一昨日、国王が狩りを楽しんでおりますと、道端には『錨草(イカリソウ)』が咲いておりました。この「イカリソウ」は、漢方では「淫羊霍(インヨウカク)」などと称されておりまして、少量ではありますが、いわゆる「バイ・アグラ」と同じ成分が含まれているとか。これを食した羊♂が、急に元気になったという故事に由来するもののようであります。
これを上等の酒に漬けること1ヶ月余りの後、草を布で濾し氷砂糖を加え、猪口で毎日、チビリチビリと嗜みますと、老人♂も元気に成るとか成らないとか
信じるものは救われるのであります。エヘン。ちなみに、老人の健忘症にも効果があると言われるようで、ワラシも試して結果報告をいたしましょうか^^;
このように、野にも山にも恵みは満載の春でありますが、
ふと頭上の枝先を見ますと、何やら見知らぬ甲虫が止まっております。正直なところ名前が分りません。甲虫目では、全世界で35万種分類されているそうで、私が見つけたこの虫も当然、昆虫分類学者によって正式な学名が付いているはずなのです。しかしながら、この虫の正式な名前を知ったところで、日常生活には何の役に立ちませんので、国王は勝手に名付け親となり、例えば「セグロテンテンムシ」であるとか、「ツートンツーハムシ」などと名前を付けてあげます。高名な学者に名を付けていただいても、夢屋国王が命名しても、この虫の生活には一切影響を及ぼさないのでありまして、お互い様なのであります。絶対に大学受験の問題には出題されませんので、良い子のみなさんも勝手に好きな名前を付けてあげましょう^^;