夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

今夏、日本の各地で節電が予測される今、無力な私は『傷だらけの人生』の歌に思いを重ね・・。

2012-04-24 14:14:31 | 時事【社会】
今朝、私はいつものように読売新聞の朝刊を読んでいたら、
トップ面の見出しとして、
《 電力3社 供給力不足
          需給見通し 関電は16% 》
と大きく明記され、この記事を私は精読した。

そして政府は23日、電力9社がまとめた今夏の電力需給見通しを公表した結果として、
北海道電力、関西電力、九州電力は、供給力不足と解り、
節電が余儀なくされ、最悪の場合は停電になるのかしら、と私は思ったりした。

この記事とほぼ同一の記事は、
読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】でも掲載されていたので、
無断ながら転載させて頂く。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120423-OYT1T01444.htm
【YOMIURI ONLINE】<==《 今夏の電力、関電など3社不足…東電は余裕あり 》

私は恥ずかしながら政治、経済にも疎(うと)く、
中小業の民間会社に勤めた年金生活の67歳の身であるが、
政治は混迷を増し、経済は衰退し、社会も益々劣化をしている現状ぐらいは、
少し解る程度の無力なひとりである。

今回の電力の問題は、もとより福島原発の多大な根源をなすものであり、
日本列島に点在している原発に対して、直面する問題、中期と長期の課題を
政府をはじめ、与野党の議員諸兄諸姉が、保安院、電力会社などと迅速に協議し、
自治体、そして肝要な住民に対して、具体的な提示が出来なかったことに、更に混迷をしている。

このような状況下、クリーン・エネルギーで賄(まかな)えるなとの諸問題も公言されたり、
原発の周辺の住民の思惑もからみ、益々混迷を深めている。

今回の記事は、日本の経済を程ほど安定した成長をさせる為には、
直面としては、やむなく原発の再稼働の必要性があることが背景として感じられる。

こうしたことは政府として、国民に対して恫喝か、或いは真摯な提示なのか、私は困惑している。
このことは、国民の多くが政府に対して、ここ数年、余りにも不信な出来事が多く感じられ、
このことが最大の問題点であり、
政府も国民も不幸な状況となっている。

このようなことを無力な私は、ぼんやりと考えたりした・・。

そして、不謹慎か、或いは少しボケてきたのか解らないが、ひとつの歌に思いを重ねてしまったのである。

♪古い奴だとお思いでしょうが、
 古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。
 どこに新しいものがございましょう。
 生れた土地は荒れ放題、今の世の中、 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。

 何から何まで 真っ暗闇よ
 筋の通らぬ ことばかり
 右を向いても 左を見ても
 馬鹿と阿呆(あほう)の 絡み合い
 どこに男の 夢がある

【『傷だらけの人生』 作詞・藤田まさと 作曲・吉田 正 】

長々と無断で引用させて頂ただいたが、私が20代のなかば、俳優の鶴田浩二さんが唄った歌である。

そして1970〈昭和45)年の師走に発売され、翌年の春まで街に流れていた曲であるが、
あの頃は少なくとも、昨今より遙かに明日が観えていた日本、そして欧米であった、
と深く感じたりしている。

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