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昨日は、地球防衛の任務を「アメリカガメラ」に任せ、日本の将来を我が家の
息子「ポン太郎君」に委ね、畠苗代の水やりもせずにヘラ釣りに出かけました。
バチが当たったのか、釣果は伸びず、散々な一日となってしまいました。
先日、『岡ジャミ』の話に触れましたが、昨日、私を襲った「岡ジャミ」の
話題から…。『ジャミ』とは、魚釣りの用語で餌をつつく小魚を差します。
へら鮒の場合は、オイカワやクチボソ、時には、ワカサギなどを言いますが、
鯉釣りの場合は、マブナやニゴイなどを差す場合もあるようです。
総じて、本来の釣りの邪魔となる厄介な魚ということになります。
したがって、『岡ジャミ』とは、釣りを岡から邪魔する厄介な人間を差します。
昨日の「岡ジャミ第1号」は、この春、農協を退職したS.K.(55)さん。
やおら、私の背後に現れ、一声。「くわぁ~。これしか釣ってないのか?」
「山岸は、もう30枚出てるぞ…。向かい風で釣りに成らないべぇ…。」
「タナはもっと深くして底に着けろ…。」
「なんだ、このぼっこれ餌…。」
ピキーン!!私もついにキレて、場所を移動しました。
「岡ジャミ第2号」は、職場のS.R.(31)君。子どもを実家に寝付かせ岡ジャミ
戦線に参戦してきました。
「どうも~っシ!どうですか?」×「今日は全然だめだなぁ…。」
「山岸で、Y山は20枚位上げてましたよ。」
「カラツンですか?これから感嘆作るのも面倒臭いですしねぇ…。」
「ハリス詰めるのも勇気要りますよねぇ…。タナ下がったんじゃないですか?」
「そろそろ、子どもが起きる頃かなぁ…。んじゃ~がんばってください。」
さすがに、後輩なので酷いドクは吐きませんが、彼も最近、腕を上げ、暇な
時はこうして岡ジャミ戦線に参戦してきます。…「早よ、帰れ~。」
「岡ジャミ第3号」は、サイクリング中のおっさん。ガードレール越しに
覗き込んで、「ここ、何釣れるんですか?」×「へらぶな!!!」
「大きいんですか?」×「まぁまぁ。」
「ほんじゃ、がんばって~」
この辺りは、まだまだ、岡ジャミ戦線に慣れていないようで、ごく一般的な
興味本位の質問で、適当にあしらっておけば問題ありません。
「岡ジャミ第4号」これが難題でした。背後の道路上で、「パンパン」と音
がしたかと思うと、
「☆○※Ψ!!」
「これサカナ、ハイッテルカ?」
「ここ、ナニツレル?」…はぁ、中国人? 蛭沢湖も国際色豊かに成りました。
やおら、中国人のオヤジが私の隣にやってきて、大きな玉浮きとブドウ虫を
付けた仕掛けをドボン。
「あの…ねぇねぇ。エサが違うエサが…これこれ…。」
麩系の練りエサを見せながら、立ち去ることを期待しますが、意に介さず、
「ツッタ サカナ ドウスル」×「終わったら、放す。」×「ヒェ~。」
「コレ クワナイカ」 「コレ ウマクナイカ」×「食えないよ」
「サカナヤサンノ サカナトドコチガウ」×「身が柔らか過ぎてぶよぶよ」
(おもむろに我が腹をつまむ)
「クッタコトアルカ」×「食ったことは無いよ」
「☆○※Ψ!!」×早く立ち去ってくれ~; 日中友好に少々貢献しました。
「岡ジャミ第5号」これは常識はずれ…。
「すいませ~ん」×「はい」
「私の車バッテリー上がっちゃって、ケーブルも持ってないもんですから」
×「ごめんね、俺も持ってないよ…。」
「あなたの車のバッテリー外して、エンジン掛けさせてもらえませんか?」
×「勘弁してくれよぉ~。俺、釣り大会(例会)なの…。」
「そういうことは、売店で電話でもしてもらいなよ…。」
釣れない一日は、ざっとこんなものです。
同じバカなら、楽しまねば損々。使ってくださいな!