男たちの品格

女性の生き方に品格が問われるのであれば、男たちには男なりの生き方にたいする拘りがある。オヤジたちの溜まり場と化した『キャンプT』も昨夜は、北北西の風、風力３、少々荒れ模様の天候でありました。友人Tが、会社に辞表を叩きつけて来たらしい。体制に身をゆだね、流れるままに流されて、お給金を頂くだけのリーマンには、一度はやってみたい行動ではあるが、ついつい両手を擦り合わせている人生に「男の品格」など語る資格もないのであります。
一面を覆った雪は、あっという間に解け『オオイヌノフグリ』の花が、職場の庭にも咲き出しました。帰化植物であり在来の「イヌノフグリ」を駆逐してしまった植物ではありますが、「大きな犬のキ〇タマ」がその名の由来であります。
「男はチ〇ポが立たなくなったらお仕舞いよ…。」
「男は50歳が人生のターニングポイントなのら…。」
威勢の良い声も酔いとともに「キャンプT」の夜空に吸い込まれて行くのであります。安い割には口当たりが良くなった『角瓶黒ラベル』は、少々くたびれたオジさんたちにお似合いのお酒に仕上がってます。女優の「小雪」さんがハイボールを勧めてくれなくとも、ぶっかき氷のオンザロックが身体に染み渡れば、今日という日を忘れ、明日の王国建設に情熱を傾ける。お安い評価なんていらない、本物の「男たちの品格」を求める旅は、まだ先が長いのでありました。