天気が良いので、コーヒーを淹れて…まったりと
小春日和に、こんな暮らしが続けられるのであれば、『お百姓さん稼業』も悪くない^^; 天気も良し、ハウスの中はぽっかぽか、『イレギュラーコーヒー』も香り高く、何より試験栽培(越冬実験)の作物が順調に育っているから…。「そろそろハウスのサイドを塞ごうかねぇ…薪ストーブを持ち込んで晴れた冬の日はここで過ごそうか。」「いやいや、その前に庭木の雪囲いをしなきゃぁねぇ。」「それから、畑の残渣もそろそろ片付けなければ…。」「出荷するだけでなく、山形青菜も自分用に塩漬けしなければ…」「それからそれから、今日も出荷用の野菜を収穫しなければねぇ…。」etc. どこが「まったりと」じゃい! 頭の中は、次の仕事のことで一杯いっぱいじゃないかい^^;
まぁ、ツライ仕事は、長男『ポン太郎くん』に丸投げすれば良いじゃないか…残念、今日は土曜日、我が社は『ホワイト企業』を名乗っており、『公務員並みの給料は出せないが、公務員並みの休みだけは与える。』を社是としているから、土曜日に超過勤務を命ずる訳にはいかないのだよ…結局、農場長が積み残った仕事をこなすことになる…経営者は裁量労働制だから、いくら働いても労基法には抵触しないんだって(笑)
今期、最大量4.0kgの「85日はくさい」…
さて、スーパーでの主流は、4分の1カット(この前は8分の1というカットサイズに驚いた^^;)今期は、きゅうりもハクサイもお高いから…それだけが理由じゃないな!今風の方々は「浅漬け」なんてしないだろうし、「使い切り」をヨシとする風潮があるようだから、ビッグサイズを同じ値段で並べても驚くことはあっても手を出してくれない。(お年寄りたちは、まだまだ安いと手を出してくれますが^^;)かつて『90日ハクサイ』と言われた大きいサイズのハクサイは、茎に包丁目を入れて、天日で少し乾燥させ冬用に保存したものであるが、今では、年中ハクサイを買えるから(少々高くてもね^^;)保存用に買い置きしようなどという方が珍しい。これまた『博打』のようなもので、まとめ買いした時のお値段が、冬場に流通量が減って高くなっているということもそうそうある訳でもない。第一、外葉が萎れ、枯れて捨てることを考えれば、必要とする時々に買った方が良いのでありますよ。
今夜は『何もない宣言』の『ノロ社長』…
はてさて、「何も無くても」呑兵衛は、結局飲むのである^^; 第一、畑に行けば何かはある。安い豚肉の切り落とし(さらに2割引き^^;)が冷蔵庫に残っていたから、畑のネギとキムチ鍋の素でチャチャっと和えてみた。ピリ辛でビールもお酒もすすむ君。
おお、おお、朝のモーニングコーヒーと言い、晩餉の豚キムチと言い、『有るモノ』で人生を楽しむ…『無いモノ』を求めるから苦しく、惨めにも思えてくるのであって、『有るモノ』には結構恵まれているのである。(『貧乏暮らし』を謳歌していると豪語していた友人『ノロ社長』も、遂に朝の「塩むすび」に飽きてしまったらしい^^;)はて、モーニングコーヒー?コーヒーカップ?野口五郎さんの歌にそんな歌詞が出て来なかったっけ?ああ、ああ、あったあった。「あなたと揃いのモーニング・カップは、このまま誰かにあげよか~♪」…そうそう「甘い生活」…結局、別れ歌な^^; 「い~まで~は~♪ふたりか~らだ♪寄せても愛は哀しいぃ~♪」そうよ、そうよ、『無いモノ(愛)』など求めるから虚しくなるのよ。『有るモノ(厳しい仕打ち)』には恵まれているのだから、結婚とはそういうものであると達観すれば、それはそれで正しい(笑)
彼女がラ・フランスを送りたいと言っていた『東京の叔母さん』からは、「私の好きなモノだけを選んで詰めてくれてありがとう。」と最大限の賛辞を得たようである…貴女の旦那さんは、そういう心遣いの出来る人なんですよ(笑)