことでもあります。
「まだまだ自分はできる」と、老いに抗(あらが)うことは大事です。

でも、意地を張れば、つらくもなります。
だったら「ま、いいか」と受け入れてみるのも、選択肢としては、ありだと思うのです。

 

じっさいに、「ま、いいか。杖を使ってみようかな」とか
「ま、いいか。補聴器をしてみようかな」と、
柔軟に、ひょうひょうとして生きられる人のほうが、
アクティビティ(活動力・行動力)は高い傾向にあります。

柔軟に生きる(写真提供:Photo AC)

例えば、車いすに乗ると、とても楽なことがわかります。
紙パンツをはくと、外出先でのトイレの心配がなくなります。

すると、思い切って出かけられるようになる。
人生の幅が広がるのです。難しいことではありません。
「ま、いいか」と思うだけです。

もし失敗しても「ま、いいか」と笑い飛ばす。

要は心の余裕です。
人生経験の豊かな幸齢者だからこそ、「ま、いいか」という余裕が持てるのです。

※本稿は『女80歳の壁』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。


女80歳の壁』(著:和田秀樹/幻冬舎)

「夫の世話・介護からくるストレスや負荷」、
「骨粗しょう症による骨折で歩けなくなる」、
「家族を亡くしたさみしさでうつになる」


「女80歳の壁」を、80歳以上でいきいきしている「幸齢女子」は、どう乗り超えているのか?
その最強の方法は、とにかく肉を食べること、好きなことだけをして生きること。

高齢期を楽しみ尽くすための生活習慣を詳細に解説。

和田秀樹和田秀樹 
 
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。



今回、高齢者医療の専門家の和田秀樹・医師
より、
《・・80歳以上で、いきいきしている「幸齢女子」は、
どう乗り超えて、すごしているか・・》、

80歳の男性の私は、具体的に解説を学びながら、微笑んだりした・・。

私はここ5年ぐらい書物を購読したり、或いはネットで配信された寄稿文を学び、
多々教示され、敬愛を深めている御方のひとりである。

《・・
幸・不幸は、自分の考え方次第なのです。

参照点が高ければ、どんなに幸せな状況でも「不幸せ」と感じます。
反対に、参照点が低ければ、世間的には不幸と見なされる状況でも、
「幸せ」と感じるのです。
・・》



こうした人生の哲学を学び、何事もプラス思考で過ごせば、
定年退職時まで敗残者のような人生航路を歩んだ私でも、
ささやかな年金生活を多彩に享受している・・。


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