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「ガマ」の穂で思い出すこと…
むか~し昔、『幻灯機』(今では「スライド映写機」も死語かしら?)というものがあった時代に、「因幡の白兎」のお話を見たような記憶があるのだけれど、もしかすると紙芝居だったかも知れない。哀れ白兎は、皮を剥ぎ取られ泣いているところを大黒さまに助けられ、ガマの穂にくるまってその傷を癒したのだとか…。素直な『夢屋少年』は、皮を丸ごと剥ぎ取られたウサギをイメージしたのだけれど、大人の常識人となった『おやじぃ』は、恐らく毛をむしり取られたか、傷ついた程度のウサギだったに違いないとまた下らないことを考え始めた^^;
はて、元々、ウサギはワニ(和邇)をだました悪い輩であるはずなのに、何故、大黒さまはウサギを助けたのだろうか?もしかすると、隠岐の島(淤岐島)のウサギ族が、因幡(稲羽)の地のワニ族と敵対関係にあったのかも知れない。大黒さま(大国主)は国造りの神とされているから、この地の有力な勢力であり、ウサギ族と手を結び、負傷兵の傷の手当方法を教えたのではなかろうかなんてね。確かに、ガマの穂(雄花の花粉)には、止血効果のある成分が含まれているらしい。神話の世界も、征服者側を称える筋書きになっているだろうから、大黒さまは、因幡のヤガミヒメと政略結婚して、目出度しめでたしなんてね…田んぼのガマの穂から妄想が広がっていく(笑)
今年の大豆の出来は…?
さて、自分の稲刈りは終了したものの、相方『チャオちゃん』の飯米の稲刈りがまだ残っている。週末まで天気が続きそうだから、何とか今日中に稲刈りを終わらせたい。(明日は葬式が入ってしまったもの…。)そんな訳で、田んぼに出掛けてみると『チャオちゃん』も草刈りに来ておりましたよ。(稲刈り前の草刈りって、一体何なんだ…水をかけても抜けるという栽培条件の悪さと体力が落ちて草刈りが出来ないという理由があるんですけれど。)ヒエの種なら選別機で落ちるんですが、ノエンドウの種だけは選別機で落ちないから、コンバインで刈り取る前に手で刈り取ってやらんといかん。
はてさて、昔は小さな田んぼでも、飯米と少量の出荷をしていたものでありますが、今では、4軒ほどの大規模農家と『チャオちゃん』と『おやじぃ』が残るのみ。『大黒さま』が大きな機械で刈り取っていく。大黒さまの大きな袋には、実は兄弟の荷物が入っていたんですってねぇ…ある意味、先陣を切った兄弟たちは、強引な手法で因幡の地の征服に失敗し、ウサギ族を懐柔した大黒さまが国造りに成功したのかも知れない。大きな流れに抗っていても仕方が無い。ガマの布団(蒲団)にくるまっていた方が楽なのかも知れないねぇ。『因幡の白兎』が実は悪者だった説…あら、オラたち悪者だったかしら(笑)
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