「頭から埃被ったから、ひと風呂浴びてくら~!」
11月(霜月)となり、今年も残すところ2ヶ月…その名の通りいつ「霜」が降りても不思議ではない季節となりました。キャベツやハクサイは大丈夫だけれど、「山形青菜」は外葉から枯れていき、「長ネギ」は霜が度重なると緑の葉が溶けてくる。「青菜」を加工に回すと㎏当たり50円、直売所では「おみ漬け、浅漬け」用に㎏当たり200円で出荷しているので価格差4倍…どちらに出すかと言えば自明のことのように思えるのだけれど、畑の「青菜」を全て直売所で売り切るという訳にもいかない。もさもさしていると『虻蜂取らず』、折角大きくなって目方が増した外葉を欠いてから出荷しなければいけなくなるから頃合いというものが重要だと考えている。(加工用は、泥を落とすための洗浄作業を省けるから楽と言えば楽なんでありますが…神経質な『おやじぃ』は、それでも軽く根元を洗っている^^;)霜注意報が出てからでは大慌てしなければいけないので、今日、コンテナに2つ、20kgを出してみたものの、これで1,000円…やっぱり間尺に合わないわねぇ(笑)
「今年で田んぼは止めにしなよ…」と言ったものの
さて、寒くなると動かなくなる相方『チャオちゃん』であるから、「明日から1週間雨模様だから、サッサと作業小屋を片付けようよ。」と尻を叩き、彼は素直に、そして、丁寧に掃除を始めた。『今年で最後だから』という思いが込み上げてくる。が、しか~し、「来年1年だけ、すけでくれ。(手伝ってくれ)」ですと…「ダメダメ、オレが身体を壊してしまう。」「いやいや、お前はまだ若いから。」と押し問答が続く^^; 「ならば、片付けが終わったら医者に行け、行かなければ手伝わない。」と最後の切り札を出した『おやじぃ』である。彼は『肺がんである』と勝手に診断してあげているから、医者嫌いの彼への最後通告でありますよ^^;
はてさて、一昨日、ようやく米代金が入金され、手書きの仕切り伝票が届いて驚いた。「超過のはえぬき1俵、1等米19,000円」と電話で確認したつもりであるけれど、伝票の金額は18,000円?遂に聞き間違いをするようになってしまったかぁ?でも変である。出荷先でも19,000円の前提で事務員さんと会話をしていたつもりである。ここは冷静に、冷静に…事務所に出向いて価格を確認してみましたが「ウチは18,000円で買い上げています。」「ならば、オラの聞き間違いだわなぁ。1袋(30kg)9,000円と言ったのを1俵(60kg)19,000円と聞き違えたのかも知れない。」と引き下がると「私も言い間違えたかも知れません。」とのこと…何が変である。確か「19,000円」と言ったときの口ごもった言い方、屑米を買い取るときの「(㎏)100円でいいですか?」といういつもとは違う下からの物言い…いつもは、質が悪いから60円とか80円とか、上からの物言いをするのに、今年はやけに物腰が低いのである。「口頭や手書き伝票というのは、不信感が増すから改めた方が良いですよ。」とだけ伝えて引き下がったのだけれど、別案件の送金事務が残っていて、夕方通帳を見て驚いた…差額が入金されていたのである。ペテン師たちの集団だわねぇ^^; このお金、ダマシに掛かった差額かね?、それとも、謝罪・口止めのお金かね?むしろ不信感が増幅したのでありますよ(笑)
朝は「ジャックオートースト」…完成度が低い^^;
そもそも「食管法」で取り締られていた頃は、彼らは「雑穀商」として『暗躍』し、ひと財産を築いた方々である。煎餅や麺類の原材料としての「屑米」が主な取引であるはずなのに、農家の余剰米を買い集め、いわゆる『闇』で流したのである。今ではお米の選別機について「LL網」を使うように推奨・指示されているけれど、質の良い屑米は、「L網」「M網」で選別し直し、『お徳用米』としてスーパーあたりで取引される。そうした商売の『旨み』は、いつまで経っても手放せないようである。
農水省は、新米が出回れば価格が下がると呑気な談話を公表しているが、流通量が戻っても価格が下がっていないんじゃないのかい?だってさぁ、農家の手元を30kg1袋9,000円で出て行った米が、集荷業者が経営する店舗で5,000円付加されて、14,000円で平然と売られているんだよ^^; 今回、備蓄米を放出しなかったのも、巨大商社の利益を守るためとも思えてくる…世の中『欺瞞』と『ペテン』の横行だわさ(笑)
ちなみに、『ペテン』とは中国語由来の言葉という説もあるようですが、由来は不明なようであります。