その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋探偵(かた焼き)

2013-03-04 07:20:47 | 夢屋探偵

他所様からすれば他愛の無いことでも、当の本人からすれば運が良かったと思えることがあるものです。チョットしたタイミングの違いで一日が大きく変わってしまう。(いやいや、他所様からすれば、そんなに重要な事ではありませんから^^;)
日曜日の朝、『夢屋国王』は伸びきった髪の毛を切りに床屋に出掛ける。本当は土曜日に出掛けるところだったのだが留守番をするハメになり、明日行けば良いさと日曜になったのであります。ただ心配事がひとつ…床屋さんの定休日が第3週日曜日(家庭の日)と定められており、第1週か第2週のいずれかがもうひとつの休日の定休日だったはず。彼是50年近く通い続けている床屋さんに出掛けたのでありますが、案の定、定番のクルクル回る赤と青の看板に電気が入っておりません。(定休日の証拠)しかし、店舗を覗いてみますと先客がひとり、丁度、ざっくりと頭の周囲を切り揃えたところであります。「もう一寸かかるよねぇ?」「ああ!」そんな会話を交わして、何の不安も覚えず近所の書店に車を走らせる。「剛力彩芽さん」のファンということもないのですが、この週末に「ビブリア古書堂の事件手帖」にハマってしまい2~4巻を買い込んだのであります。10時開店の店に9時55分に入店し、「良いですか?」「ええ!」万事こんな調子であります。
午前中は気になる第2巻を読み進み、昼ご飯を食べて時間調整をした上で床屋に向かう…既に80歳を超えた床屋の店主が駐車場の雪を片付けており、どこか(恐らくパチンコであろうが…)に出掛けようとするところに出くわす。「今日は休みですよねぇ?」「いいよ、いいよ。今鍵開けるから!」定休日に床屋に滑り込み、伸びきった髪を揃えてもらう。まぁ、田舎の商店の良いところというか、理容組合制定の定休日も裏口入学が通用してしまうのであります。整髪が終わったところで定休日の来訪を侘びお礼を言って店を出る。その足で生産組織の必要書類を届けるために会長宅に向かうと、丁度家人が用足しを終えて帰宅したところ…1~2分違えば出直さなければならないところであります。
おお、何と今日はタイミングの良い日なのだろうか…ええ、ええ、どうです、他所様には実に他愛の無い「運の良い話」でありましょう?
お陰様で『夢屋国王』は、かた焼きせんべいを食べながら「ビブリア古書堂」を3巻まで読み進めたのであります。何と平穏な日曜日でありましょうか…^^;

コメント
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